TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024030094
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132660
出願日2022-08-23
発明の名称連結具
出願人株式会社伊藤製作所
代理人個人
主分類F16B 45/06 20060101AFI20240229BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】雄螺子部と雌螺子筒との螺合をスムーズに行える、これまでにない連結具を提供する。
【解決手段】対向する第一U状杆1および第二U状杆2の一端部1a・2a同士が連結部材3を介して回動自在に連結され、前記第一U状杆1および前記第二U状杆2の他端部1b・2bに夫々設けられた雄螺子部4同士が雌螺子筒5を介して連結可能に構成された連結具であって、前記第一U状杆1の一端部1aおよび前記第二U状杆2の一端部2aの対向端面のいずれか一方には凸部6を設け、他方には前記凸部6と凹凸係合する凹部7を設け、前記凸部6を軸として前記第一U状杆1の一端部1aと前記第二U状杆2の一端部2aとが相対回動するように構成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
対向する第一U状杆および第二U状杆の一端部同士が連結部材を介して回動自在に連結され、前記第一U状杆および前記第二U状杆の他端部に夫々設けられた雄螺子部同士が雌螺子筒を介して連結可能に構成された連結具であって、
前記第一U状杆の一端部および前記第二U状杆の一端部の対向端面のいずれか一方には凸部が設けられ、他方には前記凸部と凹凸係合する凹部が設けられ、前記凸部を軸として前記第一U状杆の一端部と前記第二U状杆の一端部とが相対回動するように構成されていることを特徴とする連結具。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1記載の連結具において、前記凸部の外周面と該凸部の外周面に対向する前記凹部の内周面との間の隙間は、前記第一U状杆若しくは前記第二U状杆の外周面と該第一U状杆若しくは第二U状杆の外周面に対向する前記連結部材の内周面との間の隙間より小さいことを特徴とする連結具。
【請求項3】
請求項2記載の連結具において、前記第一U状杆の一端部は前記連結部材に固定され、前記第二U状杆の一端部は前記連結部材に回動自在に保持されていることを特徴とする連結具。
【請求項4】
請求項3記載の連結具において、前記第一U状杆の一端部と前記第二U状杆の一端部との間にはスペーサ部材が設けられていることを特徴とする連結具。
【請求項5】
請求項1記載の連結具において、前記凸部は前記第一U状杆の一端部若しくは前記第二U状杆の一端部の対向端面から突出する円柱状体であり、前記凹部は前記円柱状体が嵌合する丸穴であることを特徴とする連結具。
【請求項6】
請求項1記載の連結具において、前記凸部は前記対向端面の中央部に該対向端面同士の対向方向に突出するように設けられていることを特徴とする連結具。
【請求項7】
請求項1~6いずれか1項に記載の連結具において、前記第一U状杆、第二U状杆、連結部材及び雌螺子筒はステンレス鋼製であることを特徴とする連結具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、連結具に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ワイヤーロープ等を連結するために用いられる連結具として、図6に図示したような、対向する第一U状杆51および第二U状杆52の一端部51a・52a同士が連結部材53を介して回動自在に連結され、前記第一U状杆51および前記第二U状杆52の他端部51b・52bに夫々設けられた雄螺子部54同士が雌螺子筒55を介して連結可能に構成されたものが知られている(特許文献1等参照)。なお、第二U状杆52の一端部52aは連結部材53に固定され、第一U状杆51の一端部51aは連結部材53に回動自在に保持されている。また、雌螺子筒55は第一U状杆51側に保持される。図中、符号58はスプリングワッシャである。
【0003】
このような連結具は、対向するU状杆51・52の一端部51a・52a同士および他端部51b・52b同士が連結された状態から、雌螺子筒55を回動させて第二U状杆52の雄螺子部54から螺脱させることで連結を解除し、他端部51b・52b同士が離間するように一端部51a・52a側を軸に第一U状杆51(若しくは第二U状杆52)を旋回させることで、他端部51b・52b間の間隙部分から太いワイヤーロープ等でも容易に導入することができる。
【0004】
ところで、従来の連結具においては、離間させた第一U状杆51の他端部51bを元通りに雌螺子筒55側に旋回して雄螺子部54同士を対向させ該雌螺子筒55を回動して再び螺合連結させる際、当該第二U状杆52の他端部52bの雄螺子部54と雌螺子筒55とが同軸とならず、螺合させにくい場合がある。
【0005】
これは、連結部材53と第一U状杆51の一端部51a、具体的には、連結部材53の内周面と第一U状杆51の一端部51aの外周面との間に存在する旋回のための隙間などにより、第一U状杆51が傾いたりズレたりするために起こる現象である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実公平1-40364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述のような現状に鑑みなされたもので、雄螺子部と雌螺子筒との螺合をスムーズに行える、これまでにない連結具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0009】
対向する第一U状杆1および第二U状杆2の一端部1a・2a同士が連結部材3を介して回動自在に連結され、前記第一U状杆1および前記第二U状杆2の他端部1b・2bに夫々設けられた雄螺子部4同士が雌螺子筒5を介して連結可能に構成された連結具であって、
前記第一U状杆1の一端部1aおよび前記第二U状杆2の一端部2aの対向端面のいずれか一方には凸部6が設けられ、他方には前記凸部6と凹凸係合する凹部7が設けられ、前記凸部6を軸として前記第一U状杆1の一端部1aと前記第二U状杆2の一端部2aとが相対回動するように構成されていることを特徴とする連結具に係るものである。
【0010】
また、請求項1記載の連結具において、前記凸部6の外周面と該凸部6の外周面に対向する前記凹部7の内周面との間の隙間Aは、前記第一U状杆1若しくは前記第二U状杆2の外周面と該第一U状杆1若しくは第二U状杆2の外周面に対向する前記連結部材3の内周面との間の隙間Bより小さいことを特徴とする連結具に係るものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
脚装置
2か月前
個人
配管固定金具
2か月前
個人
ポール制振装置
3か月前
個人
チェーン
4か月前
個人
家具
1か月前
個人
締結具
4か月前
個人
ジャイロの軸受装置
1か月前
個人
管と容器の断熱装置
4か月前
個人
ナット
5か月前
個人
アンカーボルト
18日前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
26日前
カヤバ株式会社
バルブ
26日前
マフレン株式会社
自動給脂器
1か月前
日東精工株式会社
シールねじ
3か月前
株式会社ジェイテクト
玉軸受
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
23日前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社フジキン
開度固定器
4か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
18日前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
日星電気株式会社
多層チューブ
2か月前
コクヨ株式会社
固定部材
4か月前
個人
圧入成形物の製造法
1か月前
株式会社奥村組
制振機構
3か月前
株式会社ナジコ
自在継手
1か月前
株式会社奥村組
制振機構
3か月前
株式会社テイエルブイ
熱応動弁
2か月前
イワブチ株式会社
締結具
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
株式会社伊藤製作所
連結具
1か月前
株式会社トヨックス
可撓管
4か月前
株式会社ミクニ
比例制御弁
4か月前
個人
束ねばね
18日前
続きを見る