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公開番号2024089959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205532
出願日2022-12-22
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/572 20210101AFI20240627BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】再結合し難いヒューズ部の提供。
【解決手段】蓄電セルは、セルケース、および電極体を含む。セルケースは、電極体を収納している。セルケースは、電極端子を含む。セルケース内に、電流経路が形成されている。電流経路は、電極体と電極端子とを電気的に接続している。電流経路は、ヒューズ部を含む。ヒューズ部を分離する方向に、ヒューズ部に引張応力が付与されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
セルケース、および、
電極体、
を含み、
前記セルケースは、前記電極体を収納しており、
前記セルケースは、電極端子を含み、
前記セルケース内に、電流経路が形成されており、
前記電流経路は、前記電極体と前記電極端子とを電気的に接続しており、
前記電流経路は、ヒューズ部を含み、
前記ヒューズ部を分離する方向に、前記ヒューズ部に引張応力が付与されている、
蓄電セル。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記電極体の自重により、前記引張応力が発生している、
請求項１に記載の蓄電セル。
【請求項３】
前記電流経路は、溶接部をさらに含み、
前記溶接部に前記引張応力が残留している、
請求項１に記載の蓄電セル。
【請求項４】
前記電流経路は、曲げ変形部をさらに含み、
前記曲げ変形部のスプリングバックにより、前記引張応力が発生している、
請求項１に記載の蓄電セル。
【請求項５】
前記引張応力は、電流の流通方向と平行に付与されている、
請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の蓄電セル。
【請求項６】
前記引張応力は、電流の流通方向と垂直に付与されている、
請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示（約 930 文字）【背景技術】
【０００２】
特開２０１５－１０３５２１号公報（特許文献１）は、ヒューズ部を含む二次電池を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－１０３５２１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
蓄電セル（二次電池）内にヒューズ部を設けることが提案されている。蓄電セル内において過電流が発生した際、ヒューズ部が溶断されることにより、電流経路が遮断され得る。しかし、ヒューズ部の溶断後に、蓄電セルに振動等が加わる可能性もある。振動等により、溶断したヒューズ部の先端同士が再結合する可能性もある。
【０００５】
本開示は、再結合し難いヒューズ部の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
以下、本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本明細書の作用メカニズムは推定を含む。作用メカニズムは、本開示の技術的範囲を限定しない。
【０００７】
１．蓄電セルは、セルケース、および電極体を含む。セルケースは、電極体を収納している。セルケースは、電極端子を含む。セルケース内に、電流経路が形成されている。電流経路は、電極体と電極端子とを電気的に接続している。電流経路は、ヒューズ部を含む。ヒューズ部を分離する方向に、ヒューズ部に引張応力が付与されている。
【０００８】
ヒューズ部は、過電流によって、溶断され得る。ヒューズ部を分離する方向に引張応力が付与されている。ヒューズ部の溶断時、引張応力が、溶断した先端同士を引き離すように作用し得る。よって、再結合し難いヒューズ部が提供され得る。
【０００９】
２．上記「１」に記載の蓄電セルにおいて、例えば、電極体の自重により、引張応力が発生していてもよい。
【００１０】
３．上記「１」または「２」に記載の蓄電セルにおいて、電流経路は、例えば、溶接部をさらに含んでいてもよい。溶接部に引張応力が残留していてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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