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公開番号2024032312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135899
出願日2022-08-29
発明の名称表示灯付発信機
出願人ニッタン株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240305BHJP(信号)
要約【課題】発信機のカバーの前面全体から光を放出させることができそれによって正面側からの視認性が極めて良好な表示灯付発信機を提供する。
【解決手段】前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチ11を内蔵した発信機本体部10と、発信機本体部の前方に配置された前面カバー20と、押しボタンスイッチの前方に位置するように配置された保護板21と、前面カバーの後方に配設された発光素子(LED)28と、を備えた表示灯付発信機において、前面カバーは、開口22aを有し、開口の縁部近傍から外縁部近傍まで、全径方向のうち少なくとも一部の径方向の領域が導光板により形成され、保護板は、透光材からなり少なくとも前面の一部が開口より露出するように配設した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記本体部の前方に配置された前面カバーと、前記押しボタンスイッチの前方に位置するように配置された保護板と、前記前面カバーの後方に配設された光源と、を備えた表示灯付発信機であって、
前記前面カバーは、開口を有し、前記開口の縁部近傍から外縁部近傍まで、全径方向のうち少なくとも一部の径方向の領域が導光板により形成され、
前記保護板は、透光材からなり、少なくとも前面の一部が前記開口より露出するように配設されていることを特徴とする表示灯付発信機。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記本体部の前方に配置された前面カバーと、前記押しボタンスイッチの前方に位置するように配置された保護板と、前記前面カバーの後方に配設された光源と、を備えた表示灯付発信機であって、
前記前面カバーは、導光板と前記導光板の前面に接合された透光性を有するカバー層とからなり、前記導光板およびカバー層に開口が形成され、
前記導光板は、前記開口の縁部近傍から外縁部近傍まで、全径方向のうち少なくとも一部の径方向の領域が導光材により形成され、
前記保護板は、透光材からなり、少なくとも前面の一部が前記開口に臨むように配設されていることを特徴とする表示灯付発信機。
【請求項3】
前記光源は、前記開口の後方かつ近傍に、環状をなすように配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示灯付発信機。
【請求項4】
前記開口は、前面視で前記前面カバーの中央に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の表示灯付発信機。
【請求項5】
前記前面カバーは、前記開口の縁部から外縁部まで、全径方向に亘って導光材により形成されていることを特徴とする請求項4に記載の表示灯付発信機。
【請求項6】
前記導光板の裏面には、複数の溝が、前記開口を中心として同心円状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の表示灯付発信機。
【請求項7】
前記前面カバーの周縁に庇部が設けられ、庇部の端部が、当該表示灯付発信機が取り付けられる取付け面に一致するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の表示灯付発信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、緊急報知用の発信機、さらには表示灯を備え建物の壁部等に設置され緊急事態の発生時に操作されることで警報を発するための表示灯付発信機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物内部には火災など緊急事態の発生を知らせるために、押しボタンスイッチを備えた手動の発信機が建物の壁面に適切な高さで設置されている。緊急事態の発生時には、発見者が発信機の押しボタンスイッチを強く押すことにより、緊急事態の発生を知らせる信号が受信機等へ伝送されると共に、発信機の近傍に設けられるベルから警報音が発せられて、周囲の人に対し緊急事態の発生を知らせることができるようになっている。
また、発信機には、火災関連設備(発信機を含む)があることを知らせるための表示灯が一体に設けられているものがある(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-18445号公報
特開2016-118993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている表示灯付発信機は、保護板(いわゆる押しボタン)の周囲に円弧状の発光部を配設して、全体としてリング状に発光する位置表示灯を発信機の前面に設けるとともに、リング状の表示部は、外周側に対し内周側を前方に僅かに飛び出した傾斜表示面を持つように形成している。そのため、斜め横方向からの視認性はある程度良好であるものの、真横からの視認性は良好でない。また、特許文献1の発信機は、そもそも表示部のトータルの面積が小さいため、視認性が良好でない。そこで、表示部の面積を大きくすることも考えられるが、そのようにすると発信機が大型化するという課題がある。
【0005】
一方、特許文献2に記載されている表示灯付発信機は、中央に押しボタンが臨む開口を有する円板状の発信機カバーの周縁部後方に、リング状をなす発光表示部を設けるとともに、発信機カバーの全部又は一部を透光性の部材で形成するようにしている。そのため、側方からの視認性はある程度良好であるものの、発信機カバー全体から光を放出させる構成を有しておらず、発信機カバーの周縁部のみが明るくなる構造であるため、正面からの視認性が良好でないという課題がある。
【0006】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、発信機のカバーの前面全体から光を放出させることができ、それによって正面側からの視認性が極めて良好な表示灯付発信機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、
前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記本体部の前方に配置された前面カバーと、前記押しボタンスイッチの前方に位置するように配置された保護板と、前記前面カバーの後方に配設された光源と、を備えた表示灯付発信機において、
前記前面カバーは、開口を有し、前記開口の縁部近傍から外縁部近傍まで、全径方向のうち少なくとも一部の径方向の領域が導光板により形成され、
前記保護板は、透光材からなり、少なくとも前面の一部が前記開口より露出するように配設されているように構成したものである。
【0008】
あるいは、前方からの押圧操作でオン状態にされる押しボタンスイッチを内蔵した本体部と、前記本体部の前方に配置された前面カバーと、前記押しボタンスイッチの前方に位置するように配置された保護板と、前記前面カバーの後方に配設された光源と、を備えた表示灯付発信機において、
前記前面カバーは、導光板と前記導光板の前面に接合された透光性を有するカバー層とからなり、前記導光板およびカバー層に開口が形成され、
前記導光板は、前記開口の縁部近傍から外縁部近傍まで、全径方向のうち少なくとも一部の径方向の領域が導光材により形成され、
前記保護板は、透光材からなり、少なくとも前面の一部が前記開口に臨むように配設されているように構成する。
【0009】
上記のような構成を有する表示灯付発信機によれば、前面カバーが導光板により構成され、保護板が透光材により構成されているため、前面カバーの後方に配設された光源から放出された光が、導光材からなる前面カバーに入射されて誘導され、前方へ放出されるとともに透光材からなる保護板に入射されるため、保護板の前面と前面カバーの前面が広範囲に亘って光を放出する。その結果、正面側からの視認性を極めて良好にすることができる。
また、前面カバーと保護板の材質が異なるため、発光の見え方が異なり、押圧すべき箇所が視覚的に認識し易くなる。
【0010】
ここで、望ましくは、前記光源は、前記開口の後方かつ近傍に、環状をなすように配設されているように構成する。
かかる構成によれば、押しボタンへ入射される光の量を多くすることができ、押しボタンの視認性を良好にすることができるとともに、発信機の小型化が可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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