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公開番号2024165708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082117
出願日2023-05-18
発明の名称仮想体験システムおよびプログラム
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人瑛彩知的財産事務所
主分類G09B 9/00 20060101AFI20241121BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】火災時の視界を手軽にユーザに仮想体験させる。
【解決手段】本発明に係る仮想体験システムは、火災時の視界をユーザに仮想体験させるための仮想体験システムであって、頭部装着型ディスプレイと、頭部装着型ディスプレイの向きを検出するための1以上のセンサと、ユーザにより選択された煙の濃度を特定する特定部と、1以上のセンサが検出した向きと特定部が特定した濃度とに応じた煙の画像を頭部装着型ディスプレイに表示させる表示制御部とを備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
火災時の視界をユーザに仮想体験させるための仮想体験システムであって、
頭部装着型ディスプレイと、
前記頭部装着型ディスプレイの向きを検出するための1以上のセンサと、
前記ユーザにより選択された煙の濃度を特定する特定部と、
前記1以上のセンサが検出した向きと前記特定部が特定した濃度とに応じた煙の画像を前記頭部装着型ディスプレイに表示させる表示制御部と
を備える仮想体験システム。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記1以上のセンサは、前記頭部装着型ディスプレイの位置をさらに検出し、
前記表示制御部は、前記1以上のセンサが検出した向きおよび位置と前記特定部が特定した濃度とに応じた煙の画像を前記ディスプレイに表示させる
ことを特徴とする、請求項1に記載の仮想体験システム。
【請求項3】
前記特定部は、頭部装着型ディスプレイと通信接続されたコントローラから出力される操作信号に基づいて前記煙の濃度を特定することを特徴とする、請求項1に記載の仮想体験システム。
【請求項4】
前記頭部装着型ディスプレイは、煙の濃度を選択するための操作手段をさらに備え、
前記特定部は、前記操作手段を用いた操作に基づいて前記煙の濃度を特定することを特徴とする、請求項1に記載の仮想体験システム。
【請求項5】
前記煙の画像は、経時的に変化する画像であることを特徴とする、請求項1に記載の仮想体験システム。
【請求項6】
火災時の視界をユーザに仮想体験させるためのプログラムであって、
コンピュータに、
頭部装着型ディスプレイの向きを特定するステップと、
前記ユーザにより選択された煙の濃度を特定するステップと、
前記特定した向きと前記特定した濃度とに応じた煙の画像を前記頭部装着型ディスプレイに表示させるステップと
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災時の視界をユーザに仮想体験させるためのシステムおよびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、消防関係者等が火災訓練を行うための装置が知られている。例えば、特許文献1には、実火災訓練装置が記載されている。この実火災訓練装置は、火災現場に準じた臨場感で濃煙と熱気を体感させる装置であって、本体部と排煙処理装置を有してなる。本体部は、内部が訓練対象者の訓練ブースとなる大型ケーシング状をなすとともに、奥側に、濃煙と熱気を発生させる燃焼発煙コーナーが設けられ、反対側に、外気吸気口付きのコンテナ扉が設けられている。排煙処理装置は、本体部の上位に設けられ、バーナーと煙燃焼エリアと排煙ブロワ等を備えており、本体部から濃煙が排煙として導入され、完全燃焼により無煙無害化されて大気放出される。この実火災訓練装置によれば、訓練対象者は、火災現場の臨場感を十分に体感することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-34024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の実火災訓練装置は大掛かりな装置であるため、手軽に火災現場を体験させたいというニーズには適さない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、火災時の視界を手軽にユーザに仮想体験させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明に係る仮想体験システムは、火災時の視界をユーザに仮想体験させるための仮想体験システムであって、頭部装着型ディスプレイと、前記頭部装着型ディスプレイの向きを検出するための1以上のセンサと、前記ユーザにより選択された煙の濃度を特定する特定部と、前記1以上のセンサが検出した向きと前記特定部が特定した濃度とに応じた煙の画像を前記頭部装着型ディスプレイに表示させる表示制御部とを備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、火災時の視界を手軽にユーザに仮想体験させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、仮想体験システム100の一例を示す。
図2は、スマートグラス101の構成例を示す。
図3は、仮想空間の一例を示す。
図4は、仮想体験処理の一例を示す。
図5は、煙濃度5%/mの煙の画像の一例を示す。
図6は、煙濃度10%/mの煙の画像の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1.実施例
本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。
1-1.構成
図1は、本発明の一実施例に係る仮想体験システム100の一例を示す。
仮想体験システム100は、火災時の視界をユーザに仮想体験させるためのシステムである。この仮想体験システム100は、例えば、避難訓練に利用される。
【0009】
この仮想体験システム100は、スマートグラス101とコントローラ102からなる。
スマートグラス101は、頭部装着型のディスプレイ装置であり、より具体的には眼鏡型のウエアラブル端末である。このスマートグラス101は、拡張現実(AR)技術により、現実の風景に重ねて煙の画像を表示する。
【0010】
コントローラ102は、スマートグラス101を操作するための携帯型の端末装置である。このコントローラ102は、タッチパネル等の操作入力装置を備える。また、このコントローラ102は、スマートグラス101と有線または無線で通信接続され、スマートグラス101に対して操作信号を出力する。
以下では、スマートグラス101についてより詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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