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公開番号2024016402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-07
出願番号2022118479
出願日2022-07-26
発明の名称弁装置
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類F16K 11/08 20060101AFI20240131BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】一方の流出口の流量を変えずに他方の流出口の流量を絞る弁装置を提供する。
【解決手段】流入口11d,軸線Sを中心とする内周面11aにおいて周方向Cdに離れて開口しかつ周方向において第1開口幅をなす第1流出口11b及び第2開口幅をなす第2流出口11c,収容室Cを画定するハウジングHと、収容室に配置され軸線回りに回動して第1流出口及び第2流出口を開閉し得る筒状の弁体30を備えた弁装置において、弁体30は、流入口に連通する内部通路Ipと、内部通路と第1流出口とを連通させるべく第1流出口に臨む領域に連続して周方向の一方向に向けて拡開し第1開口幅よりも大きい開口幅をなす第1流出連通口31aと、内部通路と第2流出口とを連通させるべく第2流出口に臨む領域に連続して周方向の他方向に向けて拡開し第2開口幅よりも大きい開口幅をなす第2流出連通口31bを含む。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
流体を通す主流通口,所定の軸線を中心とする内周面において周方向に離れて開口して流体を通すと共に前記周方向において第1開口幅をなす第1流通口及び第2開口幅をなす第2流通口,収容室を画定するハウジングと、
前記収容室に配置され前記軸線回りに回動して前記第1流通口及び前記第2流通口を開閉し得る筒状の弁体と、を備え、
前記弁体は、前記主流通口に連通する内部通路と、前記内部通路と前記第1流通口とを連通させるべく前記第1流通口に臨む領域に連続して前記周方向の一方向に向けて拡開し前記第1開口幅よりも大きい開口幅をなす第1連通口と、前記内部通路と前記第2流通口とを連通させるべく前記第2流通口に臨む領域に連続して前記周方向の他方向に向けて拡開し前記第2開口幅よりも大きい開口幅をなす第2連通口を含む、
ことを特徴とする弁装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1連通口の開口幅をVw

、前記第2連通口の開口幅をVw

、前記第1開口幅をHw

、前記第2開口幅をHw

とするとき、
Vw

≧Hw

+Hw

Vw

≧Hw

+Hw

を満たすように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項3】
前記第1流通口及び前記第2流通口は、前記軸線を含む中心平面に対して面対称に形成され、
前記第1連通口及び前記第2連通口は、前記中心平面に対して面対称に形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の弁装置。
【請求項4】
前記第1流通口及び前記第2流通口は、前記軸線回りにおいて、180度離れた位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の弁装置。
【請求項5】
前記主流通口は、前記内周面に開口するように配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の弁装置。
【請求項6】
前記第1流通口及び前記第2流通口は、前記軸線方向において同一の位置に配置され、
前記主流通口は、前記軸線方向において、前記第1流通口及び前記第2流通口と同一の位置に配置され、
前記弁体は、前記主流通口と前記内部通路とを連通させるべく前記第1連通口及び前記第2連通口の開口幅よりも大きい開口幅をなす主連通口を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の弁装置。
【請求項7】
前記弁体は、前記内周面と隙間をおいて配置され、
前記第1流通口及び前記第2流通口の周りにおいて、前記弁体の外周面と前記ハウジングの内周面との間に配置された環状のシール部材を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の弁装置。
【請求項8】
前記主流通口の周りにおいて、前記弁体の外周面と前記ハウジングの内周面との間に配置された環状のシール部材を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の弁装置。
【請求項9】
前記第1流通口及び前記第2流通口は、前記軸線方向において同一の位置に配置され、
前記主流通口は、前記軸線方向において前記弁体から外れた位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の弁装置。
【請求項10】
前記弁体は、前記内周面と隙間をおいて配置され、
前記第1流通口及び前記第2流通口の周りにおいて、前記弁体の外周面と前記ハウジングの内周面との間に配置された環状のシール部材を含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の弁装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体の流量を調整し得る弁装置に関し、特に、一つの流入口と二つの流出口を備え、回転する弁体により二つの流出口から流出する流体の流量を調整し得る弁装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の弁装置としては、一つの流入口及び二つの流出口を有する弁本体と、弁本体の上方に配置されたモータと、弁本体の弁室内に配置されたシール部材と、シール部材により囲まれる領域に収容され外周面において開口する二つの連通口を有しモータにより回転駆動される円筒状の弁体とを備えた三方切換弁としての流路切換弁が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この流路切換弁においては、弁本体に形成された流入口が弁室に常時連通する状態で、二つの流出口が弁室に連通する開-開モードと、二つの流出口が弁室から遮断される閉-閉モードと、一方の流出口が弁室に連通しかつ他方の流出口が弁室から遮断される開-閉モードと、一方の流出口が弁室から遮断されかつ他方の流出口が弁室に連通する閉-開モードを備え、四つの開閉モードのいずれかの動作モードが選択されるようになっている。
【0004】
すなわち、上記流路切換弁においては、二つの流出口のうち、両方を開放し、又は、両方を閉鎖し、あるいは、両方のいずれか一方を開放しかつ他方を閉鎖するモードでの動作を行うだけである。したがって、二つの流体供給先において、一方の流体供給先の供給量を一定に維持した状態で、他方の流体供給先の供給量を減らしたい場合に、一方の流出口の流量を変えることなく、他方の流出口の流量を絞る動作を行うことができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-44266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、周方向に配列された二つの流通口(例えば流出口)を備える構成において、一方の流通口の流量を変えることなく他方の流通口の流量を絞ることのできる弁装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の弁装置は、流体を通す主流通口,所定の軸線を中心とする内周面において周方向に離れて開口して流体を通すと共に周方向において第1開口幅をなす第1流通口及び第2開口幅をなす第2流通口,収容室を画定するハウジングと、収容室に配置され軸線回りに回動して第1流通口及び第2流通口を開閉し得る筒状の弁体とを備え、弁体は、主流通口に連通する内部通路と、内部通路と第1流通口とを連通させるべく第1流通口に臨む領域に連続して周方向の一方向に向けて拡開し第1開口幅よりも大きい開口幅をなす第1連通口と、内部通路と第2流通口とを連通させるべく第2流通口に臨む領域に連続して周方向の他方向に向けて拡開し第2開口幅よりも大きい開口幅をなす第2連通口を含む、構成となっている。
【0008】
上記弁装置において、第1連通口の開口幅をVw

、第2連通口の開口幅をVw

、第1流通口の第1開口幅をHw

、第2流通口の第2開口幅をHw

とするとき、
Vw

≧Hw

+Hw

Vw

≧Hw

+Hw

を満たすように形成されている、構成を採用してもよい。
【0009】
上記弁装置において、第1流通口及び第2流通口は、軸線を含む中心平面に対して面対称に形成され、第1連通口及び第2連通口は、軸線を含む中心平面に対して面対称に形成されている、構成を採用してもよい。
【0010】
上記弁装置において、第1流通口及び第2流通口は、軸線回りにおいて180度離れた位置に配置されている、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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