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公開番号2024058020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165118
出願日2022-10-14
発明の名称ボールねじ装置
出願人日本精工株式会社
代理人
主分類F16H 25/24 20060101AFI20240418BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】軸方向の大型化を回避できるナットを提供する。
【解決手段】本開示のボールねじ装置は、一端が第1方向を指し、他端が第2方向を指すねじ軸と、前記ねじ軸に貫通されたナットと、前記ねじ軸と前記ナットの間に配置される複数のボールと、1リードを移動したボールを1リード分戻す複数の循環部と、を備えている。前記ナットは、内周面に内周軌道面が設けられたナット本体と、前記ナット本体の前記第2方向の端部から径方向外側に突出するフランジと、を有している。前記ナット本体の前記第2方向の端面には、前記第1方向に窪貫通した肉盗み部が少なくとも1ヶ所以上設けられている。複数の前記循環部は、前記ナット本体の内周面から径方向外側に窪む複数のS字溝面を有している。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
一端が第1方向を指し、他端が第2方向を指すねじ軸と、
前記ねじ軸に貫通されたナットと、
前記ねじ軸と前記ナットの間に配置される複数のボールと、
1リードを移動したボールを1リード分戻す複数の循環部と、
を備え、
前記ナットは、
内周面に内周軌道面が設けられたナット本体と、
前記ナット本体の前記第2方向の端部から径方向外側に突出するフランジと、
を有し、
前記ナット本体の前記第2方向の端面には、前記第1方向に貫通した肉盗み部が少なくとも1ヶ所以上設けられ、
複数の前記循環部は、
前記ナット本体の内周面から径方向外側に窪む複数のS字溝面を有する
ボールねじ装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
複数の前記S字溝面のうち前記フランジの内径側に配置されたS字溝面の周方向の位相が前記肉盗み部と一致する
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項3】
複数の前記S字溝面のうち前記フランジの内径側に配置されたS字溝面の一部もしくは全てが径方向に関して肉盗み部と重畳して設けられている
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項4】
複数の前記S字溝面は、周方向に等間隔で配置されている
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項5】
複数の前記肉盗み部は、直線状の長孔もしくは円弧状の長孔である
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項6】
前記肉盗み部は、周方向に等間隔で配置されている
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項7】
前記フランジの径方向外側には、ハウジングに支持され、前記ねじ軸と平行な軸方向に延びるシャフトが配置され、
前記フランジの外周面には、径方向内側に窪み、内部に前記シャフトが収容される摺動溝面が設けられている
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項8】
前記フランジは、軸受装置の外輪の径方向内側に配置され、
前記フランジの外周面には、前記軸受装置の転動体が転動可能な溝面が設けられている
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項9】
前記ナット本体の一端面には、軸方向に突出し、前記ねじ軸と相対回転しないストッパと接触する突起が設けられ、
複数の前記S字溝面のうち前記軸方向において最も前記突起寄りに配置された前記S字溝面は、前記突起に対し、周方向にずれて配置されている
請求項1に記載のボールねじ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ボールねじ装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ボールねじ装置は、ねじ軸と、ねじ軸に貫通されるナットと、ねじ軸とナットの間に配置される複数のボールと、を備えている。ねじ軸の外周面には、外周軌道面が設けられている。ナットの内周面には、外周軌道面に対向する内周軌道面が設けられている。外周軌道面と内周軌道面との間は、螺旋状の軌道を成している。この軌道に、複数のボールが配置される。また、ボールねじ装置は、ボールを循環させる循環部を備えている。循環部の一例として、ナットの内周面に成形されたS字溝面が挙げられる。このS字溝面によれば、1リードを移動したボールを1リード分戻すことができる。また、下記特許文献に示すように、ナットは、径方向外側に突出するフランジを有している場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
欧州特許出願公開第003208164号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、鍛造によりナットの内周面にS字溝面を成形する場合、径方向外側にフランジがあると、ナットの余肉が径方向外側に逃げ難く、S字溝面を成形し難い。このような理由から、フランジに対し軸方向にずらしてS字溝面を成形している。一方で、フランジの径方向内側にS字溝面及び内周軌道面が設けられていないため、ナットが軸方向に大型化する、という課題が生じている。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、ナットの軸方向の大型化を回避できるボールねじ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るボールねじ装置は、一端が第1方向を指し、他端が第2方向を指すねじ軸と、前記ねじ軸に貫通されたナットと、前記ねじ軸と前記ナットの間に配置される複数のボールと、1リードを移動したボールを1リード分戻す複数の循環部と、を備えている。前記ナットは、内周面に内周軌道面が設けられたナット本体と、前記ナット本体の前記第2方向の端部から径方向外側に突出するフランジと、を有している。前記ナット本体の前記第2方向の端面には、前記第1方向に貫通した肉盗み部が少なくとも1ヶ所以上設けられている。複数の前記循環部は、前記ナット本体の内周面から径方向外側に窪む複数のS字溝面を有している。
【0007】
本発明の一態様に係るボールねじ装置では、複数の前記S字溝面のうち前記フランジの内径側に配置されたS字溝面の周方向の位相が前記肉盗み部と一致する。
【0008】
本発明の一態様に係るボールねじ装置では、複数の前記S字溝面のうち前記フランジの内径側に配置されたS字溝面の一部もしくは全てが径方向に関して肉盗み部と重畳して設けられている。
【0009】
本発明の一態様に係るボールねじ装置では、複数の前記S字溝面は、周方向に等間隔で配置されている。
【0010】
本発明の一態様に係るボールねじ装置では、前記肉盗み部は、直線状の長孔もしくは円弧状の長孔である。
(【0011】以降は省略されています)

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