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公開番号2024093037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209134
出願日2022-12-27
発明の名称通報装置
出願人サクサ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 25/08 20060101AFI20240702BHJP(信号)
要約【課題】通報に応答した次通報先のユーザが、通報に対する対処を適切にすることができるようにする。
【解決手段】予め登録されている複数の通報先に、優先順位に従って自動で順次に通報を行う通報装置である。優先順位が最上位の通報先への初回の通報時には、通報メッセージを送出するように構成されている。優先順位が最上位の通報先への初回の通報後の次通報先への通報時には、通報メッセージに加えて、当該次通報先への通報よりも前に行われた、複数個の通報先の内の他の通報先の通報時に得られた情報に基づき、通報関連メッセージを送出するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
予め登録されている複数の通報先に、優先順位に従って自動で順次に通報を行う通報装置であって、
優先順位が最上位の通報先への初回の通報時には、通報メッセージを送出するように構成されていると共に、
優先順位が前記最上位の通報先への初回の通報後の次通報先への通報時には、前記通報メッセージに加えて、当該次通報先への通報よりも前に行われた、前記複数の通報先の内の他の通報先の通報時に得られた情報に基づき、通報関連メッセージを送出するように構成されている
ことを特徴とする通報装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記通報は、通報先についての通報成功又は通報失敗に関係なく、前記優先順位に従って自動で順次になされるものであり、
前記通報関連メッセージは、優先順位が上位の通報先への通報成功又は通報失敗のメッセージを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通報装置。
【請求項3】
前記通報は、通報先についての通報成功又は通報失敗に関係なく、前記優先順位に従って自動で順次になされるものであり、かつ、全ての通報先について通報成功となるまで繰り返し行われるものであり、
前記通報関連メッセージは、優先順位が下位の通報先の応答の有無のメッセージを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通報装置。
【請求項4】
前記優先順位に従って自動で順次になされた前記通報における各通報先についての通報成功及び通報失敗の通報状況を把握して記憶する通報状況把握手段を備え、
前記通報関連メッセージは、前記通報状況把握手段で把握された他の通報先への通報状況を伝達するためのメッセージを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通報装置。
【請求項5】
前記通報成功となった前記通報先からのメッセージを受信して記憶する記憶手段を備え、
前記通報関連メッセージは、前記記憶手段に記憶されているメッセージを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通報装置。
【請求項6】
前記通報関連メッセージは、通報先への通報の態様を伝達するメッセージを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通報装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば火災発生や、不審者侵入などの緊急事態の発生の通報を通報先に自動で行う通報装置に適用して好適な通報装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
通報対象物件における火災発生や、不審者侵入などの緊急事態の発生の通報を自動で行う通報装置としては、110番や119番などの特番に通報を行う特番通報装置や、機械警備システムにおいて警備会社に自動通報を行う通報装置が知られている。
【0003】
この種の通報装置には、110番や119番などの特番の特番指令台や、警備会社などの特定の通報先に通報を行う主通報に加えて、主通報の終了後に、副通報として、一般通報先(例えばエンドユーザである物件の責任者等)への事後報告のため、電話回線を用いて音声通報(一般通報)を自動で行うものがある。
【0004】
この場合に、一般通報においては、複数の通報先が設定でき、また、通報先に優先順位をつけて、例えば物件の責任者→副責任者→緊急時の対策係・・・などの順で通報を行うことが可能とされている。また、一般通報において、通報成功(通報相手が応答し、通報音声メッセージを聴取)したか、あるいは通報失敗(通報相手が不応答、話中、音声聴取前に切断など)に関係なく、優先順位に従って次通報先へ通報を行い、かつ、通報が失敗した通報先には、優先順に、再度の通報シーケンスを行って、全ての通報先に通報を行う設定が可能な装置も提供されている(特許文献1(特開昭61-224551号公報)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭61-224551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した従来の通報装置においては、主通報及び副通報(一般通報)用として、「火災が発生しました」、「不審者が侵入しました」などの緊急事態発生を報知するための通報メッセージを、予めメモリに記憶しておき、通報の結果、通報先が応答した場合に、その記憶している通報メッセージを読み出して通報先に送るように構成とされている。そして、副通報においては、優先順位に従って通報を実行し、この通報メッセージを、通報先に順次に伝達するようにする。
【0007】
しかし、従来の通報装置における副通報においては、優先順位に従った次通報先へ通報を行った際、その通報に応答した次通報先のユーザには緊急事態発生を報知するための通報メッセージが伝達されるだけであって、その前の通報先への通報状況が不明であるので、通報に応答した次通報先のユーザが、通報に対するアクションを起こす際に困惑するケースがある。
【0008】
図5は、従来のこの種の通報装置における副通報シーケンスの一例を示す図である。この例においては、副通報の通報先として責任者例えば社長と、副責任者例えば部長とが設定されていると共に、責任者→副責任者の順に通報を行うように優先順位が設定されている場合である。
【0009】
図5に示すように、火災の発生や不審者の侵入などに基づく異常発生が検知されると、通報装置は、先ず、優先順位が上位の責任者の電話端末(電話番号)に宛てた通報をする。図5の例では、この通報に対して責任者がその電話端末で応答しなかったとしている。通報装置は、責任者の電話端末からの応答がない(不応答)を検知して通報失敗と判断し、責任者の電話端末への通報を停止して、次位の副責任者の電話端末(電話番号)に宛てた通報をする。
【0010】
図5の例では、この通報に対して、副責任者がその電話端末で応答する。通報装置は、この副責任者の電話端末からの応答を検知すると、副責任者の電話端末との間に通話路を生成し、この通話路を通じて、この例では、「非常事態です・・・」を内容とする音声による通報メッセージを送出する。したがって、副責任者は、この音声による通報メッセージを聴取する。
(【0011】以降は省略されています)

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