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公開番号2024078967
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191620
出願日2022-11-30
発明の名称コイル部品
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01F 27/00 20060101AFI20240604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 コイル部品において、コイル導体間の磁気結合を高めること。
【解決手段】
一実施形態に係るコイル部品は、絶縁材料から構成されており、第1面と前記第1面と対向する第2面とを有する基体と、第1コイル導体と、第2コイル導体と、を備える。第1コイル導体は、基体内に第1面に対向するように設けられる。第2コイル導体は、基体内に第2面に対向するように設けられる。第1コイル導体は、コイル軸の周りに巻かれた第1周回部と、第1周回部の一端から第2面まで延びる第1一端引出部と、第1周回部の他端から第2面まで延びる第1他端引出部と、を有する。第2コイル導体は、コイル軸の周りに巻かれた第2周回部と、第2周回部の一端から第2面まで延びる第2一端引出部と、第2周回部の他端から第2面まで延びる第2他端引出部と、を有する。記第1周回部と第1面との距離を示す第1距離は、第2周回部と第2面との距離を示す第2距離よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁材料から構成されており、第1面と前記第1面と対向する第2面とを有する基体と、
前記基体内に前記第1面に対向するように設けられた第1コイル導体と、
前記基体内に前記第2面に対向するように設けられた第2コイル導体と、
を備え、
前記第1コイル導体は、コイル軸の周りに巻かれた第1周回部と、前記第1周回部の一端から前記第2面まで延びる第1一端引出部と、前記第1周回部の他端から前記第2面まで延びる第1他端引出部と、を有し、
前記第2コイル導体は、前記コイル軸の周りに巻かれた第2周回部と、前記第2周回部の一端から前記第2面まで延びる第2一端引出部と、前記第2周回部の他端から前記第2面まで延びる第2他端引出部と、を有し、
前記第1周回部と前記第1面との距離を示す第1距離は、前記第2周回部と前記第2面との距離を示す第2距離よりも大きい、
コイル部品。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記第1周回部は、第1閉ループ軌道に沿って前記コイル軸の周りの周方向において1ターン以上延伸しており、
前記第2周回部は、第2閉ループ軌道に沿って前記コイル軸の周りの周方向において1ターン以上延伸しており、
前記コイル軸及び前記第1閉ループ軌道に直交する方向における前記第1周回部の寸法は、前記コイル軸及び前記第2閉ループ軌道に直交する方向における前記第2周回部の寸法よりも大きい、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記第1周回部の前記コイル軸に沿う軸方向における厚さを示す第1厚さは、前記第2周回部の前記軸方向における厚さを示す第2厚さよりも厚い、
請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第1コイル導体のインダクタンス値と前記第2コイル導体のインダクタンス値との差は、前記第1コイル導体のインダクタンス値の5%以下である、
請求項2に記載のコイル部品。
【請求項5】
磁性材料から構成されており、第1面と前記第1面と対向する第2面とを有する基体と、
前記基体内に前記第1面に対向するように設けられた第1コイル導体と、
前記基体内に前記第2面に対向するように設けられた第2コイル導体と、
を備え、
前記第1コイル導体は、第1閉ループ軌道に沿ってコイル軸の周りの周方向において1ターン以上延伸している第1周回部と、前記第1周回部の一端から前記第2面まで延びる第1一端引出部と、前記第1周回部の他端から前記第2面まで延びる第1他端引出部と、を有し、
前記第2コイル導体は、第2閉ループ軌道に沿って前記コイル軸の周りの周方向において1ターン以上延伸している第2周回部と、前記第2周回部の一端から前記第2面まで延びる第2一端引出部と、前記第2周回部の他端から前記第2面まで延びる第2他端引出部と、を有し、
前記コイル軸及び前記第1閉ループ軌道に直交する方向における前記第1周回部の寸法は、前記コイル軸及び前記第2閉ループ軌道に直交する方向における前記第2周回部の寸法よりも大きい、
コイル部品。
【請求項6】
磁性材料から構成されており、第1面と前記第1面と対向する第2面とを有する基体と、
前記基体内に前記第1面に対向するように設けられた第1コイル導体と、
前記基体内に前記第2面に対向するように設けられた第2コイル導体と、
を備え、
前記第1コイル導体は、コイル軸の周りに巻かれた第1周回部と、前記第1周回部の一端から前記第2面まで延びる第1一端引出部と、前記第1周回部の他端から前記第2面まで延びる第1他端引出部と、を有し、
前記第2コイル導体は、前記コイル軸の周りに巻かれた第2周回部と、前記第2周回部の一端から前記第2面まで延びる第2一端引出部と、前記第2周回部の他端から前記第2面まで延びる第2他端引出部と、を有し、
前記第1周回部の前記コイル軸に沿う軸方向における厚さを示す第1厚さは、前記第2周回部の前記軸方向における厚さを示す第2厚さよりも厚い、
コイル部品。
【請求項7】
前記第1周回部は、前記コイル軸の周りに2ターン未満だけ巻かれており、
前記第2周回部は、前記コイル軸の周りに2ターン未満だけ巻かれている、
請求項1、5、及び6のいずれか1項に記載のコイル部品。
【請求項8】
絶縁材料から構成されており、第1面と、前記第1面と対向する第2面と、前記第1面と前記第2面とを接続する第3面と、前記第3面と対向しており前記第3面から一軸方向において離間する第4面と、を有する基体と、
前記基体内に設けられた第1磁気結合型コイルと、
前記基体内に、前記第1磁気結合型コイルから前記一軸方向に離間して設けられた第2磁気結合型コイルと、
を備え、
前記第1磁気結合型コイルは、前記第1面に対向するように設けられた第1コイル導体と、前記第2面に対向するように設けられた第2コイル導体と、を有し、
前記第2磁気結合型コイルは、前記第1面に対向するように設けられた第3コイル導体と、前記第2面に対向するように設けられた第4コイル導体と、を有し、
前記第1コイル導体は、第1コイル軸の周りに巻かれた第1周回部と、前記第1周回部の一端から前記第2面まで延びる第1一端引出部と、前記第1周回部の他端から前記第2面まで延びる第1他端引出部と、を有し、
前記第2コイル導体は、前記第1コイル軸の周りに巻かれた第2周回部と、前記第2周回部の一端から前記第2面まで延びる第2一端引出部と、前記第2周回部の他端から前記第2面まで延びる第2他端引出部と、を有し、
前記第3コイル導体は、前記第1コイル軸から前記一軸方向に離間している第2コイル軸の周りに巻かれた第3周回部と、前記第3周回部の一端から前記第2面まで延びる第3一端引出部と、前記第3周回部の他端から前記第2面まで延びる第3他端引出部と、を有し、
前記第4コイル導体は、前記第2コイル軸の周りに巻かれた第4周回部と、前記第4周回部の一端から前記第2面まで延びる第4一端引出部と、前記第4周回部の他端から前記第2面まで延びる第4他端引出部と、を有し、
前記第1周回部の他端は、前記第1周回部の一端から前記一軸方向に離間した位置にあり、
前記第2周回部の他端は、前記第2周回部の一端から前記一軸方向に離間した位置にあり、
前記第3周回部の他端は、前記第3周回部の一端から前記一軸方向に離間した位置にあり、
前記第4周回部の他端は、前記第4周回部の一端から前記一軸方向に離間した位置にある、
アレイ型コイル部品
【請求項9】
請求項1、5、及び6のいずれか1項に記載のコイル部品を含む、回路基板。
【請求項10】
請求項9に記載の回路基板を含む、電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、主にコイル部品に関する。本明細書の開示は、より具体的には、高周波回路に適したコイル部品に関する。本明細書の開示は、また、複数のコイルを備えるアレイ型コイル部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
コイル部品の一種として、互いと磁気的に結合する二以上のコイル導体を備える磁気結合型コイル部品が知られている。特開2016-131208公報(特許文献1)に記載されているように、磁気結合型コイル部品は、基体内で互いから電気的に絶縁されるとともに互いと磁気的に結合する二以上のコイル導体を有する。磁気結合型コイル部品は、回路において、例えば、コモンモードチョークコイル、トランス、または結合型インダクタとして使用される。
【0003】
磁気結合型コイル部品を構成するコイル導体の各々は、コイル軸周りの周方向に沿って延びる周回部と、周回部の両端の各々を対応する外部電極に接続する引出部と、を有する。従来の磁気結合型コイル部品に備えられるコイル部品の周回部は、比較的多いターン数を有している。例えば、特許文献1の磁気結合型コイル部品においては、各コイル導体の周回部は、5ターン以上巻回されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-131208公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
磁気結合型コイル部品においては、一般に、コイル導体間の結合が高いことが望ましい。このため、従来から、磁気結合型コイル部品の結合係数を高めるための提案がなされている。例えば、上記の特許文献1においては、磁性基体に埋め込まれた一組のコイル導体を、その巻回軸が略一致するとともに互いと密着するように設けることにより、高い結合係数を実現するとされている。
【0006】
高周波回路に用いられる磁気結合型コイル部品には、少ないターン数(例えば、2ターン未満)の周回部を有するコイル導体が用いられる。従来、少ないターン数の周回部を有するコイル導体同士の結合については十分な検討がなされていなかった。
【0007】
本明細書において開示される発明の目的は、上述した問題の少なくとも一部を解決または緩和することである。本明細書において開示される発明のより具体的な目的の一つは、コイル部品において、コイル導体間の磁気結合を高めることである。本発明のより具体的な目的の一つは、少ないターン数の周回部を有するコイル導体を備えるコイル部品において、コイル導体間の磁気結合を高めることである。
【0008】
本発明の前記以外の目的は、明細書全体の記載を通じて明らかにされる。本明細書に開示される発明は、「発明を解決しようとする課題」の欄の記載以外から把握される課題を解決するものであってもよい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態に係るコイル部品は、絶縁材料から構成されており、第1面と前記第1面と対向する第2面とを有する基体と、第1コイル導体と、第2コイル導体と、を備える。第1コイル導体は、基体内に第1面に対向するように設けられる。第2コイル導体は、基体内に第2面に対向するように設けられる。第1コイル導体は、コイル軸の周りに巻かれた第1周回部と、第1周回部の一端から第2面まで延びる第1一端引出部と、第1周回部の他端から第2面まで延びる第1他端引出部と、を有する。第2コイル導体は、コイル軸の周りに巻かれた第2周回部と、第2周回部の一端から第2面まで延びる第2一端引出部と、第2周回部の他端から第2面まで延びる第2他端引出部と、を有する。記第1周回部と第1面との距離を示す第1距離は、第2周回部と第2面との距離を示す第2距離よりも大きい。
【発明の効果】
【0010】
本明細書に開示されている発明の一実施形態によれば、コイル部品において、コイル導体間の磁気結合を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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