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公開番号2024045295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2024008448,2019231122
出願日2024-01-24,2019-12-23
発明の名称防災連動システム
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 25/04 20060101AFI20240326BHJP(信号)
要約【課題】火災報知システムの非火災報に連動した入退出管理システムの一斉解錠を低減して、火災受信に対し一斉解錠するシステム連動を有効に活用する。
【解決手段】火災報知システムに入退出管理システムを連動する防災連動システムとして、火災受信機14が火災警報を出力した場合に高感度に設定変更した設定感度に基づき火災を判断して入退出制御盤26に移報信号を送信し、入退出制御盤26が電気錠30を解錠する。或いは、火災受信機14が火災警報を出力した場合に移報信号を送信して入退出制御盤26がセキュリティの優先度の低いエリアの電気錠30を解錠し、火災現場の確認に必要な時間経過後も入退出制御盤26が移報信号を受信する場合にはセキュリティの優先度の高いエリアの電気錠30を解錠する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
火災感知器からの火災信号を火災受信機で受信し、設定感度に基づき火災を判断した場合に火災警報を出力する火災報知システムと、
読取端末からの情報を入退出制御装置で受信して登録情報との一致を判別した場合に電気錠を解錠する入退出管理システムと、
を連動させる防災連動システムに於いて、
前記火災受信機は、前記火災警報を出力した場合、前記設定感度より高感度に設定変更し、当該設定変更した高感度に基づき火災を判断した場合に移報信号を前記入退出制御装置に送信し、
前記入退出制御装置は、前記火災受信機が送信した移報信号を受信した場合に、電気錠を解錠させることを特徴とする防災連動システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
火災感知器による火災信号を火災受信機で受信して火災警報を出力する火災報知システムと、
読取端末からの情報を入退出制御装置で受信して登録情報との一致を判別した場合に電気錠を解錠する入退出管理システムと、
を連動させる防災連動システムに於いて、
前記火災受信機は、前記火災警報を出力した場合に第1移報信号を前記入退出制御装置に送信し、前記第1移報信号の送信から火災現場の確認に必要な時間を経過しても前記火災信号の受信が継続している場合に第2移報信号を前記入退出制御装置に送信し、
前記入退出制御装置は、前記第1移報信号を受信した場合に、セキュリティの優先度の低いエリアの前記電気錠を解錠させ、前記第2移報信号を受信した場合に、セキュリティの優先度の高いエリアの前記電気錠を解錠させることを特徴とする防災連動システム。
【請求項3】
火災感知器による火災信号を火災受信機で受信して火災警報を出力する火災報知システムと、
読取端末からの情報を入退出制御装置で受信して登録情報との一致を判別した場合に電気錠を解錠する入退出管理システムと、
を連動させる防災連動システムに於いて、
前記火災受信機は、前記火災警報を出力した場合に移報信号を前記入退出制御装置に送信し、
前記入退出制御装置は、前記移報信号を受信した場合に、セキュリティの優先度の低いエリアの前記電気錠を解錠させ、前記移報信号の受信から火災現場の確認に必要な時間を経過しても前記移報信号が停止していない場合に、セキュリティの優先度の高いエリアの前記電気錠を解錠させることを特徴とする防災連動システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災を監視する火災報知システムと利用者の入退出を認識して電気錠を制御する入退出システムを連動して動作させる防災連動システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オフィスビルなどの施設にあっては、火災感知器からの火災信号を受信機で受信して火災警報を出力すると共に移報信号を出力する火災報知システムを設置して火災を監視しており、また、扉外側に設置したカードリーダ等の読取端末で読み取った利用者ID情報を入退出制御装置で受信して予め登録した登録利用者ID情報との一致を判別した場合に扉の電気錠を解錠する入退出管理システムを設置して関係者以外の第三者が施設内に入らないように管理している。
【0003】
ところで、施設に設置している扉の電気錠を制御する入退出管理システムは、火災が発生した場合に避難行動や消防活動の障害となる恐れがある。このため火災報知システムの受信機が火災信号を受信して警報した場合に出力する移報信号を入退出管理システムに送って全ての電気錠を一斉解錠するシステム連動を行い、避難行動や消防活動を妨げることがないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-037438号公報
特開2004-310629号公報
特開平10-63961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかながら、このような従来の火災報知システムからの移報信号により入退出管理システムで電気錠の一斉解錠を制御するようにした連動システムにあっては、火災以外の原因による火災感知器の火災信号を火災受信機が受信して警報する非火災報を出力した場合にも、移報信号により入退出管理システムで電気錠の一斉解錠が行われ、入退出管理システムによる施設のセキュリティが損なわれてしまう問題がある。
【0006】
このため火災報知システムからの移報信号により入退出管理システムで電気錠の一斉解錠を制御するように連動していても、実際の運用においては、火災報知システムからの移報信号による入退出管理システムの一斉解錠の制御機能を停止する移報停止操作を行うことで非火災報に対処するような運用を行う可能性が高く、火災報知システムから移報信号により入退出管理システムの電気錠を一斉解錠するシステム連動により避難行動や消防活動を妨げないようにする機能が活用されない問題がある。
【0007】
本発明は、火災報知システムの非火災報に連動した入退出管理システムの一斉解錠を低減して、火災信号の受信に対し一斉解錠するシステム連動を有効に活用可能とする防災連動システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(第2発明:火災受信機の感度変更後の火災信号受信により移報して一斉解錠)
本願の第2発明は、火災感知器からの火災信号を火災受信機で受信し、設定感度に基づき火災を判断した場合に火災警報を出力する火災報知システムと、
読取端末からの情報を入退出制御装置で受信して登録識別情報との一致を判別した場合に電気錠を解錠する入退出管理システムと、
を連動させる防災連動システムに於いて、
火災受信機は、火災警報を出力した場合、設定感度より高感度に設定変更し、当該設定変更した高感度に基づき火災を判断した場合に移報信号を入退出制御装置に送信し、
入退出制御装置は、火災受信機が送信した移報信号を受信した場合に、電気錠を解錠させることを特徴とする。
【0009】
(第3発明:優先度による一斉解錠制御)
本願の第3発明は、火災感知器の火災信号を火災受信機で受信して火災警報を出力する火災報知システムと、
読取端末からの識別情報を入退出制御装置で受信して登録識別情報との一致を判別した場合に電気錠を解錠する入退出管理システムと、
を連動させる防災連動システムに於いて、
火災受信機は、火災警報を出力した場合に第1移報信号を入退出制御装置に送信し、第1移報信号の送信から火災現場の確認に必要な時間を経過しても火災信号の受信が継続している場合に第2移報信号を入退出制御装置に送信し、
入退出制御装置は、第1移報信号を受信した場合に、セキュリティの優先度の低いエリアの電気錠を解錠させ、第2移報信号を受信した場合にセキュリティの優先度の高いエリアの電気錠を解錠させることを特徴とする。
【0010】
(第4発明:優先度による一斉解錠制御の別形態)
本願の第4発明は、火災感知器による火災信号を火災受信機で受信して火災警報を出力する火災報知システムと、
読取端末からの識別情報を入退出制御装置で受信して登録情報との一致を判別した場合に電気錠を解錠する入退出管理システムと、
を連動させる防災連動システムに於いて、
火災受信機は、火災警報を出力した場合に移報信号を入退出制御装置に送信し、
入退出制御装置は、移報信号を受信した場合に、セキュリティの優先度の低いエリアの電気錠を解錠させ、移報信号の受信から火災現場の確認に必要な時間を経過しても移報信号が停止していない場合にセキュリティの優先度の高いエリアの電気錠を解錠させることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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