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公開番号
2024171200
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023088156
出願日
2023-05-29
発明の名称
防災システム
出願人
能美防災株式会社
代理人
弁理士法人朝日特許事務所
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20241204BHJP(信号)
要約
【課題】防災システムにおいて、発生回数が所定の条件を満たす場合に異常として検出する構成では検出されない端末の異常を認識できるようにする。
【解決手段】防災システム1は、回線NWを介して端末20(n)(n=1~N)と通信する火災受信機10を含む。端末20(n)は、状態を確認する状態確認信号を火災受信機10から受信した場合に応答信号を返信する。火災受信機10は、状態確認信号を送信しても端末20(n)が無応答である場合に、無応答の履歴を記憶する記憶部と、無応答の履歴を出力する出力部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
防災制御盤からの状態を確認する問い合わせに対して端末機器が無応答である度に、前記無応答の履歴を記憶する記憶部と、
前記無応答の履歴を出力する出力部と、
を備える防災システム。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記記憶部は、前記端末機器が前記無応答の状態から回復すると、前記回復の履歴を記憶し、
前記出力部は、更に前記回復の履歴を出力する、
請求項1に記載の防災システム。
【請求項3】
前記履歴を用いて前記無応答の原因を推定する推定部を更に備え、
前記出力部は、更に前記推定された無応答の原因を出力する、
請求項1又は2に記載の防災システム。
【請求項4】
前記推定部は、前記履歴から得られる前記無応答の継続状況、前記無応答である前記端末機器の数、前記無応答の繰り返し状況、及び前記無応答の発生時間の傾向のうち少なくとも一つによって異なる前記原因を推定する、
請求項3に記載の防災システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、防災システム、に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
端末機器の計測値の時系列データを表示する技術が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-197335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
火災受信機等の防災制御盤の中には、定期的に端末機器の状態監視を行うものがある。この種の防災制御盤は、端末機器に状態を確認する信号を定期的に送信し、この信号に対して端末機器から応答がない場合にはリトライ処理を実施する。端末機器から所定回数連続して応答がない場合、この種の防災制御盤は、端末機器の異常を検出して出力する。しかし、この種の防災制御盤を用いて構成された防災システムでは、無応答が所定回数連続して発生するまでは異常が検出されないため、リトライ処理により回復するような異常、例えば突発的な誘導ノイズによる瞬時的な通信エラー等が発生しても、それを認識できず、早期に対処することができない。
【0005】
本開示は、発生回数が所定の条件を満たす場合に異常として検出する構成では検出されない端末機器の異常を認識できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本開示の第1の態様に係る防災システムは、防災制御盤からの状態を確認する問い合わせに対して端末機器が無応答である度に、前記無応答の履歴を記憶する記憶部と、前記無応答の履歴を出力する出力部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、発生回数が所定の条件を満たす場合に異常として検出する構成では検出されない端末機器の異常を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態による防災システム1の構成例を示す図である。
防災システム1に含まれる火災受信機10の構成例を示す図である。
状態確認動作の流れを示すフローチャートである。
原因推定動作の流れを示すフローチャートである。
無応答の履歴及び回復の履歴を表示する画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<A.実施形態>
以下に述べる実施形態には技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかし、本開示の実施形態は、以下に述べる形態に限られるものではない。
【0010】
<A-1.構成>
図1は、本開示の一実施形態による防災システム1の構成例を示す図である。防災システム1は、例えば家屋、店舗又は公共施設等の監視領域における火災の発生に応じて警報を行う火災受信機10を含む。火災受信機10は、本開示における防災制御盤の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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