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公開番号2024150867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023063882
出願日2023-04-11
発明の名称遠隔監視システム
出願人日本信号株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/13 20060101AFI20241017BHJP(信号)
要約【課題】運行管理対象の移動体を周辺情報も含めた条件により効率良く遠隔監視できる遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】遠隔監視システム1は、運行管理対象の移動体2移動体の状態を示す移動体情報を取得するとともに、移動体2に関連する運転支援情報及び運行環境情報を取得し、当該取得情報を基に特定した重点監視対象の移動体2に対して、通常時よりも高画質な映像情報の送信を要求し、該要求に応答して移動体2から送信される高画質な映像情報を受信して遠隔監視を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
運行管理対象の移動体を遠隔監視する遠隔監視システムであって、
前記移動体の状態を示す移動体情報を取得するとともに、前記移動体に関連する運転支援情報及び運行環境情報を取得し、当該取得情報を基に特定した重点監視対象の前記移動体に対して、通常時よりも高画質な映像情報の送信を要求し、該要求に応答して前記移動体から送信される前記高画質な映像情報を受信して遠隔監視を行う、遠隔監視システム。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記移動体から送信される前記移動体情報を受信して取得する移動体情報取得部と、
インフラ側運転支援装置から提供される前記運転支援情報、及び外部情報源から提供される前記運行環境情報を取得する外部提供情報取得部と、
前記移動体の運行経路に関する地図情報を記憶する記憶部と、
前記移動体情報取得部で取得された前記移動体情報、前記外部提供情報取得部で取得された前記運転支援情報及び前記運行環境情報、並びに、前記記憶部に記憶された地図情報に基づいて、前記移動体が通常監視対象か重点監視対象かを判定する判定部と、
前記判定部により重点監視対象と判定された前記移動体に対して通常監視対象のときよりも高画質な映像情報の送信を要求する指令を生成し、該指令を前記移動体に送信する指令部と、
前記移動体から送信される映像情報及び音声情報を受信して取得する映像音声取得部と、
管理者により操作される遠隔監視装置に対して、前記映像音声取得部で取得された映像情報及び音声情報を、前記判定部の判定結果に対応付けて出力する遠隔監視情報提供部と、
を備えて構成されている、請求項1に記載の遠隔監視システム。
【請求項3】
前記外部提供情報取得部で取得される前記運転支援情報は、前記移動体の運行経路上のクロスポイントにおける衝突判定結果を含む、請求項2に記載の遠隔監視システム。
【請求項4】
前記外部提供情報取得部で取得される前記運行環境情報は、前記移動体の運行経路の周辺における交通状況及び気象状況を含む、請求項2に記載の遠隔監視システム。
【請求項5】
前記記憶部に記憶される前記地図情報は、前記移動体の運行ダイヤを示すダイヤ情報、前記移動体の運行経路を示す経路情報、及び該運行経路における走行路の形状を示す走行路形状情報を含む、請求項2に記載の遠隔監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運行管理対象の移動体を遠隔監視する遠隔監視システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、鉄道、自動車、バスなどの移動体の運行を集中管理する場合、複数の移動体を遠隔監視しながら各移動体の運行が管理される。移動体の遠隔監視に関連する従来技術の一例として、特許文献1には、車両の走行によって得られる走行データ(複数種類のカメラ画像)を車両の管制を行うセンタに送信する車両用通信装置が開示されている。この車両用通信装置では、車両状況(直進、右折、左折、後退、乗降停車、乗員異常等)と、走行データの種類別の送信条件(解像度、フレームレート、優先度)とを関連付けた条件規則をもとに、センタでの必要性が高い走行データほど優先順位を高く切り替えて、センタに送信する送信データが生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-289528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のような従来技術については、センタに送信される走行データの送信条件、すなわち、車両の走行時に撮像されるカメラ画像の解像度やフレームレート、優先度が、車両状況のみに応じた条件規則に従って制御されているため、例えば、当該車両周辺の交通状況や道路構造、路側に設置されている運転支援装置の衝突判定等の車両以外の情報(車両の周辺情報)も含めた条件規則により、カメラ画像の解像度やフレームレート等を変更することが難しく、効率的な遠隔監視の観点から改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記課題に着目してなされたものであり、運行管理対象の移動体を周辺情報も含めた条件により効率良く遠隔監視できる遠隔監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明の一態様は、運行管理対象の移動体を遠隔監視する遠隔監視システムを提供する。この遠隔監視システムは、前記移動体の状態を示す移動体情報を取得するとともに、前記移動体に関連する運転支援情報及び運行環境情報を取得し、当該取得情報を基に特定した重点監視対象の前記移動体に対して、通常時よりも高画質な映像情報の送信を要求し、該要求に応答して前記移動体から送信される前記高画質な映像情報を受信して遠隔監視を行う。
【発明の効果】
【0007】
上記のように本発明に係る遠隔監視システムによれば、移動体の状態を示す移動体情報だけでなく、移動体の周辺情報である運転支援情報及び運行環境情報も含めた条件により重点監視対象の移動体を特定して高画質な映像情報による遠隔監視が行われるため、運行管理対象の移動体を効率良く遠隔監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態による遠隔監視システムの構成を示すブロック図である。
遠隔監視システムで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図2における重点監視対象の判定処理に関する具体例を示すフローチャートである。
図3における経路情報及びダイヤ情報の判定処理に関する具体的な一例を示すフローチャートである。
移動体で実行される処理の一例を示すフローチャートである。
遠隔監視装置で実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による遠隔監視システムの構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態の遠隔監視システム1は、例えば、鉄道、自動車、バスなどの移動体2を遠隔監視する。移動体2は、その運行状況が運行管理システム100によって集中管理されている。運行管理システム100は、遠隔監視システム1を利用して複数の移動体2を遠隔監視しながら各移動体2の運行を管理している。つまり、遠隔監視システム1は、運行管理システム100の一部機能(各移動体2の遠隔監視機能)を実現しており、運行管理対象の移動体2を遠隔監視するように構成されている。遠隔監視システム1と各移動体2とは、無線通信によって情報を送受信可能に構成されている。
【0010】
本実施形態の遠隔監視システム1は、例えば、移動体情報取得部11と、外部提供情報取得部12と、記憶部13と、判定部14と、指令部15と、映像音声取得部16と、遠隔監視情報提供部17と、を備えて構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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