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公開番号2024088954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204015
出願日2022-12-21
発明の名称伸縮装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F16H 19/04 20060101AFI20240626BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】伸縮時に2枚のベルトの係合が外れることを抑制可能な伸縮装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る伸縮装置は、第1のベルト11と、第1のベルト11の外側に巻きつける第2のベルト12と、を螺旋状に筒状構造体13に対して巻きつけた伸縮装置である。第2のベルト12は、第1のベルト11の穴11aに嵌合する嵌合部21と、当該嵌合部21から突出して第1のベルトの穴11aに挿入される挿入部20と、を有する係合ピン12aを備える。嵌合部21は、第1のベルト11の穴11a、11bに対応した直径を有する円柱形状であり、挿入部20の径が、先端部に向かって小さくなるように、挿入部20の側面20a及び20bが傾斜している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1のベルトと、前記第1のベルトの外側に巻きつける第2のベルトと、を螺旋状に筒状構造体に対して巻きつけた伸縮装置であって、
前記第2のベルトは、前記第1のベルトの穴に嵌合する嵌合部と、当該嵌合部から突出して前記第1のベルトの穴に挿入される挿入部とを有する係合ピンを備え、
前記嵌合部は、前記第1のベルトの穴に対応した直径を有する円柱形状であり、
前記挿入部の径が、先端部に向かって小さくなるように、前記挿入部の側面が傾斜している、
伸縮装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記挿入部の側面の傾斜は、前記筒状構造体と同じ中心を有し、かつ、前記筒状構造体の直径以下である円を基礎円とするインボリュート曲線形状である、
請求項1に記載の伸縮装置。
【請求項3】
前記基礎円の直径は、前記筒状構造体の直径と等しい、
請求項2に記載の伸縮装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、伸縮装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、筒状構造体に対して2枚のベルトを半幅分ずらして螺旋状に重ねて巻きつけて、コンパクトに収納できる伸縮装置が開示されている。外側ベルトには、内側ベルトの穴に挿入される係合ピンが取り付けられており、2枚のベルトは係合ピンを介して一体となっている。モータの動力により2枚のベルトが回転することにより、伸縮装置は伸縮できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-192257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した伸縮装置では、内側ベルトの穴に挿入し易いように、係合ピンにテーパ加工されているため、係合ピンを内側ベルトの穴に挿入したときに隙間が生じている。そのため、伸縮時の荷重により内側ベルトの穴から係合ピンが抜け、2枚のベルトの係合が外れる恐れがある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、伸縮時に2枚のベルトの係合が外れることを抑制可能な伸縮装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る伸縮装置は、
第1のベルトと、前記第1のベルトの外側に巻きつける第2のベルトと、を螺旋状に筒状構造体に対して巻きつけた伸縮装置であって、
前記第2のベルトは、前記第1のベルトの穴に嵌合する嵌合部と、当該嵌合部から突出して前記第1のベルトの穴に挿入される挿入部と、を有する係合ピンを備え、
前記嵌合部は、前記第1のベルトの穴に対応した直径を有する円柱形状であり、
前記挿入部の径が、先端部に向かって小さくなるように、前記挿入部の側面が傾斜している。
【0007】
本開示に係る伸縮装置では、係合ピンの嵌合部が第1のベルトの穴に相当する直径を有する。そのため、係合ピンの嵌合部21は、第1のベルトの穴に隙間なく嵌合される。これにより、伸縮装置が伸縮時に第1のベルトと第2のベルトとの係合が外れることを抑制できる。
【0008】
前記挿入部の側面の傾斜は、前記筒状構造体と同じ中心を有し、かつ、前記筒状構造体の直径以下である円を基礎円とするインボリュート曲線形状であってもよい。このような構成により、係合ピンを第1のベルトの穴に挿入しやすい。
【0009】
前記基礎円の直径は、前記筒状構造体の直径と等しくてもよい。このような構成によっても、係合ピンを第1のベルトの穴に挿入しやすい。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、伸縮時に2枚のベルトの係合が外れることを抑制可能な伸縮装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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