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公開番号2024078086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190426
出願日2022-11-29
発明の名称測定装置
出願人株式会社ミヤワキ
代理人個人,個人
主分類G08C 19/00 20060101AFI20240603BHJP(信号)
要約【課題】スチームトラップに設置された測定装置の電池の残容量を適切に把握する。
【解決手段】スチームトラップに設置された測定装置1であって、測定装置1に電力を供給する電池10と、スチームトラップの作動状態及び電池10の残容量を測定する測定部11と、スチームトラップの作動状態及び電池10の残容量の測定結果を所定のサーバ2に送信する送信処理を実行する処理部151と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
スチームトラップに設置された測定装置であって、
前記測定装置に電力を供給する電池と、
前記スチームトラップの作動状態及び前記電池の残容量を測定する測定部と、
前記スチームトラップの作動状態及び前記電池の残容量の測定結果を所定のサーバに送信する送信処理を実行する処理部と、
を備える測定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記スチームトラップの作動状態の測定結果に基づいて前記スチームトラップを診断する診断部を更に備え、
前記処理部は、前記送信処理において、前記診断部に前記スチームトラップを診断させた後、前記スチームトラップの診断結果を更に送信する、
請求項1に記載の測定装置。
【請求項3】
現在時刻を計時する計時部を更に備え、
前記処理部は、前記現在時刻が所定時刻になったときに、前記電池から前記測定部への電力の供給を開始させて前記送信処理を実行し、前記送信処理を終了したときに、前記電池から前記測定部への電力の供給を遮断させる、
請求項1又は2に記載の測定装置。
【請求項4】
前記スチームトラップは、第一スチームトラップと、一以上のエリアのうち前記第一スチームトラップの設置場所を含むエリア内に設置された第二スチームトラップと、を含み、
前記測定装置は、前記第一スチームトラップに設置された第一測定装置と、前記第二スチームトラップに設置された第二測定装置と、を含み、
前記第一測定装置における前記所定時刻は、前記第二測定装置における前記所定時刻と同一時刻に設定されている、
請求項3に記載の測定装置。
【請求項5】
外部装置から前記所定時刻を指定時刻に変更する変更指示を受け付ける第一受付部と、
前記第一受付部が前記変更指示を受け付けたときに、前記所定時刻を前記指定時刻に変更する設定部と、
を更に備える請求項3に記載の測定装置。
【請求項6】
前記スチームトラップの作動状態の測定結果に基づいて前記スチームトラップを診断する診断部と、
外部装置から前記スチームトラップの診断を行うか否かを示す診断要否指示を受け付ける第二受付部と、
を更に備え、
前記処理部は、
前記第二受付部が前記スチームトラップの診断を行うことを示す前記診断要否指示を受け付けた場合、前記送信処理において、前記診断部に前記スチームトラップを診断させた後、前記スチームトラップの診断結果を更に送信し、
前記第二受付部が前記スチームトラップの診断を行わないことを示す前記診断要否指示を受け付けた場合、前記送信処理において、前記スチームトラップの作動状態及び前記電池の残容量の測定結果を送信する、
請求項1に記載の測定装置。
【請求項7】
外部装置から前記送信処理の実行指示を受け付ける第三受付部を更に備え、
前記処理部は、更に、前記第三受付部が前記実行指示を受け付けたときに前記送信処理を実行する、
請求項1、2又は6に記載の測定装置。
【請求項8】
前記スチームトラップの作動状態は、前記スチームトラップの温度及び振動である、
請求項1又は2に記載の測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スチームトラップの作動状態の測定結果を送信する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
蒸気配管系を備えたプラント等においては、熱交換又は放熱等によって配管系内に復水(ドレン)が生じることがある。この復水を配管系内に滞留させると運転効率が低下する原因となる。このため、一般には、配管系の適所にスチームトラップを設置し、このスチームトラップによって復水を配管系の外部に排出するようにしている。
【0003】
経年劣化又は作動不良等によってスチームトラップのシール性能が損なわれると、蒸気配管系内の蒸気がスチームトラップを介して外部に漏出し、無駄な蒸気損失を招くこととなる。このため、定期的に、下記特許文献1等に開示のような検査器を用いて、スチームトラップの温度及び振動を測定し、これらの測定データと、閾値等の必要情報とに基づいて、各スチームトラップを診断する作業が行われる。
【0004】
しかし、大規模なプラントでは数千個から数万個のスチームトラップが設置されている場合がある。この場合、作業者による手作業で各スチームトラップを診断するには多大な時間を要する。このため、下記特許文献2等に開示のように、各スチームトラップの作動状態を測定する測定装置を各スチームトラップに常設し、定期的に測定結果をサーバに送信させて、サーバで各スチームトラップの診断を一括して行うプラントも存在する。このような測定装置は、配管が複雑に入り組んだ、給電線を介して電力を供給することが困難な環境に設置されることがあるため、一般には、電池から供給される電力で動作するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第2954183号公報
特開2022-124141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、電池の残容量がスチームトラップの作動状態の測定及び測定結果の送信に必要な電力量よりも少なくなると、測定結果がサーバに送信されなくなるという問題があった。また、通信障害が原因でサーバにおいて測定装置が送信した測定結果を受信できない場合もあり、サーバにおいて測定装置から測定結果を受信したか否かによって、測定装置の電池に必要な電力量が残っているか否かを把握することは困難であった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、スチームトラップに設置された測定装置の電池の残容量を適切に把握することができる測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る測定装置は、スチームトラップに設置された測定装置であって、前記測定装置に電力を供給する電池と、前記スチームトラップの作動状態及び前記電池の残容量を測定する測定部と、前記スチームトラップの作動状態及び前記電池の残容量の測定結果を所定のサーバに送信する送信処理を実行する処理部と、を備える。
【0009】
本態様によれば、測定装置からスチームトラップの作動状態及び電池の残容量の測定結果がサーバに送信されるので、サーバにおいて、測定装置がスチームトラップの作動状態を測定したときの電池の残容量を適切に把握することができる。
【0010】
上記態様において、前記スチームトラップの作動状態の測定結果に基づいて前記スチームトラップを診断する診断部を更に備え、前記処理部は、前記送信処理において、前記診断部に前記スチームトラップを診断させた後、前記スチームトラップの診断結果を更に送信してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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