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公開番号2024017434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120063
出願日2022-07-28
発明の名称熱応動弁
出願人株式会社テイエルブイ
代理人
主分類F16T 1/10 20060101AFI20240201BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ダイヤフラム等の破損を防止することができる熱応動弁の提供。
【解決手段】
低温のドレンが矢印91方向に流入したとき、可動弁体10の弁体部4は、弁孔55を開弁してドレンを矢印92方向に排出し、弁室45内に高温のドレン又は蒸気が流入したとき、可動弁体10の弁体部4は、弁孔55を閉弁して蒸気の流出を阻止する。背圧によってドレンが逆流した場合、弁体部4の下部連通孔15b内に位置する球体弁2が逆止弁として機能し、介在空間19への異物が混入したドレンの侵入を阻止する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
入口から出口に向けて形成された流路に沿って流体が流通可能な本体と、
前記本体の出口側に設けられ、弁孔が貫通形成された弁座と、
前記本体の入口側に設けられ、前記弁座と離着座することによって前記弁孔を開閉する可動弁体とを備えた熱応動弁であって、
前記可動弁体は、
温度に応じて膨張又は収縮する温度応動媒体と、
前記温度応動媒体の膨張又は収縮に応じて変形する第1ダイヤフラムと、
前記第1ダイヤフラムと空間を介して配置され、前記第1ダイヤフラムの変形に応じて変形する第2ダイヤフラムと、
前記第2ダイヤフラムに取り付けられ、前記弁座と離着座することができ、前記空間と前記流路とを連通させる連通孔を有する弁体部と、
流体が出口から入口に向けて逆流したとき、前記連通孔を閉塞して前記空間へ流体が流入することを防止する逆止弁体とを有する、熱応動弁。
続きを表示(約 57 文字)【請求項2】
請求項1に係る熱応動弁において、
前記逆止弁体は、球体弁である、熱応動弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、熱応動弁に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
熱応動弁としては後記特許文献1に開示されている熱応動式スチームトラップがある。この熱応動式スチームトラップの弁室3には、導出路8が形成された弁座部材7が設けられており、この弁座部材7の上方に温度制御機素9が配置されている。
【0003】
温度制御機素9は、第1ダイヤフラム14によって密封された収容室13を有しており、この収容室13に感温液15が封入されている。感温液15は高温の周辺温度に反応して膨張し、低温の周辺温度に反応して収縮する。
【0004】
また、温度制御機素9は、第1ダイヤフラム14の下方に位置する第2ダイヤフラム18を有しており、第2ダイヤフラム18には弁部材16が固定されている。弁部材16は、弁座部材7に離着座して導出路8を開閉する弁体である。なお、弁部材16の中心には、第1ダイヤフラム14と第2ダイヤフラム18との間の空間と、弁室3とを連通させる中心孔が上下方向に沿って形成されている。
【0005】
この熱応動式スチームトラップの入口4から弁室3に低温の復水が流入した場合、感温液15は収縮し、第1ダイヤフラム14及び第2ダイヤフラム18は弁室3内の流体圧力によって変形して持ち上げられる。これによって、第2ダイヤフラム18に固定された弁部材16は、弁座部材7から離座して導出路8を開放する。導出路8の開放によって復水は出口5から排出される。
【0006】
その後、弁室3に高温の蒸気が流入すると、感温液15は膨張し、第1ダイヤフラム14及び第2ダイヤフラム18の変形を介して弁部材16が弁座部材7に着座し、導出路8を閉塞する。これによって、蒸気の流出が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-151960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、前述の特許文献1に開示された熱応動式スチームトラップの場合、背圧によってドレンの逆流が生じると、逆流するドレンが弁部材16の中心孔から第1ダイヤフラム14と第2ダイヤフラム18との間の空間に浸入することがあった。
【0009】
逆流するドレンには塵やスケール等の異物が混入していることがあり、第1ダイヤフラム14と第2ダイヤフラム18との間の空間に異物が入り込んだ場合、感温液15の膨張又は収縮によって第1ダイヤフラム14及び第2ダイヤフラム18が変形する際、第1ダイヤフラム14や第2ダイヤフラム18が異物の介在によって破損するおそれがある。特に、感温液15を密封している第1ダイヤフラム14に破れなどの破損が生じた場合、感温液15が流れ出して温度制御機素9が適正に機能しなくなる。
【0010】
そこで本願に係る熱応動弁は、ドレンが逆流した場合であっても、ダイヤフラム等の破損を防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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