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公開番号2024090974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207201
出願日2022-12-23
発明の名称制振装置
出願人株式会社パイオラックス
代理人個人
主分類F16F 7/00 20060101AFI20240627BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】発揮可能な制振性能を高める制振装置を提供する。
【解決手段】制振装置10は、挿入孔を有し、第1部材および第2部材の一方に固定する固定部材20と、挿入孔に挿入され、固定部材20に対して進退可能なピストン28と、ピストン28を挿通される制振部材24と、を備える。制振部材24は、固定部材20に載る第1筒部と、第1筒部から第1部材および第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、第1筒部の内側から突出して、ピストン28の外周面に摺動可能な突部と、を有する。第2筒部は、ピストン28の進退に応じて撓む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材および第2部材の間に介在して前記第1部材に対する前記第2部材の振動を抑制する制振装置であって、
挿入孔を有し、前記第1部材および前記第2部材の一方に固定する固定部材と、
前記挿入孔に挿入され、前記固定部材に対して進退可能なピストンと、
前記ピストンを挿通される制振部材と、を備え、
前記制振部材は、
前記固定部材に載る第1筒部と、
前記第1筒部から前記第1部材および前記第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、
前記第1筒部の内側から突出して、前記ピストンの外周面に摺動可能な突部と、を有し、
前記第2筒部は、前記ピストンの進退に応じて撓むことを特徴とする制振装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
第1部材および第2部材の間に介在して前記第1部材に対する前記第2部材の振動を抑制する制振装置であって、
前記第1部材および前記第2部材の一方に固定する固定部材と、
前記第1部材および前記第2部材の他方を付勢するバネと、
制振機能を発揮する制振部材と、を備え、
前記制振部材は、
前記固定部材に載る第1筒部と、
前記第1筒部から前記第1部材および前記第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、を有し、
前記第2筒部は、前記バネの伸縮に応じて撓むことを特徴とする制振装置。
【請求項3】
前記第2筒部の壁厚は、前記第1筒部の壁厚よりも薄いことを特徴とする請求項1または2に記載の制振装置。
【請求項4】
前記第2筒部は、前記第1筒部よりも外径が小さく、前記第1筒部よりも内径が小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の制振装置。
【請求項5】
前記第1部材および前記第2部材の他方を付勢するバネをさらに備え、
前記ピストンのストロークが所定量以上になると、前記第2筒部が径方向外向きに撓んで前記バネの内側に当接することを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
【請求項6】
前記ピストンは、前記第2筒部の先端部と対向するフランジ部を有し、
当該制振装置の納入状態で、前記第2筒部は、前記フランジ部と軸方向に所定の隙間を有し、
当該制振装置を前記第1部材および前記第2部材の一方に固定して他方に当接した介在状態で前記第2筒部は、前記フランジ部に当接することを特徴とする請求項1に記載の制振装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動を減衰する制振装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、ハッチバック、ワゴン、バン等の自動車には、後部の荷室を開閉するためのバックドアが備えられている。このバックドアの縁部が荷室開口の周縁部にゴム状のストッパ等を介して当接して、バックドアが荷室開口を閉じている。しかし、走行時やアイドリング中の振動等により、バックドアが車体と共振して不快音が生じる場合がある。
【0003】
特許文献1には、筒部と筒部の内側に形成される挿通孔とを有して車両のバックドアに固定される固定部材と、挿通孔に進退可能に挿通されるピストンと、ピストンの進退に応じてピストンに摺動する摺動部材と、を備える制振装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2022-195932号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両のバックドアと車体の間には制振装置だけでなく、他の弾性体が設けられる車種がある。そのため車種によっては特許文献1に記載の制振装置の制振性能が他の弾性体の影響によって相対的に弱まるおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、発揮可能な制振性能を高める制振装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、第1部材および第2部材の間に介在して第1部材に対する第2部材の振動を抑制する制振装置であって、挿入孔を有し、第1部材および第2部材の一方に固定する固定部材と、挿入孔に挿入され、固定部材に対して進退可能なピストンと、ピストンを挿通される制振部材と、を備える。制振部材は、固定部材に載る第1筒部と、第1筒部から第1部材および第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、第1筒部の内側から突出して、ピストンの外周面に摺動可能な突部と、を有する。第2筒部は、ピストンの進退に応じて撓む。
【0008】
本発明の別の態様もまた、制振装置である。この装置は、第1部材および第2部材の間に介在して第1部材に対する第2部材の振動を抑制する制振装置であって、第1部材および第2部材の一方に固定する固定部材と、第1部材および第2部材の他方を付勢するバネと、制振機能を発揮する制振部材と、を備える。制振部材は、固定部材に載る第1筒部と、第1筒部から第1部材および第2部材の他方に向かって延出する第2筒部と、を有する。第2筒部は、バネの伸縮に応じて撓む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発揮可能な制振性能を高める制振装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例の制振装置の斜視図である。
制振装置の分解図である。
制振部材の斜視断面図である。
制振装置の断面図である。
押圧された状態の制振装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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