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公開番号2024003387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-15
出願番号2022102492
出願日2022-06-27
発明の名称帯電散布ヘッド
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人
主分類A62C 31/02 20060101AFI20240105BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】電極保持構造に滞留する液体による誘導電界の変動や絶縁破壊を抑制・防止可能とする。
【解決手段】帯電散布ヘッド10は、帯電液体粒子を散布するために液体粒子を放出するノズル部22を有する本体部12と、ノズル部22から放出された液体粒子を帯電させる誘導電極部24と、ノズル部22の放出側の空間に誘導電極部24を保持する電極保持構造25と、を備え、電極保持構造25は、内側に向かって張り出して形成され、誘導電極部24を保持する際に誘導電極部24に当接される端部に電極保持部2630が形成された張出部を備えた所定数のアーム部26を有し、アーム部26の張出部の所定位置に付着した液体を排液する液抜き構造として水抜き孔2650が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ノズル部から放出された液体粒子を電極保持構造により前記ノズル部の放出側の空間に位置するように保持された誘導電極部で帯電させた帯電液体粒子を散布対象領域へ散布する帯電散布ヘッドであって、
前記電極保持構造の所定部位に付着した液体を排液する液抜き構造が設けられたことを特徴とする帯電散布ヘッド。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
帯電液粒子を散布対象領域へ散布する帯電散布ヘッドであって、
前記帯電液体粒子を散布するために液体粒子を放出するノズル部を有する本体部と、
前記ノズル部から放出された前記液体粒子を帯電させる誘導電極部と、
前記ノズル部の放出側の空間に前記誘導電極部を保持する電極保持構造と、
を備え、
前記電極保持構造は、内側に向かって張り出して形成され、前記誘導電極部を保持する際に前記誘導電極部に当接される端部に電極保持部が形成された張出部を備えた所定数のアーム部を有し、
前記アーム部の前記張出部の所定位置に付着した液体を排液する液抜き構造が設けられたことを特徴とする帯電散布ヘッド。
【請求項3】
請求項2記載の帯電散布ヘッドにおいて、
前記液抜き構造は、前記張出部の所定位置に所定の方向に貫通して形成された液抜き孔であることを特徴とする帯電散布ヘッド。
【請求項4】
請求項3記載の帯電散布ヘッドにおいて、
前記液抜き孔は、前記ノズル部による液体粒子の放出方向に対応した所定の液抜き方向に貫通して形成されたことを特徴とする帯電散布ヘッド。
【請求項5】
請求項3記載の帯電散布ヘッドにおいて、
前記アーム部は、一端が前記本体部の流出側に取り付られ、他端に前記張出部の前記電極保持部が形成されたL字形状であり、
前記液抜き孔は、前記張出部の前記L字形状の内側コーナー部から前記L字形状の外側コーナー部に向けて貫通して形成されたことを特徴とする帯電散布ヘッド。
【請求項6】
請求項2記載の帯電散布ヘッドにおいて、
前記液抜き構造は、前記張出部の流入側の所定位置に形成された所定の屋根形状であることを特徴とする帯電散布ヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体粒子を帯電させて散布する帯電散布ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水等の液体の微粒子を帯電させて散布する帯電散布ヘッドにあっては、平均粒子径が10~300μmの帯電液体粒子を散布させることができ、散布対象区画となる例えば建物等の消火設備に設けられ、火災で発生した煙を散布した帯電液体粒子に電気的に吸着させることで消煙し、また帯電液体粒子が消火対象物に電気的に付着することで消火効率を高めることを可能とする。また、建物の解体現場等において空気中に浮遊した粉塵を帯電液体粒子に電気的に吸着させることで、粉塵を空気中から除去することを可能とする。
【0003】
図13は従来の帯電散布ヘッドの構造を断面図で示している。図13に示すように、帯電散布ヘッド100は、本体部120、水側電極部140、電極連結部160、液体導管部180、本体カバー部200、ノズル部220、誘導電極部240、アーム部260を有する電極保持構造を備える。
【0004】
ここで、図13の説明では、X-Y-Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、Y軸方向を帯電散布ヘッド100を通過する水の流通方向及び上下方向とし、X方向を左右方向とし、Z方向を前後方向とする。また、X方向における+X側を右側、-X側を左側とし、Y方向における+Y側を上側、-Y側を下側とし、Z方向における+Z側を前側、-Z側を後側とする。
【0005】
また、上下方向となるY軸方向は、ヘッド内を通過する水の流通方向となることから、上側となる+Y側を流入側といい、下側となる-Y側を流出側という場合がある。この点は本発明の実施形態となる図1~図12、図14におけるX-Y-Z方向においても同様となる。尚、X-Y-Z方向は散布対象領域での帯電散布ヘッド100の取付状態に応じ変わる相対的な方向である。
【0006】
本体部120、液体導管部180、本体カバー部200、ノズル部220及び電極保持構造は、例えばポリ塩化ビニル樹脂等の絶縁材質により製造された絶縁体である。水側電極部140及び電極連結部160は金属等の導電材質により製造された導電体である。
【0007】
本体部120の内部にはヘッド軸350方向(上下方向)に電極取付穴121が貫通して形成され、電極取付穴121に流出側から水側電極部140が嵌め込まれ、本体部120の流入側に形成された端子室124を介して本体部120に対して流入側から液体導管部180が嵌め込まれ、液体導管部180に電極連結部160を通して水側電極部140に電極連結部160がねじ込まれることで、水側電極部140を電極取付穴121に取付固定すると共に水側電極部140に液体導管部180を連結固定している。
【0008】
電極連結部160には複数のねじ穴164が設けられ、端子室124の横方向(上下方向に対して直交する方向であり、図13では右方向)に形成された電極コネクタ取付穴127から防水コネクタを介して挿入されたアースケーブルの端子を接続可能としている。また、液体導管部180の上部は本体カバー部200を介して外部に取り出され、外部の給水ポンプ等から水が供給される。
【0009】
本体部102のヘッド軸350方向(上下方向)に沿って配置された水側電極部140の流出側の端部にはノズル保持部230によってノズル部220が設けられ、ノズル部220から平均粒子径が10~300μmの水粒子を放出させる。また、ノズル部220の流出側の開放空間には、電極保持構造の3本のアーム部260により誘導電極部240のリング部243が保持され、ノズル部220から放出された水粒子を帯電させる。誘導電極部240のリング部243は、導電性のある電極芯材を絶縁被覆して形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2009-106405号公報
特開2018-183712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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