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公開番号2025177270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083933
出願日2024-05-23
発明の名称高温部可視化システム
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01J 5/48 20220101AFI20251128BHJP(測定;試験)
要約【課題】高温検出対象物の表面における高温部の特定を容易化することで、火災の発生を防止する高温部可視化システムを得ることを目的とする。
【解決手段】高温部可視化システム(100)は、高温検出対象物の表面における高温部を検出する温度検出部(10)と、温度検出部(10)によって高温部が検出された場合、当該高温部の位置を示すための目印を、高温検出対象物の表面に付すマーキング部(20)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
高温検出対象物の表面における高温部を検出する温度検出部と、
前記温度検出部によって前記高温部が検出された場合、当該高温部の位置を示すための目印を、前記高温検出対象物の前記表面に付すマーキング部と、
を備える、高温部可視化システム。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記高温検出対象物を搬送する搬送部をさらに備え、
前記温度検出部は、前記搬送部によって搬送中の前記高温検出対象物の前記表面における前記高温部を検出し、
前記マーキング部は、前記温度検出部によって前記高温部が検出された場合、当該高温部の位置を示すための前記目印を、前記高温検出対象物の前記表面に付す、
請求項1に記載の高温部可視化システム。
【請求項3】
前記マーキング部は、前記高温検出対象物に対して部分的な着色を行うことにより、前記目印を付す、
請求項1または2に記載の高温部可視化システム。
【請求項4】
前記マーキング部は、ペイント弾を前記高温検出対象物に射出することにより、前記部分的な着色を行う、請求項3に記載の高温部可視化システム。
【請求項5】
前記温度検出部によって前記高温部が検出された場合、前記搬送部を停止させる搬送制御部をさらに備える、
請求項2に記載の高温部可視化システム。
【請求項6】
前記温度検出部および前記マーキング部は、前記搬送部の搬送方向に沿って設置されており、
前記マーキング部は、前記温度検出部よりも前記搬送方向の下流側に設置されている、
請求項2に記載の高温部可視化システム。
【請求項7】
前記搬送部は、清掃工場に設けられた、前記高温検出対象物をゴミピットまで搬送するベルトコンベアであり、
前記高温検出対象物は、前記ベルトコンベアの搬送面に載置され、当該ベルトコンベアによって連続的に搬送されるゴミの集合体である、
請求項2に記載の高温部可視化システム。
【請求項8】
前記マーキング部は、前記温度検出部により検出された温度に応じて異なる色を着色する、
請求項3に記載の高温部可視化システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、高温検出対象物の表面における高温部を特定し、特定した高温部を可視化する高温部可視化システムに関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば工場、物流センターなどの各種施設においては、ベルトコンベアなどの搬送部を用いて物体を目的の場所まで順次搬送することが日常的に行われている。このような施設の一例として、清掃工場を挙げることができる。
【0003】
清掃工場においては、ゴミ収集車によって収集されたゴミを、ベルトコンベアの搬送面上に載置して、ゴミピットまで搬送して投下する。また、ベルトコンベアによって搬送されているゴミの中から不燃物、資源ゴミなどを除去し、残った可燃ゴミをゴミピットまで搬送する。
【0004】
収集されたゴミの中には、リチウムイオンバッテリ、カセットコンロ用のガス缶などの着火性の高いものが混在していることがあり、これらが異常発熱して燃焼することがある。
【0005】
また、ベルトコンベアによって搬送される物体が燃焼した場合、燃焼した物体を消火する消火設備として、以下のようなものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る消火設備は、ベルトコンベアによって搬送されている粉末状のニトロソ化合物が、何等かの原因で燃えた場合、ベルトコンベアの上方に配置されている消火剤放射ノズルから泡消火液等を放射させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-5998号公報
【非特許文献】
【0007】
向井孝志、他2名、「リチウムイオン電池の熱暴走メカニズムと高安全性技術」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj/70/6/70_301/_pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来、ベルトコンベア上のゴミに対して温度センサでセンシングを行い、異常発熱しているゴミが検出された場合、ベルトコンベアを停止させて作業員が異常発熱している物体を手探りで探している。
【0009】
既に発火して炎または煙が出ている物体を探し出すのは容易であるが、発火前の異常発熱している物体を目視で探し出すのは困難である。
【0010】
なお、特許文献1においては、ベルトコンベアの搬送路全体に対して泡消火液等を放射しており、異常発熱している位置の特定まではなされていない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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