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公開番号2024043404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148575
出願日2022-09-16
発明の名称警報器
出願人能美防災株式会社
代理人彩雲弁理士法人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240322BHJP(信号)
要約【課題】警報の出力によって生じる音波によって、煙の流れが乱れたとしても安定した煙検出が可能な火災警報器を提供する。
【解決手段】受光素子12と発光素子13とを有し、煙濃度値を検出する煙検知部2と、少なくとも該煙濃度値を判定要因の一つとして、火災判定を行う処理部16と、鳴動することで警報を出力可能に構成された警報出力部3と、を備える警報器において、処理部16を、警報出力部3が鳴動している間、該火災判定において、該煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく火災判定を無効なものとして処理するものとする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
受光素子と発光素子とを有し、煙濃度値を検出する煙検知部と、
少なくとも該煙濃度値を判定要因の一つとして、火災判定を行う処理部と、
鳴動することで警報を出力可能に構成された警報出力部と、を備える警報器であって、
該処理部は、該警報出力部が鳴動している間、該火災判定において、該煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく火災判定を無効なものとして処理することを特徴とする警報器。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
一酸化炭素を検出するためのCOセンサを更に備え、
前記警報は、CO検出警報を含み、
前記処理部は、前記警報出力部が鳴動し、該CO検出警報が出力されている間、前記火災判定において、前記煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく火災判定を無効なものとして処理することを特徴とする請求項1に記載の警報器。
【請求項3】
前記処理部は、少なくとも前記煙濃度値を判定要因の一つとして、前記火災判定及び前記煙検知部の故障判定を行うものであり、前記警報出力部が鳴動している間、該火災判定においては、該煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく火災判定を無効なものとして処理し、該故障判定においては、該煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく故障判定を有効なものとして処理することを特徴とする請求項1又は2に記載の警報器。
【請求項4】
前記処理部は、前記火災判定において、前記警報出力部の鳴動開始と同時の前記煙濃度値及び/又は前記煙濃度値に基づく火災判定は有効なものとして処理することを特徴とする請求項1又は2に記載の警報器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災等を検出し警報等を行う警報器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、火災で発生する煙を検知することで、火災を判定し、警報を出力する様になっている警報器がある。この様な警報器は、該煙を検知するために煙センサとして、発光素子と受光素子とを有し、該発光素子により出力された光が、該煙によって散乱されることを利用して、この散乱光を受光素子によって検知することによって、煙濃度値を検出し、煙の検知を行っており、又、該警報を出力ための警報出力部を備えている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
又、この様な警報器の中には、発光素子及び受光素子の外に各種センサ類が設けられており、警報出力部より、火災警報以外の警報音も出力する様になっているものもある。例えば、該センサ類には、COセンサやガス漏れセンサ、熱センサ等が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-21262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
警報器による警報の出力は、火災発生等の異常を、該警報器の周囲にいる者に明確に伝達ができる一方、該警報の出力によって生じる音波は、煙の流れを乱してしまうという問題があった。そのため、従来の警報器は、警報中に正常な煙濃度を検出できず、誤検知や、火災判定の遅れ等の問題が生じる可能性のあるものであった。特に、前記センサ類が設けられた警報器においては、該センサ類の出力に基づいて、警報音が出力している間は、正常な火災判定を行えないことと成りかねず、問題である。
【0006】
そこで、本発明は、警報の出力によって生じる音波によって、煙の流れが乱れたとしても安定した煙検出が可能な警報器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、受光素子と発光素子とを有し、煙濃度値を検出する煙検知部と、少なくとも該煙濃度値を判定要因の一つとして、火災判定を行う処理部と、鳴動することで警報を出力可能に構成された警報出力部と、を備える警報器であって、該処理部は、該警報出力部が鳴動している間、該火災判定において、該煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく火災判定を無効なものとして処理することを特徴とする警報器である。
【0008】
尚、本発明は、一酸化炭素を検出するためのCOセンサを更に備えるものとし、前記警報は、CO検出警報を含み、前記処理部は、前記警報出力部が鳴動し、該CO検出警報を出力している間、前記火災判定において、前記煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく火災判定を無効なものとして処理するものとすることが可能である。
【0009】
そして、本発明は、前記処理部を、少なくとも前記煙濃度値を判定要因の一つとして、前記火災判定及び前記煙検知部の故障判定を行うものとし、前記警報出力部が鳴動している間、該火災判定においては、該煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく火災判定を無効なものとして処理し、該故障判定においては、該煙濃度値及び/又は該煙濃度値に基づく故障判定を有効なものとして処理するものとすることが可能である。
【0010】
更に、本発明は、前記処理部を、前記火災判定において、前記警報出力部の鳴動開始と同時に検出した前記煙濃度値及び/又は前記煙濃度値に基づく火災判定は有効なものとして処理する様にすることも可能である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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