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公開番号2025158364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024060844
出願日2024-04-04
発明の名称火災受信機
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20251009BHJP(信号)
要約【課題】災受信機において、履歴情報を記憶していた外部記憶媒体を新たな外部記憶媒体に入れ替えた場合であっても、その入れ替え前の外部記憶媒体に記憶されていた履歴情報を火災受信機によって保持できるようにする。
【解決手段】火災受信機11は、記憶部に相当するRAM112と、外部記憶媒体に相当するメモリカード200とに対して、情報の読み書きを行う情報読み書き部1111を備える。情報読み書き部1111は、火災受信機11からメモリカード200が取り外されるときに、そのメモリカード200に保存されている履歴情報を読み取ってRAM112に書き込む。そして、新たなメモリカード200が火災受信機11に装着されると、情報読み書き部1111は、RAM112に保存されている履歴情報をそのメモリカード200に書き込む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
記憶部と、
前記記憶部と、自機から取り外し可能な外部記憶媒体とに対して、情報の読み書きを行う情報読み書き部とを備え、
前記情報読み書き部は、自機から前記外部記憶媒体が取り外されるときに、当該外部記憶媒体に保存されている自機の履歴情報を読み取って前記記憶部に書き込む火災受信機。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記情報読み書き部は、新たな前記外部記憶媒体が自機に装着されると、前記記憶部に保存されている前記履歴情報を当該外部記憶媒体に書き込む請求項1記載の火災受信機。
【請求項3】
前記情報読み書き部は、新たな前記外部記憶媒体が自機に装着されると、当該外部記憶媒体に前記履歴情報が保存されていない場合には、前記記憶部に保存されている前記履歴情報を当該外部記憶媒体に書き込む請求項2記載の火災受信機。
【請求項4】
前記外部記憶媒体が自機から取り外されている期間に、自機又は自機に接続された機器における自動試験が開始される時期が到来した場合には、新たな前記外部記憶媒体が自機に装着されて前記読み書き部により前記履歴情報が当該外部記憶媒体に書き込まれるまで、前記自動試験が開始される時期を延期する延期部を備える請求項1又は2記載の火災受信機。
【請求項5】
前記記憶部は、揮発性記憶部と、不揮発性記憶部とを含み、
前記情報読み書き部は、自機から前記外部記憶媒体が取り外されるときに、当該外部記憶媒体に保存されている前記履歴情報のうち、自機又は自機に接続された機器における自動試験に関する履歴情報を読み取って前記不揮発性記憶部に書き込む請求項1又は2記載の火災受信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、火災受信機の外部記憶媒体に記憶されている履歴情報を保持するための技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
火災受信機は、火災事象の発生や自動試験に関する履歴情報と、火災受信機に接続されている防災関連機器や火災受信機の基本設定等に関する情報を含むデータベースとを記憶している(例えば特許文献1参照)。これらの履歴情報及びデータベースはデータサイズが大きいので、火災受信機に装着された外部記憶媒体であるメモリカードに保存されることが一般的である。
【0003】
火災受信機が設置された商業施設等において、例えば間仕切り変更や火災感知器の個数変更があったような場合には、このデータベースの内容が更新される。この更新後に、火災受信機に装着されているメモリカードを、更新後のデータベースが記憶された新たなメモリカードに入れ替える作業が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-135686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
火災受信機に対して新たなメモリカードに入れ替えた場合、その入れ替え前のメモリカードに記憶されていた履歴情報は新たなメモリカードには存在しないため、その履歴情報を火災受信機で表示することができなくなってしまう。また、履歴情報は、有事の際に消防の火災調査で使用されることもあるため、省令(総務省令)により、記憶媒体に自動試験結果を記憶させる場合には半年間分は保持しておくことが定められている。
【0006】
そこで、火災受信機に内蔵されているフラッシュメモリに履歴情報を記憶しておくことも可能であるが、長期間にわたる履歴情報を記憶するべく、多量のフラッシュメモリを火災受信機にその製造時点から実装しておくことになるため、小型化やコストダウン等の要請に対する障害となる。また、履歴情報を火災受信機以外のパソコン等に保存して新たなメモリカードにコピーする方法も考えられるが、作業者の負担増や作業漏れのリスクが考えられる。
【0007】
本開示は、火災受信機において、履歴情報を記憶していた外部記憶媒体を新たな外部記憶媒体に入れ替えた場合であっても、その入れ替え前の外部記憶媒体に記憶されていた履歴情報を火災受信機によって保持できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本開示の第1の態様に係る火災受信機は、記憶部と、前記記憶部と、自機から取り外し可能な外部記憶媒体とに対して、情報の読み書きを行う情報読み書き部とを備え、前記情報読み書き部は、自機から前記外部記憶媒体が取り外されるときに、当該外部記憶媒体に保存されている自機の履歴情報を読み取って前記記憶部に書き込む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、火災受信機において、履歴情報を記憶していた外部記憶媒体を新たな外部記憶媒体に入れ替えた場合であっても、その入れ替え前の外部記憶媒体に記憶されていた履歴情報を火災受信機によって保持できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態による防災システム1の構成例を示す図である。
火災受信機11の構成例を示す図である。
RAM112とメモリカード200に記憶されている情報を示す図である。
火災受信機11の主制御部111が制御プログラムに従って実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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