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公開番号2024068898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179560
出願日2022-11-09
発明の名称計測装置
出願人株式会社ミヤワキ
代理人個人,個人
主分類F16T 1/48 20060101AFI20240514BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】電源ICの電圧出力動作の停止と再開とが繰り返し継続されるという事態を回避することが可能な計測装置を得る。
【解決手段】電源回路は、電池と、保護回路を含み、電池からの入力電圧に基づく所定の出力電圧を電気回路に対して出力する電源ICと、電源ICを制御する制御部と、を有する。保護回路は、電源ICの温度がしきい値以上となった場合に電源ICの電圧出力動作を停止させ、電源ICの温度がしきい値未満となった場合に電源ICの電圧出力動作を再開させる。制御部は、所定期間内において保護回路が電源ICの電圧出力動作を再開させた回数が所定値以上である場合、電源ICの駆動を停止する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
スチームトラップの物理量を計測する計測装置であって、
前記スチームトラップに当接されるプローブと、
前記プローブから伝達される前記スチームトラップの前記物理量に対して、電気信号への変換を含む電気的な処理を施すことにより、前記スチームトラップの計測データを出力する電気回路と、
前記電気回路に駆動用の電力を供給する電源回路と、
を備え、
前記電源回路は、
電池と、
保護回路を含み、前記電池からの入力電圧に基づく所定の出力電圧を前記電気回路に対して出力する電源ICと、
前記電源ICを制御する制御部と、
を有し、
前記保護回路は、前記電源ICの温度がしきい値以上となった場合に前記電源ICの電圧出力動作を停止させ、前記電源ICの温度が前記しきい値未満となった場合に前記電源ICの前記電圧出力動作を再開させ、
前記制御部は、所定期間内において前記保護回路が前記電源ICの前記電圧出力動作を再開させた回数が所定値以上である場合、前記電源ICの駆動を停止する、計測装置。
続きを表示(約 86 文字)【請求項2】
表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記電源ICの駆動を停止する前に、異常発生情報を前記表示部に表示する、請求項1に記載の計測装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、計測装置に関し、特に、スチームトラップの物理量を計測する計測装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
蒸気配管系を備えたプラント等においては、熱交換又は放熱等によって配管系内に復水(ドレン)が生じることがある。この復水を配管系内に滞留させると運転効率が低下する原因となるため、一般には、配管系の適所にスチームトラップを設置し、このスチームトラップによって復水を配管系の外部に排出するようにしている。
【0003】
経年劣化又は作動不良等によってスチームトラップのシール性能が損なわれると、蒸気配管系内の蒸気がスチームトラップを介して外部に漏出し、無駄な蒸気損失を招くこととなる。そのため、1年に1回等の定期的に、スチームトラップの状態を点検する作業が行われる。
【0004】
下記特許文献1には、スチームトラップの状態を診断するための計測装置及び診断装置が開示されている。計測装置は可搬型の計測装置であり、診断装置はタブレット端末又はノートパソコン等であり、計測装置と診断装置とは相互に無線通信が可能である。計測装置は、各スチームトラップの表面温度を計測する温度センサと、各スチームトラップの振動強度を計測する振動センサと、温度センサ及び振動センサから出力された計測データを記憶する記憶部と、当該計測データを診断装置に送信する通信部と、表示部とを備えている。診断装置は、計測装置から受信した計測データに基づいて各スチームトラップの状態(正常又は異常)を診断し、その診断の結果を示す診断データを計測装置に送信する。計測装置は、診断装置から受信した診断データに基づいて、各スチームトラップに関する診断の結果を表示部に表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-84418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
計測装置は、電気回路が形成された回路基板を内蔵しており、当該電気回路には、電源回路から駆動用電力が供給される。
【0007】
図3は、計測装置が備える電源回路100の構成を示す図である。電源回路100は、電池161、ヒューズ素子162、及び、電源IC164を備えている。電源IC164は、電池161からの入力電圧に基づく所定の出力電圧を電気回路103に対して出力する。
【0008】
結露又は異物等に起因して電源配線又は電気回路103内において負荷ショートが発生すると、通常動作時の電流値より大きい第1電流値以上の過大な電流が、電源IC164から電気回路103に流れる。それによって、電源IC164の温度はやがて上昇する。電源IC164は、内部に保護回路171を有している。保護回路171は、電源IC164の温度がしきい値以上となった場合に、電源IC164の電圧出力動作を停止させる。これによって、第1電流値以上の過電流によって電源IC164内部のFET等の回路素子が熱破壊することが防止される。その後、電源IC164の温度が低下してしきい値未満となった場合、保護回路171は電源IC164の電圧出力動作を再開させる。
【0009】
ヒューズ素子162は、上記第1電流値より大きい第2電流値(例えば数アンペア)以上の電流が流れた場合に、電池161と電源IC164との接続を遮断する。これよって、第2電流値以上の過電流から電源IC164及び電気回路103を保護する。
【0010】
上記の通り、保護回路171は、電源IC164の温度がしきい値未満となった場合に、電源IC164の電圧出力動作を再開させる。この時、負荷ショートが継続していると、第1電流値以上の過大な電流が再び流れ、保護回路171は再び電源IC164の電圧出力動作を停止させる。その結果、保護回路171による電源IC164の電圧出力動作の停止と再開とが繰り返し継続される。
(【0011】以降は省略されています)

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