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公開番号2024100528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004589
出願日2023-01-16
発明の名称感知器取付機器
出願人能美防災株式会社
代理人彩雲弁理士法人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240719BHJP(信号)
要約【課題】火災感知器が感知器取付部から外れ易くなるのを防ぐ感知器取付機器を提供する。
【解決手段】火災感知器を取り付ける感知器取付部4を備え、感知器取付部4に火災感知器側の差込金具を挟持する押圧金具7と、受け金具8と、ストッパ9と、を設けた感知器取付機器1であって、押圧金具7は、折り返し部より先端側の先端側部分に、差込金具を受け金具8側に押圧する押圧部が設けられる折り返しバネ部7cを有する。ストッパ9は、押圧部が差込金具を受け金具8側に押圧する際に、折り返しバネ部7cの折り返し部より基端側の基端側部分が回転移動するのを防ぐ。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
火災感知器が取り付けられる感知器取付部を備え、その感知器取付部に火災感知器側の差込金具を挟持する押圧金具と受け金具が設けられる、感知器取付機器であって、
前記押圧金具として、折り返し部より先端側の先端側部分に、前記差込金具を前記受け金具側に押圧する押圧部が設けられる折り返しバネ部を有する押圧金具を備えると共に、
前記押圧部が前記差込金具を前記受け金具側に押圧する際に、前記折り返しバネ部の前記折り返し部より基端側の基端側部分が回転移動するのを防ぐストッパを備えることを特徴とする感知器取付機器。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記ストッパは、柱状又は台座状をなして、前記基端側部分と前記感知器取付部の取付面との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の感知器取付機器。
【請求項3】
前記ストッパは、前記基端側部分の前記折り返し部近傍位置と前記感知器取付部の取付面との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の感知器取付機器。
【請求項4】
前記ストッパとして、前記基端側部分の前記折り返し部近傍位置と前記感知器取付部の取付面との間に設けられる第1ストッパと、前記基端側部分の基端部近傍位置と前記感知器取付部の取付面との間に設けられる第2ストッパとを備えることを特徴とする請求項1に記載の感知器取付機器。
【請求項5】
感知器本体の直径が第1サイズの火災感知器が取り付けられる第1の感知器取付部と、感知器本体の直径が前記第1サイズよりも小さい第2サイズの火災感知器が取り付けられる第2の感知器取付部とを備えるものであり、
前記折り返しバネ部を有する前記押圧金具が前記受け金具と共に設けられるのは、前記第2の感知器取付部であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の感知器取付機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、火災感知器が取り付けられる感知器取付機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
火災感知器を天井面等の設置面に取り付けるための感知器ベース、火災感知器(煙感知器)の感度を試験する感度試験器、火災感知器にアドレスの設定をするアドレス設定器、及び、それらの機器に別の種類の火災感知器を取り付けるためのアダプタベース等の、火災感知器が取り付けられる感知器取付機器は、その取り付け用の感知器取付部を備えている。
【0003】
そして、感知器取付部には、火災感知器に設けられる板状の差込金具(刃金具とも称される)を間に挟持して、その差込金具と嵌合する板状の押圧金具と受け金具(刃受け金具とも称される)が設けられており、それら金具の嵌合状態が押圧金具のバネ力による押圧力により保持されて、火災感知器が感知器取付部に電気的に接続されつつ、取り付けられるようになっている(感度試験器の例として、例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-58796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この種の感知器取付機器において、感知器取付部の押圧金具と受け金具との間への火災感知器の差し込み金具の差し込みは、通常、感知器取付機器に対して火災感知器を周方向に回転させることにより行われる。
【0006】
ところで、火災感知器には、感知器本体の直径が従来一般的なサイズのものよりも小さい小型のものがある。そのような小型の火災感知器が取り付けられる感知器取付部においては、火災感知器側の直径に対応して小径のものとなり、押圧金具と受け金具における差込金具が差し込まれる部分の周方向の長さが短くなる。そのため、バネ性が必要な押圧金具としては、折り返しバネ部を有するものを用いるのが好適である(従来一般的なサイズの火災感知器が取り付けられる感知器取付部の場合、折り返し部のない板バネが用いられている)。
【0007】
しかしながら、折り返しバネ部を有する押圧金具を用いる場合、折り返し部より先端側の部分に設けられる、差込金具を受け金具側に押圧する押圧部が荷重点となるが、押圧部に荷重が作用した際に、折り返し部より基端側の部分まで撓んでしまうと、押圧部が設けられる先端側の部分の撓み量が小さくなってしまい、差込金具を受け金具側に押圧する押圧部のバネ力による押圧力が弱くなり、差込金具の抜け方向の移動に対する抵抗が弱くなって、押圧金具と受け金具の間から差込金具が抜け易くなると考えられる。
【0008】
つまり、小型の火災感知器が取り付けられる感知器取付部を備える感知器取付機器においては、折り返しバネ部を有する押圧金具を用いる場合、火災感知器が感知器取付部から外れ易くなるという問題がある。
【0009】
この発明は、上記の事情に鑑み、火災感知器が感知器取付部から外れ易くなるのを防ぐことができる感知器取付機器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、火災感知器が取り付けられる感知器取付部を備え、その感知器取付部に火災感知器側の差込金具を挟持する押圧金具と受け金具が設けられる、感知器取付機器であって、前記押圧金具として、折り返し部より先端側の先端側部分に、前記差込金具を前記受け金具側に押圧する押圧部が設けられる折り返しバネ部を有する押圧金具を備えると共に、前記押圧部が前記差込金具を前記受け金具側に押圧する際に、前記折り返しバネ部の前記折り返し部より基端側の基端側部分が回転移動するのを防ぐストッパを備えることを特徴とする感知器取付機器、である(請求項1)。
(【0011】以降は省略されています)

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