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公開番号2025081762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2025034575,2023187948
出願日2025-03-05,2020-03-30
発明の名称測定装置、防災システム、及び測定装置の調整方法
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G08B 17/06 20060101AFI20250520BHJP(信号)
要約【課題】炎と煙の両方を検知可能であり、かつ、炎検知器と煙検知器を個別に設ける場合と比較し、それらの装置の設置及び保守に要する労力が少なくて済む仕組みを実現する。
【解決手段】防災システム1は、トンネルTNに車両の走行方向に沿って概ね等間隔に配置された複数の測定装置10、すなわち、測定装置10(1)、測定装置10(2)、・・・、測定装置10(n)を備える。測定装置10は炎検知用のセンサと、煙検知用の光を発光する発光部102と、煙検知用の光を受光する受光部103を備える。測定装置10(i)の発光部102は隣の測定装置10(i+1)の受光部103に向けて光を発光する。測定装置10(i+1)の受光部103は測定装置10(i)の発光部102から発光された光を受光し、受光した光の強度を示す信号を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
間隔を空けて設置される複数の測定装置を構成する1つの測定装置であって、
炎検知用のセンサと、
煙検知用の光を発光する発光部と、
隣接する測定装置から煙検知用の光を受光する受光部と
を備える測定装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の測定装置である第1測定装置と、
前記第1測定装置と間隔を空けて設置される請求項1に記載の測定装置である第2測定装置と、
前記第1測定装置の前記発光部と前記第2測定装置の前記受光部の姿勢を変更しながら、前記第1測定装置の前記発光部から発光され前記第2測定装置の前記受光部が受光する光の強度が最も大きくなる前記発光部及び前記受光部の姿勢を特定する自動調整機構と
を備える防災システム。
【請求項3】
請求項1に記載の測定装置と、
前記測定装置と通信接続された防災受信盤と、
前記防災受信盤から送信されてくるデータに従い、前記測定装置により炎が検知されているか否か、及び、前記測定装置により煙が検知されているか否か、を表示する端末装置と
を備える防災システム。
【請求項4】
複数の請求項1に記載の測定装置と、複数の前記測定装置と通信接続された防災受信盤と、前記防災受信盤と通信可能な端末装置とを備える防災システムの測定装置の調整方法であって、
作業員が、発光側の測定装置の識別情報と受光側の測定装置の識別情報を前記端末装置に入力するステップと、
前記端末装置が、前記発光側の測定装置の識別情報と前記受光側の測定装置の識別情報を前記防災受信盤に送信するステップと、
前記防災受信盤が、前記端末装置から受信した前記発光側の測定装置の識別情報により識別される測定装置に対し発光の開始を指示し、前記端末装置から受信した前記受光側の測定装置の識別情報により識別される測定装置に対し受光の開始を指示するステップと、
前記防災受信盤から発光の開始を指示された測定装置が発光を開始し、前記防災受信盤から受光の開始を指示された測定装置が受光を開始するステップと
を備える測定装置の調整方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル内の火災を検知する技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
トンネル内を走行する車両による事故等により、トンネル内で火災が発生する場合がある。トンネル外と比較し、トンネル内は空間が開放されていないため、火災が発生した場合、急速に煙が充満して視界が悪くなり新たな事故を招くなどの理由により、火災による被害が拡大する傾向がある。そこで、多くのトンネルには火災を速やかに検知するための防災システムが導入されている。
【0003】
トンネル内の火災を検知するための技術を開示している特許文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1には、トンネルの内壁に長手方向に沿って敷設される光ファイバにより温度を検出する温度センサと、トンネル内に車両の走行方向における所定間隔毎に設置されトンネル内を撮像するカメラと、温度センサが測定した温度とカメラが撮像した画像に基づいてトンネル内の火災を検知する処理装置とを備える火災検知装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-152134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
トンネルには、車両の走行方向に沿って間隔を空けて複数の火災検知器が設置されることが多い。それらの複数の火災検知器には、トンネルを複数に区分したいずれかの区画が監視対象として割り当てられる。そのため、トンネル内で火災が発生した場合、その火災がトンネル内のどの区画で発生しているかが分かる。
【0006】
トンネル内に複数配置される火災検知器の多くは、炎が発する波長帯の光に感応するセンサであり、そのセンサの測定結果に基づき炎を検知する。従って、例えば車内で炎が発生し、その炎が火災検知器に対し車体等により遮られているような場合、火災検知器はその火災を早期に検知することができない。
【0007】
火災を検知するための装置として、上記の炎を検知する方式の装置の他に、煙を検知する方式の装置がある。本願においては、炎を検知する方式の装置を炎検知器と呼び、煙を検知する方式の装置を煙検知器と呼び、それらを区別する。
【0008】
炎検知器と煙検知器を併用すれば、炎検知器から死角となる場所で炎が発生し、炎検知器がその炎を検知できなくても、炎に伴い発生する煙を煙検知器が検知することで、早期に火災を検知することができる。
【0009】
ただし、トンネル内に複数の炎検知器及び煙検知器を設置するには多大な労力が必要となる。また、設置後にそれらの炎検知器と煙検知器を保守するための作業も多大な負荷となる。従って、それらの装置の設置及び保守のための作業を軽減したい、というニーズがある。
【0010】
このような事情に鑑みて、本発明は、炎と煙の両方を検知可能であり、かつ、炎検知器と煙検知器を個別に設ける場合と比較し、それらの装置の設置及び保守に要する労力が少なくて済む仕組みを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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