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公開番号2025130551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027793
出願日2024-02-27
発明の名称火災受信機
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20250901BHJP(信号)
要約【課題】火災受信機の電源が投入されてから利用者の操作に応じて火災感知器に対する処理が実行されるまでに要する時間を短縮する。
【解決手段】火災受信機20は、電源が投入されると、回線L1を介して接続されている火災感知器10の接続状態を確認せずに、回線L1に接続可能な最大数の火災感知器10が接続されていることを示す接続状態を設定する設定部212と、接続状態が設定された状態において、利用者の操作に応じて火災感知器10に対する処理を実行する処理部213とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源が投入されると、回線を介して接続されている火災感知器の接続状態を確認せずに、前記回線に接続可能な最大数の火災感知器が接続されていることを示す接続状態を設定する設定部と、
前記接続状態が設定された状態において、利用者の操作に応じて前記火災感知器に対する処理を実行する処理部と
を備える火災受信機。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記接続状態が設定された後、前記回線を介して接続されている前記火災感知器の接続状態を確認する状態確認部と、
前記接続状態の確認結果に応じて、前記設定された接続状態を更新する更新部とをさらに備える
請求項1に記載の火災受信機。
【請求項3】
前記更新部は、前記回線を介して接続されている前記火災感知器の数と前記接続可能な最大数との差の数の火災感知器の接続状態を未接続に更新する
請求項2に記載の火災受信機。
【請求項4】
前記接続状態の確認が完了する前に、前記操作により前記回線に接続されていない火災感知器に対する処理の実行が指示された場合には、前記処理の対象となる火災感知器が未接続であることを示す情報を出力する出力部をさらに備える
請求項2に記載の火災受信機。
【請求項5】
前記接続状態の確認が完了した回線については、前記更新された接続状態を表示し、前記接続状態の確認が完了していない回線については、前記接続状態を確認中であることを示す情報を表示する表示部をさらに備える
請求項2に記載の火災受信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災受信機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、火災受信機を保守施工モードで立ち上げた場合に、立上げ処理の一部を省略することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-68392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
火災受信機の中には、起動時に回線を介して接続されている各火災感知器の接続状態を確認する処理が行われるため、起動に時間を要するものがある。しかし、仮に起動時にこの処理が省略された場合、火災受信機は火災感知器の接続状態が分からないため、起動後に火災感知器の接続状態を確認するまでは火災感知器に対する処理を行うことができない。例えば、施工時に火災受信機の電源を切断して新たな火災感知器を増設した後、火災受信機の電源を投入して新たな火災感知器の自動試験を行う場合がある。しかし、起動時に火災感知器の接続状態を確認する処理が省略された場合には、起動後すぐに新たな火災感知器の自動試験ができず、施工に伴う作業を円滑に進めることができない。
【0005】
本発明は、火災受信機の電源が投入されてから利用者の操作に応じて火災感知器に対する処理が実行されるまでに要する時間を短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、電源が投入されると、回線を介して接続されている火災感知器の接続状態を確認せずに、前記回線に接続可能な最大数の火災感知器が接続されていることを示す接続状態を設定する設定部と、前記接続状態が設定された状態において、利用者の操作に応じて前記火災感知器に対する処理を実行する処理部とを備える火災受信機を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、火災受信機の電源が投入されてから利用者の操作に応じて火災感知器に対する処理が実行されるまでに要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る火災報知システムの構成例を示す図。
接続管理テーブルを例示する図。
火災受信機の起動時の動作例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(構成)
図1は、一実施形態に係る火災報知システム1の構成例を示す図である。火災報知システム1は、建物内で火災が発生した場合に、建物内の人に火災の発生を知らせるシステムである。火災報知システム1は、複数の火災感知器10と、火災受信機20とを備える。複数の火災感知器10と火災受信機20とは回線L1を介して接続されている。なお、図1では火災受信機20には1つの回線L1のみが接続されているが、複数の回線が接続されていてもよい。
【0010】
火災感知器10は、建物内で発生した火災を感知し、火災受信機20に火災信号を送信する。火災感知器10は、火災により発生する物理現象を検出するセンサを有する。センサが検出する対象としては、煙、熱、炎、COが挙げられる。例えば火災感知器10は、自動試験機能付きのP型火災感知器である。火災感知器10には、固有のアドレスが予め割り当てられている。
(【0011】以降は省略されています)

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