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公開番号2024162925
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078939
出願日2023-05-11
発明の名称疲労度判定方法
出願人株式会社F2Fグループ
代理人個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20241114BHJP(信号)
要約【課題】本発明は、二輪車を運転する運転者の疲労度を安定して判定する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る疲労度判定方法は、二輪車を運転する運転者の疲労度を判定する疲労度判定方法であって、上記運転者が装着するヘルメットの動きの時間変化を検出する検出工程と、上記検出工程で抽出されるヘルメットの動きの時間変化から疲労度を判定する判定工程とを備える。上記検出工程において、上記ヘルメットの動きの検出を上記ヘルメットに配設された加速度センサにより行うとよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二輪車を運転する運転者の疲労度を判定する疲労度判定方法であって、
上記運転者が装着するヘルメットの動きの時間変化を検出する検出工程と、
上記検出工程で抽出されるヘルメットの動きの時間変化から疲労度を判定する判定工程と
を備える疲労度判定方法。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
上記検出工程において、上記ヘルメットの動きの検出を上記ヘルメットに配設された加速度センサにより行う請求項1に記載の疲労度判定方法。
【請求項3】
上記検出工程で検出するヘルメットの動きが、上記二輪車の進行方向に対する上記ヘルメットの正面方向がなす視線角度を含む請求項1又は請求項2に記載の疲労度判定方法。
【請求項4】
上記検出工程で検出するヘルメットの動きが、鉛直方向に対するヘルメット傾斜角を含む請求項1又は請求項2に記載の疲労度判定方法。
【請求項5】
上記検出工程が、
上記ヘルメットの動きを検出する第1検出工程と、
上記第1検出工程で検出された上記ヘルメットの動きに対応する上記二輪車の動きを検出する第2検出工程と、
上記第2検出工程での上記二輪車の動きに対する上記第1検出工程での上記ヘルメットの動きの相対関係の時間変化を抽出する抽出工程と
を有し、
上記ヘルメットの動きの時間変化として、上記相対関係の時間変化を用いる請求項1又は請求項2に記載の疲労度判定方法。
【請求項6】
時刻情報又は上記二輪車の位置情報を取得する情報取得工程を備え、
上記判定工程で、判定するヘルメットの動きの時間変化に対応する時刻又は位置に対応するヘルメットの動きの時間変化の履歴を参照し、上記履歴が存在する場合に上記履歴との対比により疲労度を判定する請求項1又は請求項2に記載の疲労度判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、疲労度判定方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
高齢の運転者が増加するにつれ、高齢運転者による自動車事故の減少が急務とされている。自動車事故の要因の1つとして、運転者の疲労による判断力の低下が挙げられる。このため、運転者の疲労を検出することができれば、運転者に注意を喚起したり、強制的に自動車を停止させたりするなどの予防措置を取ることができる。
【0003】
そこで、例えば運転者の眠気防止装置が公知である(特開2019-154613号公報参照)。上記眠気防止装置では、眠気により運転者の疲労を検出する。具体的には、上記眠気防止装置は、自動車に搭載されたビデオカメラにより運転者の顔の動画像を捉え、顔表情の変化から眠気を判断することができる。このように自動車における運転者の疲労には、一般にカメラ等で撮影された画像が用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-154613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
自動車では、運転者が座席に座り、かつシートベルトにより体勢がある程度固定されているため、顔が移動する範囲は限られ、自動車に搭載したカメラにより顔表情を捉えることは比較的容易である。
【0006】
一方、自動車と同様に二輪車(自動二輪車及び自転車)の事故の低減も望まれる。ところが、二輪車の運転者に対する疲労検出に、上述の顔表情の変化から眠気を判断する方法を用いることは容易ではない。二輪車の運転者は、二輪車の状態に応じて姿勢を変える。例えばカーブに差し掛かれば、その曲率に応じて自身の体勢も傾斜させる。このため、自動車のような定点観測では顔がカメラの視野外となる可能性が高く、また運転者の姿勢に応じてカメラの視野を追従させることも容易ではない。このため、二輪車を運転する運転者の疲労度を安定して判定することが難しい。
【0007】
また、ヘルメット着用が義務付けられており(自転車の場合は推奨されており)、例えばフルフェイスのヘルメットを使用した場合、そもそも顔の表情が取得できない場合も生じ得る。
【0008】
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、二輪車を運転する運転者の疲労度を安定して判定する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る疲労度判定方法は、二輪車を運転する運転者の疲労度を判定する疲労度判定方法であって、上記運転者が装着するヘルメットの動きの時間変化を検出する検出工程と、上記検出工程で抽出されるヘルメットの動きの時間変化から疲労度を判定する判定工程とを備える。
【0010】
本発明者は、二輪車を運転する運転者の疲労による判断力の低下を検出するため、ヘルメットの動きに着目した。つまり、本発明者は、運転者の疲労が高まると頭の動きが緩慢になると考えられることから、頭部に装着しているヘルメット自体の緩慢な動きとして運転者の疲労を検出可能であると判断した。従って、当該疲労度判定方法では、ヘルメットの動きの時間変化から疲労度を判定する。そして、ヘルメットの動きは、ヘルメットのタイプや運転者の姿勢によらず検出することが可能であるため、二輪車を運転する運転者の疲労度を安定して判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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