TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024086491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201649
出願日2022-12-16
発明の名称雌ねじ体
出願人株式会社NejiLaw
代理人
主分類F16B 39/34 20060101AFI20240620BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】簡易な構造によって、雌ねじ体に着脱可能な緩み止め機構を設け、雌ねじ体の緩み止め効果を発揮して長期的に締結状態を維持するための手段を提供する。
【解決手段】雄ねじに螺合する雌ねじ部と、該雌ねじ部が形成された面に沿って回転防止部材を挿脱可能に案内する案内部と、を有し、上記回転防止部材は、上記案内部に装着されたとき、上記雌ねじ部と連通する貫通孔と、該貫通孔の周縁部に形成され、上記雄ねじ部に螺合し得る一つ以上の板片を有することを特徴とする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
雄ねじに螺合する雌ねじ部と、
該雌ねじ部が形成された面に沿って回転防止部材を挿脱可能に案内する案内部と、を有し、
上記回転防止部材は、上記案内部に装着されたとき、上記雌ねじ部と連通する貫通孔と、該貫通孔の周縁部に形成され、上記雄ねじ部に螺合し得る一つ以上の板片を有することを特徴とする雌ねじ体。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記板片は、その先端部が前記貫通孔の軸心に向かって突出し、
上記先端部が、断続的又は連続的な螺旋条を成すことを特徴とする、請求項1記載の雌ねじ体。
【請求項3】
前記雌ねじ部の内周面には、所定のリード角及び/又はリード方向に設定された螺旋条が形成され、
前記板片は、その先端部が上記所定のリード角及び/又はリード方向と相異なるリード角及び/又はリード方向に設定された仮想的な螺旋条を成すことを特徴とする請求項1記載の雌ねじ体。
【請求項4】
前記案内部は、前記回転防止部材の軸方向回りの回転を規制することを特徴とする請求項1記載の雌ねじ体。
【請求項5】
前記案内部は、前記回転防止部材の軸方向の変位を記載することを特徴とする請求項1記載の雌ねじ体。
【請求項6】
前記案内部は、所定方向に延在する一対の凹溝を有し、
該凹溝には、前記回転防止部材の一部がスライド移動可能に嵌ることを特徴とする請求項1記載の雌ねじ体。
【請求項7】
前記回転防止部材は、前記案内部に外装又は内装されることを特徴とする請求項1記載の雌ねじ体。
【請求項8】
前記回転防止部材は、前記案内部の外側に位置する取出し部を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の雌ねじ体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雌ねじ体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ボルトに螺合されたナットが緩むのを抑制する緩み止めナットが用いられいる。このような緩み止めナットとしては、ナット本体の上端面に平板状弾性ワッシャがカシメ固定されてなる(例えば、特許文献1参照)。この平板状弾性ワッシャは、一対の凸状係合部片を有しており、緩み止めナットをボルトに螺合させることで、一対の凸状係合部片のうちの一方の凸状係合部片を弾性変形させながらボルトのねじ山を強圧する。これにより、摩擦トルク(プリベリングトルク)を発生させてナットの緩み止めがなされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-90214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、緩み止めナットの摩擦トルクによる緩み止め効果は、凸状係合部片の弾性による摩擦力のみに頼るものであり、条件によっては、長期間の使用において緩み止めナットが緩んでしまうことがある。例えば、緩み止めナットは、水分を多く含んだ軟弱地、乾燥した岩盤地など様々な条件下で使用され得るため、土砂の衝突や機械の振動等によって平板状弾性ワッシャがボルトの径方向外側に塑性変形し得、摩擦トルクを作用させることができず、緩み止めが有効に機能しなくなるという問題がある。また、平板状弾性ワッシャをナット本体にカシメ固定する場合には、固定工程が必要となってしまうという問題もある。更には、平板状弾性ワッシャがカシメ固定されているので、交換することが出来ないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて本発明者の鋭意研究により成されたものであり、簡易な構造によって、雌ねじ体に着脱可能な緩み止め機構を設け、雌ねじ体の緩み止め効果を発揮して長期的に締結状態を維持するための手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための本発明の雌ねじ体は、雄ねじに螺合する雌ねじ部と、該雌ねじ部が形成された面に沿って回転防止部材を挿脱可能に案内する案内部と、を有し、上記回転防止部材は、上記案内部に装着されたとき、上記雌ねじ部と連通する貫通孔と、該貫通孔の周縁部に形成され、上記雄ねじ部に螺合し得る一つ以上の板片を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の雌ねじ体は、前記板片がその先端部が前記貫通孔の軸心に向かって突出し、上記先端部が、断続的又は連続的な螺旋条を成すことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の雌ねじ体は、前記雌ねじ部の内周面には、所定のリード角及び/又はリード方向に設定された螺旋条が形成され、前記板片は、その先端部が上記所定のリード角及び/又はリード方向と相異なるリード角及び/又はリード方向に設定された仮想的な螺旋条を成すことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の雌ねじ体は、前記案内部が前記回転防止部材の軸方向回りの回転を規制することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の雌ねじ体は、前記案内部が前記回転防止部材の軸方向の変位を記載することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の雌ねじ体は、前記案内部が所定方向に延在する一対の凹溝を有し、該凹溝には、前記回転防止部材の一部がスライド移動可能に嵌ることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
回転機構
1か月前
個人
家具
3か月前
丸一株式会社
配管構造
25日前
個人
ネジの緩み止め装置
1か月前
個人
ジャイロの軸受装置
3か月前
個人
アンカーボルト
2か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
1か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
2か月前
株式会社ニフコ
留め具
17日前
株式会社ミクニ
弁装置
4か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
2か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4日前
カヤバ株式会社
バルブ
2か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
10日前
株式会社TOK
着脱装置
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
20日前
株式会社テイエルブイ
熱応動弁
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
日星電気株式会社
多層チューブ
4か月前
株式会社ナジコ
自在継手
3か月前
個人
圧入成形物の製造法
3か月前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
束ねばね
2か月前
株式会社テイエルブイ
複座弁装置
4か月前
ヒロホー株式会社
締結構造
1か月前
株式会社NejiLaw
雌ねじ体
3日前
カヤバ株式会社
バルブ装置
1か月前
日東工器株式会社
防振構造
2か月前
株式会社伊藤製作所
連結具
3か月前
株式会社エステック
減速機
3か月前
帝人株式会社
衝撃吸収部材
25日前
続きを見る