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公開番号
2025173332
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-27
出願番号
2024078878
出願日
2024-05-14
発明の名称
異常検出システム
出願人
能美防災株式会社
代理人
弁理士法人朝日特許事務所
主分類
G08B
25/00 20060101AFI20251119BHJP(信号)
要約
【課題】無線で通信を行う2以上の異常検出装置を備える異常検出システムにおける通信の信頼性を向上する手段を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る異常検出システムは、異常を検出する2以上の異常検出装置を備え、いずれかの異常検出装置が異常を検出した場合、親器に設定された異常検出装置が当該異常の検出を示す異常検出通知を無線で送信し、子器に設定された1以上の異常検出装置の各々が前記異常検出通知を受信する異常検出システムであって、前記2以上の異常検出装置の中から任意に選択される2つの異常検出装置の組み合わせをペアとするとき、全てのペアの各々に関し、当該ペアの2つの異常検出装置の間で送受信される電波の状態を特定し、全てのペアの各々に関し特定した電波の状態に基づいて前記2以上の異常検出装置の中から親器とする異常検出装置を選択する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
異常を検出する2以上の異常検出装置を備え、いずれかの異常検出装置が異常を検出した場合、親器に設定された異常検出装置が当該異常の検出を示す異常検出通知を無線で送信し、子器に設定された1以上の異常検出装置の各々が前記異常検出通知を受信する異常検出システムであって、
前記2以上の異常検出装置の中から任意に選択される2つの異常検出装置の組み合わせをペアとするとき、全てのペアの各々に関し、当該ペアの2つの異常検出装置の間で送受信される電波の状態を特定し、全てのペアの各々に関し特定した電波の状態に基づいて前記2以上の異常検出装置の中から親器とする異常検出装置を選択する
異常検出システム。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記2以上の異常検出装置のうちの一の異常検出装置以外の1以上の異常検出装置の各々は、自装置以外の異常検出装置から送信された情報を受信したときの電波の状態を特定し、特定した電波の状態を示す電波状態情報を前記一の異常検出装置に送信し、
前記一の異常検出装置は、自装置以外の1以上の異常検出装置の各々から受信した前記電波状態情報が示す電波の状態に基づき、親器とする異常検出装置を選択する
請求項1に記載の異常検出システム。
【請求項3】
前記一の異常検出装置は、前記一の異常検出装置以外の1以上の異常検出装置の各々から送信された情報を受信したときの電波の状態を特定し、
前記一の異常検出装置は、自装置以外の1以上の異常検出装置の各々から受信した前記電波状態情報が示す電波の状態と、自装置が特定した電波の状態とに基づき、親器とする異常検出装置を選択する
請求項2に記載の異常検出システム。
【請求項4】
前記2以上の異常検出装置の各々は、自装置以外の異常検出装置の各々から送信された情報を受信したときの電波の状態を特定し、
前記一の異常検出装置以外の1以上の異常検出装置の各々は、特定した電波の状態に基づき自装置が親器として不適格と判定した場合、特定した電波の状態を示す電波状態情報を前記一の異常検出装置に送信しない
請求項2に記載の異常検出システム。
【請求項5】
第1グループに属する異常を検出する2以上の異常検出装置と、第2グループに属する異常を検出する2以上の異常検出装置とを備え、前記第1グループの異常検出装置が異常を検出した場合、前記第1グループの中継器に設定された異常検出装置が当該異常の検出を示す異常検出通知を無線で送信し、前記第2グループの中継器に設定された異常検出装置が前記異常検出通知を受信する異常検出システムであって、
前記第1グループに属する2以上の異常検出装置の中から任意に選択された1つの異常検出装置と前記第2グループに属する2以上の異常検出装置の中から任意に選択された1つの異常検出装置の組み合わせをペアとするとき、全てのペアの各々に関し当該ペアの2つの異常検出装置の間で送受信される電波の状態を特定し、全てのペアの各々に関し特定した電波の状態に基づいて前記第1グループの中継器と前記第2グループの中継器とするペアを選択する
異常検出システム。
【請求項6】
前記第2グループに属する2以上の異常検出装置の各々は、前記第1グループに属する2以上の異常検出装置の各々に関し、当該異常検出装置から送信された情報を受信したときの電波の状態を、前記第1グループの中継器と前記第2グループの中継器を決定するための情報として特定する
請求項5に記載の異常検出システム。
【請求項7】
第2グループに属する2以上の異常検出装置の各々は、特定した電波の状態に基づき自装置が中継器として不適格と判定した場合、特定した電波の状態を示す電波状態情報を自装置以外の異常検出装置に送信しない
請求項6に記載の異常検出システム。
【請求項8】
異常を検出する4以上の異常検出装置を備え、前記4以上の異常検出装置は、第1グループに属する2以上の異常検出装置と、第2グループに属する2以上の異常検出装置とにグループ分けされ、前記第1グループの異常検出装置が異常を検出した場合、前記第1グループの中継器に設定された異常検出装置が当該異常の検出を示す異常検出通知を無線で送信し、前記第2グループの中継器に設定された異常検出装置が前記異常検出通知を受信する異常検出システムであって、
前記4以上の異常検出装置の中から任意に選択される2つの異常検出装置の組み合わせをペアとするとき、全てのペアの各々に関し、当該ペアの2つの異常検出装置の間で送受信される電波の状態を特定し、全てのペアの各々に関し特定した電波の状態に基づいて前記4以上の異常検出装置の中から前記第1グループの親器とする異常検出装置、前記第2グループの親器とする異常検出装置、前記第1グループの子器とする異常検出装置、及び、前記第2グループの子器とする異常検出装置を選択する
異常検出システム。
【請求項9】
異常を検出する4以上の異常検出装置を備え、前記4以上の異常検出装置は、第1グループに属する2以上の異常検出装置と、第2グループに属する2以上の異常検出装置とにグループ分けされ、前記第1グループの異常検出装置が異常を検出した場合、前記第1グループと前記第2グループに共通の中継器に設定された異常検出装置が第1グループの親器に設定された異常検出装置から受信する異常検出通知を第2グループの親器に設定された異常検出装置に送信する異常検出システムであって、
前記第1グループの親器と前記第2グループの親器の中から任意に選択される1つの異常検出装置と、前記4以上の異常検出装置のうち前記第1グループの親器と前記第2グループの親器とを除く異常検出装置の中から任意に選択される1つの異常検出装置との組み合わせをペアとするとき、全てのペアの各々に関し、当該ペアの2つの異常検出装置の間で送受信される電波の状態を特定し、全てのペアの各々に関し特定した電波の状態に基づいて、前記4以上の異常検出装置のうち前記第1グループの親器と前記第2グループの親器とを除く異常検出装置の中から、前記中継器とする異常検出装置を選択する
異常検出システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異常検出システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
異常を検出する2以上の異常検出装置を備える異常検出システムにおいて、それらの異常検出装置間の通信の信頼性を向上させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、警報システムにおいて警報器間の電波環境を定期的に監視し、その時々の電波環境に最適な通信ルートと送信電力を自動的に設定して通信障害を未然に防止する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-178937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2以上の異常検出装置を備える異常検出システムのあるものは、それらの異常検出装置が連携動作するために、スター型トポロジーの無線通信ネットワークを採用している。スター型トポロジーの無線通信ネットワークを採用している異常検出システムにおいては、2以上の異常検出装置のうちの1つが親器となり、親器以外の異常検出装置が子器となり、親器が子器の各々と無線で通信を行うことによって、異常検出装置間の連携動作が実現される。
【0005】
なお、異常検出装置間の連携動作の典型例としては、いずれかの異常検出装置が異常を検出した場合、全ての異常検出装置が鳴動等により周囲の人等に異常の通知(以下、「発報」という)を行うことが挙げられるが、これに限られない。
【0006】
また、異常検出システムにより監視されるエリアが広範に渡る場合、そのエリアを複数のサブエリアに区分し、各サブエリアにグループ化された2以上の異常検出装置を設置して、サブエリア毎に異常を検出することが行われている。そして、異なるサブエリアに設置された異常検出装置間の連携動作を行うために、グループ間の通信を中継する中継器が設けられ、中継器を介して異なるグループに属する異常検出装置間の通信が行われる場合がある。
【0007】
上述した親器は子器と無線で通信を行う必要がある。また、上述した中継器は同じグループの親器や他のグループの中継器と無線で通信を行う必要がある。無線による通信の品質は、障害物や電波干渉等の影響を受ける。従って、親器又は中継器の役割を担う異常検出装置は、応じた適切な場所に配置された異常検出装置が適当な設置場所でなければ、異常検出装置間の必要な通信が行われず、異常検出システムが正しく動作しない場合がある。
【0008】
上述した事情に鑑み、本発明は、無線で通信を行う2以上の異常検出装置を備える異常検出システムにおける通信の信頼性を向上する手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、異常を検出する2以上の異常検出装置を備え、いずれかの異常検出装置が異常を検出した場合、親器に設定された異常検出装置が当該異常の検出を示す異常検出通知を無線で送信し、子器に設定された1以上の異常検出装置の各々が前記異常検出通知を受信する異常検出システムであって、前記2以上の異常検出装置の中から任意に選択される2つの異常検出装置の組み合わせをペアとするとき、全てのペアの各々に関し、当該ペアの2つの異常検出装置の間で送受信される電波の状態を特定し、全てのペアの各々に関し特定した電波の状態に基づいて前記2以上の異常検出装置の中から親器とする異常検出装置を選択する異常検出システムである。
【0010】
本発明の別の一態様は、第1グループに属する異常を検出する2以上の異常検出装置と、第2グループに属する異常を検出する2以上の異常検出装置とを備え、前記第1グループの異常検出装置が異常を検出した場合、前記第1グループの中継器に設定された異常検出装置が当該異常の検出を示す異常検出通知を無線で送信し、前記第2グループの中継器に設定された異常検出装置が前記異常検出通知を受信する異常検出システムであって、前記第1グループに属する2以上の異常検出装置の中から任意に選択された1つの異常検出装置と前記第2グループに属する2以上の異常検出装置の中から任意に選択された1つの異常検出装置の組み合わせをペアとするとき、全てのペアの各々に関し当該ペアの2つの異常検出装置の間で送受信される電波の状態を特定し、全てのペアの各々に関し特定した電波の状態に基づいて前記第1グループの中継器と前記第2グループの中継器とするペアを選択する異常検出システムである。
(【0011】以降は省略されています)
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