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公開番号2024149984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063181
出願日2023-04-10
発明の名称加煙試験器
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/10 20060101AFI20241016BHJP(信号)
要約【課題】煙感知器の動作確認試験を実施する際の操作性を改善することのできる加煙試験器を得る。
【解決手段】煙感知器の動作確認試験に使用される加煙試験器であって、リキッドタンクとコイルが一体化されており、電源が供給されることでコイルが加熱され、かつ、外部からの給気または外部からの吸引に伴って、リキッドを気化させて発生した蒸気を放出するアトマイザと、電源が供給されることで駆動し、アトマイザへの給気、あるいはアトマイザからの吸引を行うポンプと、コイルの加熱、およびポンプの駆動を行うための電源の供給源である電池とを備え、アトマイザから放出される蒸気を試験煙として煙感知器に供給する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
煙感知器の動作確認試験に使用される加煙試験器であって、
リキッドタンクとコイルが一体化されており、電源が供給されることで前記コイルが加熱され、かつ、外部からの給気または外部からの吸引に伴って、リキッドを気化させて発生した蒸気を放出するアトマイザと、
前記電源が供給されることで駆動し、前記アトマイザへの前記給気、あるいは前記アトマイザからの前記吸引を行うポンプと、
前記コイルの加熱、および前記ポンプの駆動を行うための前記電源の供給源である電池と
を備え、前記アトマイザから放出される前記蒸気を試験煙として前記煙感知器に供給する加煙試験器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ポンプと前記電池との間に接続され、オン状態となることで前記ポンプへの前記電源の供給経路を形成し、オフ状態となることで前記供給経路を遮断するスイッチ
をさらに備え、
前記アトマイザは、前記電池から前記電源が供給されており、
前記ポンプは、前記スイッチが前記オン状態に切り替わることで駆動し、前記アトマイザからの前記吸引を開始することで前記アトマイザによって生成された前記蒸気を前記煙感知器に向かって出力する
請求項1に記載の加煙試験器。
【請求項3】
前記コイルと前記電池との間に接続され、オン状態となることで前記コイルへの前記電源の供給経路を形成し、オフ状態となることで前記供給経路を遮断するスイッチ
をさらに備え、
前記ポンプは、前記電池から前記電源が供給されて、前記アトマイザへの前記給気を行っており、
前記アトマイザは、前記スイッチが前記オン状態に切り替わることで前記コイルが加熱し、かつ、前記給気が行われることで、前記蒸気を生成し、生成した前記蒸気を前記煙感知器に向かって出力する
請求項1に記載の加煙試験器。
【請求項4】
前記スイッチは、外部からの無線信号に応じて前記オン状態と前記オフ状態との切り替えが可能な構成を有し、
オペレータによる操作入力に基づいて、前記オン状態と前記オフ状態との切り替えを行うための前記無線信号を出力するリモートコントローラ
をさらに備える請求項2または3に記載の加煙試験器。
【請求項5】
前記電池から前記コイルに供給される電流量を調整可能な制御基板
をさらに備える請求項1から3のいずれか1項に記載の加煙試験器。
【請求項6】
前記加煙試験器は、ドローンに搭載され、高所の火災感知器を試験するものであり、
天井に設置された火災感知器を覆うカップを前記アトマイザに設け、
オン状態となることで前記ポンプへの前記電源の供給経路を形成し、オフ状態となることで前記供給経路を遮断するスイッチと、
オペレータによる操作入力に基づいて、前記スイッチの前記オン状態と前記オフ状態との切り替えを行うための無線信号を出力するリモートコントローラと
をさらに備える請求項1に記載の加煙試験器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、煙感知器の動作確認試験を行う加煙試験器に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
火災監視エリアに設置され、煙を感知することで早期に火災を感知する煙感知器がある。そして、煙感知器の動作確認試験を行うための専用の加煙試験器が準備されている(例えば、非特許文献1参照)。従来の加煙試験器では、試験員がスプレー缶を指で押すことで擬似的に煙を試験煙として発生させ、煙感知器が正常に動作するか否かの試験が行われていた。
【0003】
また、加煙試験器の性能改善を図る従来技術としては、熱を用いずに安全性を向上させ、省電力化を可能とする加煙試験器、あるいは迅速に試験煙を生成する加煙試験器などがある(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-151635号公報
特開2020-77104号公報
【非特許文献】
【0005】
能美防災株式会社 ホームページ 加煙試験器(URL: https://www.nohmi.co.jp/shoninzu/015/015-0002.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
火災監視エリアの規模に応じて、数多くの煙感知器が設置されることも考えられ、より手軽に動作確認試験を実施できる加煙試験器が望まれている。また、動作確認試験の対象となる煙感知器は、高所に設置されることも多く、このような煙感知器に対しても、より手軽に動作確認試験を実施できる加煙試験器が望まれている。
【0007】
特に、スプレー缶を指で押すという操作をなくすことができれば、操作性の改善につながる。また、特許文献1、2では、試験煙を発生させる性能改善を図っている。ただし、高所に設置された煙感知器に対する操作性の改善には着目していない。
【0008】
また、操作性が改善されることで、例えば、ドローンに搭載して遠隔操作によって加煙試験を実施することが実現できれば、高所に設置された煙感知器の動作確認試験においても、試験員の作業負担の軽減を図ることができる。
【0009】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、煙感知器の動作確認試験を実施する際の操作性を改善することのできる加煙試験器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る加煙試験器は、煙感知器の動作確認試験に使用される加煙試験器であって、リキッドタンクとコイルが一体化されており、電源が供給されることでコイルが加熱され、かつ、外部からの給気または外部からの吸引に伴って、リキッドを気化させて発生した蒸気を放出するアトマイザと、電源が供給されることで駆動し、アトマイザへの給気、あるいはアトマイザからの吸引を行うポンプと、コイルの加熱、およびポンプの駆動を行うための電源の供給源である電池とを備え、アトマイザから放出される蒸気を試験煙として煙感知器に供給するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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