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公開番号
2024168041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084429
出願日
2023-05-23
発明の名称
機器操作盤
出願人
能美防災株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20241128BHJP(信号)
要約
【課題】火災信号を出力した機器に連動して動く連動機器の遅延制御の実行に適した機器操作盤を得る。
【解決手段】複数の火災検出機器と複数の連動機器とが含まれる複数の防災機器を制御する機器操作盤であって、複数の連動機器は、どの火災検出機器に連動して動作するかがあらかじめ連動テーブルとして規定されており、複数の火災検出機器のいずれかから火災信号を受信した場合には、連動テーブルを参照することで、複数の連動機器の中から連動して動く機器を特定して起動させる連動制御を実行する制御処理部を備え、制御処理部は、複数の連動機器のそれぞれについて、連動制御を実行するまでの遅延時間を設定可能であり、設定された遅延時間を用いて連動制御を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
火災監視エリアに設置された複数の防災機器を制御するであって、
前記複数の防災機器には、火災が発生したことを知らせる火災信号を出力する機器に相当する複数のと、前記火災信号を出力した火災検出機器に連動して動く複数のとが含まれており、前記複数の連動機器は、どの火災検出機器に連動して動作するかがあらかじめ連動テーブルとして規定されており、
前記複数の火災検出機器のいずれかから前記火災信号を受信した場合には、前記連動テーブルを参照することで、前記複数の連動機器の中から前記連動して動く機器を特定して起動させる連動制御を実行する制御処理部
を備え、
前記制御処理部は、前記複数の連動機器のそれぞれについて、連動制御を実行するまでの遅延時間を設定可能であり、設定された前記遅延時間を用いて前記連動制御を実行する
機器操作盤。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数の連動機器のそれぞれと、前記遅延時間とが対応付けられた遅延時間設定テーブルを記憶する記憶部
をさらに備え、
前記記憶部に記憶されている前記遅延時間設定テーブルは、前記火災信号を発した火災検出機器の設置場所に応じた複数の条件のそれぞれに対して前記遅延時間が設定されており、
前記制御処理部は、前記火災信号を受信した場合には、前記複数の連動機器のそれぞれに関して前記複数の条件のうちのどの条件を採用するかを、前記火災信号を発した火災検出機器の設置場所と複数の連動機器のそれぞれの設置場所との関係に基づいて特定し、前記遅延時間設定テーブルを参照することで、前記複数の連動機器のそれぞれに対して特定された前記条件に対応する遅延時間を抽出し、抽出した前記遅延時間を用いて前記連動制御を実行する
請求項1に記載の機器操作盤。
【請求項3】
前記複数の連動機器のそれぞれと、前記遅延時間とが対応付けられた遅延時間設定テーブルを記憶する記憶部
をさらに備え、
前記記憶部に記憶されている前記遅延時間設定テーブルは、前記複数の連動機器に関する連動元となる火災検出機器のそれぞれに対して前記遅延時間が設定されており、
前記制御処理部は、前記火災信号を受信した場合には、前記遅延時間設定テーブルを参照することで、前記火災信号を出力した連動元の火災検出機器に対応して設定された遅延時間を抽出し、抽出した前記遅延時間を用いて前記連動元の火災検出機器に対応して連動動作を行うすべての連動機器について同一の遅延時間による前記連動制御を実行する
請求項1に記載の機器操作盤。
【請求項4】
前記複数の連動機器のそれぞれと、前記遅延時間とが対応付けられた遅延時間設定テーブルを記憶する記憶部
をさらに備え、
前記記憶部に記憶されている前記遅延時間設定テーブルは、前記複数の連動機器に関する種別ごとに前記遅延時間が設定されており、
前記制御処理部は、前記火災信号を受信した場合には、前記遅延時間設定テーブルを参照することで、前記連動機器の種別ごとに設定された遅延時間を抽出し、抽出した前記遅延時間を用いて前記連動して動く機器に関して種別ごとに同一の遅延時間による前記連動制御を実行する
請求項1に記載の機器操作盤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、火災監視エリアにおける防災機器を制御する機器操作盤に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
火災受信機、発信機、中継器、音響装置、感知器、防排煙機器等を備えて構成され、防火対象である建物内の火災監視エリアで発生する火災を迅速に検知し、消火作業、避難誘導等を行う自動火災報知設備がある(例えば、非特許文献1参照)。自動火災報知設備では、感知器が熱や煙を感知することで、火災受信機に対して火災信号を送信する。
【0003】
火災信号を受信した火災受信機は、火災発生場所に応じて、警報を発し、音響装置を鳴動させ、建物内にいる人に火災の発生を知らせる。さらに、火災信号を受信した火災受信機は、炎あるいは煙の拡大を防ぐために、火災発生場所に応じて、防排煙機器を連動動作させる。
【0004】
このように、火災受信機は、自動火災報知設備に含まれる種々の防災機器に関する集中制御を行う。なお、このような集中制御は、総合操作盤など、その他の設備でも行うことができる。そこで、本開示では、種々の防災機器に関する集中制御を行う火災受信機、総合操作盤などの設備のことを、機器操作盤と総称することとする。
【0005】
種々の防災機器の中には、火災信号を受信した機器操作盤から起動指令が出力されることで、火災信号を出力した機器と連動して動く連動機器群が含まれている。このような連動制御が実施されることで、火災信号の発生に伴って、例えば、防火戸、シャッタなどの防排煙機器を連動で起動させることができ、炎あるいは煙の拡大を防ぐことが可能となる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
能美防災株式会社 ホームページ、自動火災報知設備(URL:https://www.nohmi.co.jp/product/materiel/fid.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
工場、物流倉庫などの現場が火災監視エリアの場合には、防排煙機器のような連動機器を動作させる際に、連動機器が直ちに動作しないように、火災信号を受信してからある遅延時間が経過した後に連動機器の起動を行う遅延制御か行われることがある。
【0008】
具体的には、物流倉庫において、コンベアが停止した後にシャッタなどの防排煙機器を動作させたい、といった要望に応えるために、遅延制御が行われることがあり、ユーザの要望に応じて自動火災報知設備をカスタマイズする必要が生じる。
【0009】
現状の自動火災報知設備では、火災信号が検出されると、即座に防排煙機器などの連動制御が行われ、連動機器が動作する構成となっている。従って、遅延制御を行いたい要望に応えるためには、連動機器への起動指令の出力線であるDC24Vラインに、タイマーリレーを追加し、動作の開始を遅延させていた。
【0010】
しかしながら、このような遅延制御を実現するためには、ユーザの現場において後付けでタイマーリレーを組み込む必要がある。従って、後付け作業に伴う手間と費用が発生してしまう。さらに、リレータイマーの材料不足などが発生した場合には、後付け作業が滞ってしまうおそれもある。
(【0011】以降は省略されています)
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