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公開番号2025148901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024049243
出願日2024-03-26
発明の名称感知システム
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20251001BHJP(信号)
要約【課題】監視エリアでの環境の変化に応じた煙の感知を行うことができる感知システムを得ることができる。
【解決手段】監視エリア(200)で発生した煙を感知する煙感知部(2)と、監視エリア(200)で生じているニオイを感知し、感知したニオイをパターン化してニオイ感知信号として送信するニオイ感知部(1)と、ニオイ感知部(1)による感知結果に基づいて煙感知部(2)による煙感知感度を可変制御する制御部(3)と、を備え、制御部(3)は、ニオイ感知部(1)から送信されるニオイ感知信号が、事前に登録されている対象パターンを示す信号であるか否かを判定し、対象パターンを示す信号である場合、煙感知感度を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
監視エリアで発生した煙を感知する煙感知部と、
前記監視エリアで生じているニオイを感知し、感知したニオイをパターン化してニオイ感知信号として送信するニオイ感知部と、
前記ニオイ感知部による感知結果に基づいて前記煙感知部による煙感知感度を可変制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記ニオイ感知部から送信される前記ニオイ感知信号が、事前に登録されている対象パターンを示す信号であるか否かを判定し、
前記対象パターンを示す信号である場合、前記煙感知感度を変更する、
感知システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、
着火性の高い物体が発するニオイのパターンである第1対象パターンを、前記対象パターンとして事前に保持しており、
前記ニオイ感知部から送信される前記ニオイ感知信号が、前記第1対象パターンを示す信号である場合、前記煙感知感度を上げる、
請求項1に記載の感知システム。
【請求項3】
前記制御部は、
嗜好品若しくは食材が燃焼するときのニオイのパターンである第2対象パターンを、前記対象パターンとして事前に保持しており、
前記ニオイ感知部から送信される前記ニオイ感知信号が、前記第2対象パターンを示す信号である場合、前記煙感知感度を下げる、
請求項1または2に記載の感知システム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記監視エリアが平常の状態であるときに前記ニオイ感知部から送信された前記ニオイ感知信号を、初期パターンとして事前に保持しており、
前記ニオイ感知部から送信される前記ニオイ感知信号に対し、前記初期パターンを用いた初期化処理を行った上で、前記ニオイ感知部からの前記ニオイ感知信号が事前に登録されている前記対象パターンを示す信号であるか否かを判定する、
請求項1または2に記載の感知システム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記煙感知感度を変更した後に、前記ニオイ感知部から送信される前記ニオイ感知信号が前記対象パターンを示す信号ではなくなった場合、前記煙感知感度を、平常時の煙感知感度に戻す、
請求項1または2に記載の感知システム。
【請求項6】
前記制御部は、
少なくともタバコの燃焼臭、葉巻の燃焼臭、肉の燃焼臭、及び、魚の燃焼臭のうちのいずれか1つまたは複数のニオイのパターンを、前記第2対象パターンとして事前に保持しており、
前記ニオイ感知部から送信される前記ニオイ感知信号が、前記タバコの燃焼臭、前記葉巻の燃焼臭、前記肉の燃焼臭、または、前記魚の燃焼臭のパターンを示す信号である場合、前記煙感知感度を下げる、
請求項3に記載の感知システム。
【請求項7】
前記制御部は、
少なくともガソリン、灯油、都市ガス、及び、プロパンガスのうちのいずれか1つまたは複数のニオイのパターンを、前記第1対象パターンとして事前に保持しており、
前記ニオイ感知部から送信される前記ニオイ感知信号が、前記ガソリン、前記灯油、前記都市ガス、または、前記プロパンガスのニオイのパターンを示す信号である場合、前記煙感知感度を上げる、
請求項2に記載の感知システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、煙感知器の煙感知感度を変更することができる感知システムに関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
煙感知器は、監視エリア内の煙の濃度が閾値に達した場合、火災が発生したものとして発報する。
【0003】
また、従来技術として、煙感知器の発報制御に関して、以下のような火災報知器がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る火災報知器は、喫煙によるニコチン臭がニオイ検出部によって検出された場合、火災信号の出力を停止する。これにより、タバコの煙に起因する誤発報を抑止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-275286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
着火性の高いガソリン、灯油などが飛散したり、都市ガス、プロパンガスのガス漏れが発生したりすると、火災の発生率が急激に高まる。また、このような状況下で火災が発生した場合には被害が大きくなることから、迅速に煙を感知して発報することが望まれる。
【0006】
一方、煙を感知しても、その煙が調理中や喫煙中の煙などの非火災性のものである場合、誤発報を抑える必要がある。
【0007】
特許文献1に係る火災報知器は、タバコの煙のみをニオイ検出部による検出対象として、タバコの煙に起因する誤発報を抑止しているに過ぎない。このため、特許文献1に係る火災報知器は、喫煙以外の他の要因による煙が発生していても、発報制御を行うことができない。
【0008】
また、監視エリアの環境においては、誤発報を抑えるばかりでなく、上述したような火災の発生率が急激に高まってしまうおそれのあるニオイを積極的に検出し、迅速に煙を感知して発報することも重要となる。しかしながら、特許文献1に係る火災報知器は、このような技術思想も有していない。
【0009】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、監視エリアでの環境の変化に応じた煙の感知を行うことができる感知システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る感知システムは、監視エリアで発生した煙を感知する煙感知部と、監視エリアで生じているニオイを感知し、感知したニオイをパターン化してニオイ感知信号として送信するニオイ感知部と、ニオイ感知部による感知結果に基づいて煙感知部による煙感知感度を可変制御する制御部と、を備え、制御部は、ニオイ感知部から送信されるニオイ感知信号が、事前に登録されている対象パターンを示す信号であるか否かを判定し、対象パターンを示す信号である場合、煙感知感度を変更する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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