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公開番号2024049399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2021011831
出願日2021-01-28
発明の名称アンカーボルト
出願人個人
代理人個人
主分類F16B 13/06 20060101AFI20240403BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】要求される引き抜き強度に応じた施工が可能なアンカーボルトを得る。
【解決手段】ボルトの先端に鍔状の当たり止めを設けておく。拡張リングは、筒体の後方半分に軸方向のスリットで複数に分割されて拡張部を形成する。また、前記筒体の先端に、後述の雌テーパに符合する雄デーパを備え、後端に前記雄テーパを受ける雌テーパが形成される。前記テーパリングは、先端に前記拡張リングの後端に設けた雌テーパに符合する雄テーパを備えとともに、回り止めとなる複数の突起を周囲に備えている。前記ボルトに対して強度的に必要な個数の前記拡張リングを挿通し、更に、テーパリング、締め付けナットが上記の順に先方から後方に向かって配列される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
先端に鍔状の当たり止めを設けたボルトと、
筒体の後方半分に軸方向のスリットで複数に分割された拡張部を備え、前記筒体の後端に設けられた軸心に沿って先方から後方に向かって径が大きくなる雌テーパと、前記筒体の先端に設けられ、前記雌テーパに符合する雄テーパを備えた拡張リングと、
先端に、前記拡張リングの後端に設けた雌テーパに符合する雄テーパを備えるとともに、周囲に回り止めとなる複数の突起を備えたテーパリングと、
前記ボルトに対して強度的に必要な個数の拡張リング、テーパリング、締め付けナットが先方から後方に向かって上記の順で挿通された配列と
を備えたことを特徴とするアンカーボルト。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記拡張リングの前記拡張部が、使用前の状態で後方に向かって微小角度開いた請求項1に記載のアンカーボルト。
【請求項3】
前記拡張リングに設けられた雌テーパが、後端から先端方向に向かって段階的に設けられた段階雌テーパである請求項1に記載のアンカーボルト。
【請求項4】
前記テーパリングの先後両端に雄テーパを形成し、前記ボルトに対して拡張部を後方に向けた拡張リング、テーパリング、拡張部を先方に向けた拡張リング、締め付けナットが先方から後方に向かって上記の順で挿通された請求項1に記載のアンカーボルト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はアンカーボルトに関し、特に、強度の可変選択が可能なアンカーボルトに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリートに対して、構造物を固定する際にアンカーボルトが用いられる。
【0003】
特開平10-184627号公報に開示するアンカーボルトは、先端がテーパ状に径が大きくなったヘッドを持ったボルトを使用している。前記ボルトに対して、先端部に軸方向に周壁を複数分割するスリットが設けられた拡張片を備えたスリーブが挿通され、前記ヘッドのテーパに前記拡張片が対応する構成としている。
【0004】
上記の構成によって、ボルトがナットで引き上げられると、前記テーパを持ったヘッドが拡張片に食い込んで、当該拡張片の径が固定孔の中で拡大して、アンカーボルトは固定孔に固定されることになる。
【0005】
特開2017-96470号公報に開示するアンカーボルトは、ボルトに対して、先端部に軸方向にスリットが入れられ拡張部となしたスリーブが挿通され、更に、その先端にテーパ状のコーンナットが挿通されている。これによって、ボルトを後端で回すと、前記コーンナットが、前記拡張部に食い込んで、当該拡張部を広げる構成になっている。
【0006】
以上の2例は、いずれも固定孔の浅い方から深い方に向かって拡張部が拡大する。従って、外から軸方向に大きな引っ張り力が掛かったときには、ボルトが抜ける恐れがある。施工時の前記固定孔の状態、コンクリートや金属の経年劣化等が大いに影響することは勿論である。
【0007】
図7は、固定孔の深い方から浅い方に向かって拡張部が拡大する構造を実現したアンカーボルトである。
【0008】
ボルト50の先端側51と後端側52でネジの方向を逆に形成しておき、先端側51に前記拡張リング55を、前記拡張部をボルトの後端方向に向けて嵌め込み、後端側52から、先端に雄テーパを備えたナット56を挿入する。六角レンチを前記ナット56側から挿入して、前記ボルト50を前記拡張リング55とナット56が互いに先後端を突き合わす方向に回転させると、前記ナット56の先端の雄テーパ58は前記拡張リング55の後端に形成した雌テーパ57に食い込んで、拡張リング56が固定孔の口方向に開いた状態を形成することができ、ボルトの抜け落ちを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平10-184627号公報
特開2017-96470号公報
【非特許文献】
【0010】
サンコーテクノ株式会社ホームページ(http://www.sanko-techno.co.jp/)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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