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公開番号
2024167635
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023083845
出願日
2023-05-22
発明の名称
検査システム
出願人
能美防災株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08B
17/00 20060101AFI20241127BHJP(信号)
要約
【課題】無人飛行体を用いる検査において、無人飛行体を操作する作業者を支援することができる検査システムを得る。
【解決手段】検査システム(100)は、検査対象機器の検査を行うための検査器が搭載された無人飛行体(2)と、無人飛行体(2)が検査対象機器まで直線経路で到達するような誘導経路を生成する誘導部(1)と、を有し、誘導部(1)は、検査対象機器に向けてレーザー光線を照射するレーザー照射部(10)を備え、無人飛行体(2)は、レーザー光線を受光する第1受光体(201)と、第1受光体(201)の周りに設けられている複数の第2受光体(202)と、レーザー光線が、各第2受光体(202)のいずれかで受光された場合、受光した当該第2受光体(202)と第1受光体(201)との位置関係に基づいて、無人飛行体(2)の飛行方向を制御する制御部(22)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
検査対象機器の検査を行うための検査器が搭載された無人飛行体と、
前記無人飛行体が前記検査対象機器まで直線経路で到達するような誘導経路を生成する誘導部と、
を有し、
前記誘導部は、
前記検査対象機器に向けて可視領域のレーザー光線を照射するレーザー照射部
を備え、
前記無人飛行体は、
前記レーザー照射部からの前記レーザー光線を受光可能な位置に設けられている第1受光体と、
前記第1受光体の周りを囲むように設けられている複数の第2受光体と、
前記レーザー光線が、各前記第2受光体のいずれかで受光された場合、受光した当該第2受光体と前記第1受光体との位置関係に基づいて、前記第1受光体で前記レーザー光線が受光されるように、前記無人飛行体の飛行方向を制御する制御部と、
を備える、検査システム。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記レーザー照射部は、
主レーザー光線を照射する1つの主レーザー照射部と、
前記主レーザー照射部の周りを囲むように設けられ、前記無人飛行体の飛行の妨げとなる障害物の存在を確認するための副レーザー光線を、前記主レーザー光線の周囲で照射する複数の副レーザー照射部と
を備えて構成されている、
請求項1に記載の検査システム。
【請求項3】
前記誘導部は、更に、
前記レーザー光線の照射方向と同じ方向を照射する測距センサと、
前記無人飛行体と前記検査対象機器との間の距離である遠近距離に基づいて、前記無人飛行体の飛行を制御する遠近距離制御部と
を備え、
前記測距センサは、当該測距センサから前記検査対象機器までの距離を、想定到達距離として予め計測し、
前記遠近距離制御部は、前記無人飛行体が前記検査対象機器に向かって飛行しているときに前記測距センサによって計測される計測距離と、前記想定到達距離とに基づいて、前記遠近距離を算出し、当該遠近距離に基づいて、前記無人飛行体の飛行を制御する、
請求項1または2に記載の検査システム。
【請求項4】
前記検査対象機器は、室内空間の高所に設けられている感知器である、
請求項1または2に記載の検査システム。
【請求項5】
前記誘導部は、室内空間の床面に取り外し可能且つ移設可能に設置することができるシート部材で構成された本体部を備え、
前記レーザー照射部は、前記レーザー光線の照射方向を調整することができるように、前記本体部に取り付けられている、
請求項1または2に記載の検査システム。
【請求項6】
前記無人飛行体の全体を取り囲むように設けられている複数の第3受光体を更に備え、
前記制御部は、前記副レーザー光線が、各前記第3受光体のいずれかで受光された場合、前記無人飛行体が前記誘導経路から外れたことをあらわす通知を行う、請求項2に記載の検査システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、無人飛行体を用いて検査対象機器を検査する検査システムに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、無人飛行体を用いて、高所に設けられている火災感知器、ガス感知器などの感知器を、検査対象機器として検査することが行われてきている。
【0003】
飛行の妨げとなる障害物がある中で無人飛行体を操作する場合、熟練した操作技術が必要になることがある。
【0004】
このことから、検査対象の感知器まで無人飛行体を誘導するシステムが望まれている。
【0005】
無人飛行体を誘導するシステムとして、以下の配送システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る配送システムにおいて、レーザー照射装置が、配送先となる目的地点側に設けられている。一方、レーザー照射装置からのレーザー光線を受光するレーザーレシーバが、無人飛行体側に設けられている。この構成により、無人飛行体は、目的地点側から照射されるレーザー光線を受光することができ、受光状態を監視しながら当該目的地点まで飛行することができる
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-52683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のシステムを上記の感知器の検査に適用する場合、感知器側に、レーザー光線を照射する装置を組み込む必要がある。しかしながら、レーザー照射装置を組み込んだ感知器を新たに製造したり、既に設置されている感知器にレーザー照射装置を組み込んだりするのは、費用面及び作業の手間を考慮すると、現実的ではない。
【0008】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、無人飛行体を用いる検査において、無人飛行体を操作する作業者を支援することができる検査システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る検査システムは、検査対象機器の検査を行うための検査器が搭載された無人飛行体と、無人飛行体が検査対象機器まで直線経路で到達するような誘導経路を生成する誘導部と、を有し、誘導部は、検査対象機器に向けて可視領域のレーザー光線を照射するレーザー照射部を備え、無人飛行体は、レーザー照射部からのレーザー光線を受光可能な位置に設けられている第1受光体と、第1受光体の周りを囲むように設けられている複数の第2受光体と、レーザー光線が、各第2受光体のいずれかで受光された場合、受光した当該第2受光体と第1受光体との位置関係に基づいて、第1受光体でレーザー光線が受光されるように、無人飛行体の飛行方向を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、無人飛行体を用いる検査において、無人飛行体を操作する作業者を支援することができる検査システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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