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公開番号2025149197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024049685
出願日2024-03-26
発明の名称エアーコンディショナー
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類F24F 11/33 20180101AFI20251001BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本発明は、火災感知器に非火災報を生じさせにくいエアーコンディショナーを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明のエアーコンディショナーは、風向制御装置と、メモリーとを備え、前記メモリーに火災感知器位置を記憶し、送風する際に、前記風向制御装置により前記火災感知器位置を避けて送風することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
風向制御装置と、メモリーとを備え、
前記メモリーに火災感知器位置を記憶し、
送風する際に、前記風向制御装置により前記火災感知器位置を避けて送風することを特徴とするエアーコンディショナー。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
カメラを備え、
前記カメラの画像から前記火災感知器位置を判定して記憶することを特徴とする請求項１に記載されたエアーコンディショナー。
【請求項３】
暖房運転の時のみ、前記風向制御装置により前記火災感知器位置を避けて送風することを特徴とする請求項１に記載されたエアーコンディショナー。
【請求項４】
前記火災感知器位置は操作により記憶されることを特徴とする請求項１に記載されたエアーコンディショナー。
【請求項５】
前記風向制御装置により送風開始から所定時間だけ前記火災感知器位置を避けて送風することを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載されたエアーコンディショナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、火災感知器の近傍に設置可能なエアーコンディショナーに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１、２に示されているように、エアーコンディショナーの室内機は、室内の天井付近に設置されて、室内に温風や冷風を供給する。そして、火災を検出する火災感知器は、室内の天井に設置されることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実開平３－１８４２２号公報
特開２０２３－２３５２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
火災感知器がエアーコンディショナーの室内機から温風や冷風をうけると、火災が生じていない状態で火災を感知してしまう非火災報が生じる可能性がある。例えば、火災感知器の一種であるスポット型の差動式熱感知器は、火災による急激な温度上昇変化を感知して火災発報する。そのため、エアーコンディショナーからの温風が当たると非火災報が生じてしまう可能性がある。特に、寒い室内を急速に暖めようとすると、スポット型の差動式熱感知器が急激に暖められて非火災報が生じる可能性が高くなる。分布型の差動式熱感知器でも同様に非火災報が生じる可能性がある。
【０００５】
また、スポット型煙感知器は、火災の煙による光の散乱を捉えて火災発報する。そして、エアーコンディショナーからの送風で塵埃がスポット型煙感知器の中に入ると、塵埃による光の散乱が生じて非火災報が生じてしまう可能性がある。特に、季節の変わり目で室内機による送風路が変化した場合に、室内機の内外にたまった塵埃を空中に浮遊させて非火災報が生じる可能性がある。光電式分離型煙感知器でも塵埃により光が遮断されて非火災報が生じる可能性がある。
【０００６】
本発明は、火災感知器に非火災報を生じさせにくいエアーコンディショナーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の一実施形態におけるエアーコンディショナーは、風向制御装置と、メモリーとを備え、前記メモリーに火災感知器位置を記憶し、送風する際に、前記風向制御装置により前記火災感知器位置を避けて送風することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明により、火災感知器に非火災報を生じさせにくいエアーコンディショナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
天井に設置された実施例１における室内機等の縦断面図。
実施例１における室内機の内部構成を示す図。
実施例１におけるエアーコンディショナーの動作フロー図。
天井に設置された実施例２における室内機等の縦断面図。
実施例２における室内機の内部構成を示す図。
天井に設置された実施例２の変形例における室内機の図。
天井に設置された実施例３における室内機の縦断面図。
実施例３におけるエアーコンディショナーの動作フロー図。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【００１０】
実施例１のエアーコンディショナーは、室外機（図示せず）と、図１に記載された室内機１とを有し、室内機１から冷風と温風を送風可能である。図１は、天井に設置された実施例１におけるエアーコンディショナーの室内機１の縦断面図である。室内機１と天井板Ｃ１、Ｃ２は断面で記載し、火災感知器Ｓは側面を記載している。図１の室内機１は、熱交換器や送風ファン等の内部構成の一部について記載を省略している。また、図１では、エアーコンディショナーを赤外線でコントロールするリモートコントローラーＲをイメージ的に記載している。
（【００１１】以降は省略されています）

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