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公開番号2024068238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178533
出願日2022-11-08
発明の名称直動案内装置
出願人THK株式会社
代理人個人,個人
主分類F16C 29/04 20060101AFI20240513BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】長期にわたって良好な潤滑状態を保つことができる直動案内装置を提供する。
【解決手段】直動案内装置は、第1案内レール1と、第1案内レール1に対して相対移動可能な第2案内レール2と、第1案内レール1の軌道面1a,1bと第2案内レール2の軌道面2a,2bを転動可能な転動体3a,3bと、転動体3a,3bを保持する保持器4と、を備える。保持器4は、組み合わされる第1部11と第2部12を備える。第1部11又は第2部12の少なくも一方の接合面5に切欠き8を形成することによって、保持器4に転動体3a,3bの転動面に接触する潤滑剤用ポケット9を設ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1案内レールと、
前記第1案内レールに対して相対移動可能な第2案内レールと、
前記第1案内レールの軌道面と前記第2案内レールの軌道面を転動可能な転動体と、
前記転動体を保持する保持器と、を備える直動案内装置において、
前記保持器は、組み合わされる第1部と第2部を備え、
前記第1部又は前記第2部の少なくも一方の接合面に切欠きを形成することによって、前記保持器に前記転動体の転動面に接触する潤滑剤用ポケットを設ける直動案内装置。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記第1部と前記第2部を組み合わせた状態で前記潤滑剤用ポケットが前記保持器の外面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
【請求項3】
前記第1部又は前記第2部の少なくも一方は、前記第1部又は前記第2部の他方に係合する弾性変形可能な係合部を有し、
前記係合部の周辺に前記潤滑剤用ポケットが設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の直動案内装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、相対移動可能な第1案内レールと第2案内レールを備える直動案内装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
相対移動可能な第1案内レールと第2案内レールを備える直動案内装置が知られている(特許文献1参照)。第1案内レールの軌道面と第2案内レールの軌道面との間には、転動体が配置される。第1案内レールに対して第2案内レールが相対移動すると、転動体が軌道面間を転がりながら直線移動する。転動体の間隔を一定にするために、転動体は保持器に保持される。保持器は、転動体の直線移動に伴って直線移動する。この種の直動案内装置は、装置の構成部品の相対移動を可能にするために設けられる。
【0003】
循環型の直動案内装置と異なり、この種の直動案内装置においては、転動体は第1案内レールの軌道面と第2案内レールの軌道面から離脱することなく直線移動を行う。このため、第1案内レールに対する第2案内レールのストロークは有限になる。第1案内レールに対する第2案内レールの相対移動を繰り返し行うと、不均一な締付け等の外的影響又は軌道面の形状誤差等の内的影響により、保持器がふらつく。これを防止するために、保持器にラック部に噛合するピニオン部を設け、ラック部とピニオン部によって保持器の位置を制御する場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-21572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
直動案内装置を装置に組み付ける際、直動案内装置の各部品(第1案内レール、第2案内レール、転動体)にグリース等の潤滑剤を塗布することが行われている。装置に直動案内装置を組み込んだ状態では、直動案内装置の各部品に潤滑剤を塗布しにくいので、初期塗布後、長期にわたって良好な潤滑状態を保つことが望まれる。
【0006】
しかし、従来の直動案内装置の保持器は板状に形成されているので、保持器に潤滑剤を溜める十分な空間を設けることができず、長期にわたって良好な潤滑状態を保ちにくいという課題がある。
【0007】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、長期にわたって良好な潤滑状態を保つことができる直動案内装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、第1案内レールと、前記第1案内レールに対して相対移動可能な第2案内レールと、前記第1案内レールの軌道面と前記第2案内レールの軌道面を転動可能な転動体と、前記転動体を保持する保持器と、を備える直動案内装置において、前記保持器は、組み合わされる第1部と第2部を備え、前記第1部又は前記第2部の少なくも一方の接合面に切欠きを形成することによって、前記保持器に前記転動体の転動面に接触する潤滑剤用ポケットを設ける直動案内装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、転動体の転動面に接触する潤滑剤用ポケットに潤滑剤を溜めることが可能になるので、長期にわたって良好な潤滑状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態の直動案内装置の斜視図である。
本実施形態の直動案内装置の斜視図である(内部構造を示すために第2案内レールを断面で示した状態)。
本実施形態の直動案内装置の側面図である。
本実施形態の直動案内装置の保持器の斜視図である。
図5(a)は図4のV部拡大図、図5(b)は第2部を取り外した第1部を示す斜視図、図5(c)は第2部とローラを取り外した第1部の斜視図である。
本実施形態の直動案内装置の保持器の一部の拡大斜視図である。
図7(a)は本発明の第2の実施形態の直動案内装置の保持器の第1部の斜視図、図7(b)は図7(a)のb部拡大図である。
図8(a)は本発明の第2の実施形態の直動案内装置の保持器の第1部(ローラを取り外した状態)の斜視図、図8(b)は図8(a)のb部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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