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公開番号2024087377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202175
出願日2022-12-19
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/652 20060101AFI20240624BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】構成の簡略化を可能としたコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ11は、芯線と絶縁被覆12bとを有する複数の電線12に固定される。コネクタ11は、芯線に接続される端子21と、芯線及び端子21を覆う樹脂ハウジング22と、樹脂ハウジング22を覆うとともに、金属ケースに固定される金属シェル23と、絶縁被覆12bを覆う一括シールド部材29が接続されるとともに金属シェル23に接続される金属ブラケット26とを備える。金属シェル23は、雌ねじ部23gを有し、金属ブラケット26は、締結孔26eを有する。コネクタ11は、締結孔26eを貫通して雌ねじ部23gに螺合されることで金属ブラケット26を金属シェル23に固定する締結ねじ30を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
芯線と絶縁被覆とを有する複数の電線に固定されるコネクタであって、
前記芯線に接続される端子と、
前記芯線及び前記端子を覆う樹脂ハウジングと、
前記樹脂ハウジングを覆うとともに、外部アース部材に固定される金属シェルと、
前記絶縁被覆を覆うシールド部材が接続されるとともに前記金属シェルに接続される金属ブラケットと、
を備え、
前記金属シェルは、雌ねじ部を有し、
前記金属ブラケットは、締結孔を有し、
前記締結孔を貫通して前記雌ねじ部に螺合されることで前記金属ブラケットを前記金属シェルに固定する締結ねじを備える、
コネクタ。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記シールド部材は、複数の前記絶縁被覆をまとめて覆う筒状の一括シールド部材であって、
前記金属ブラケットは、前記一括シールド部材の全周が接続される筒部と、前記筒部の周方向の一部から延びて前記締結孔が設けられる締結部とを有する、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記金属ブラケットは、前記筒部の周方向において前記締結部と反対側に周方向に係合可能な周方向係合部を有し、
前記金属シェルは、前記周方向係合部と係合する周方向被係合部を有する、
請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記金属ブラケットは、前記筒部から軸方向に沿って延びる延設部を有し、
前記周方向係合部は、前記延設部の先端から前記筒部の軸方向に沿って延びるスリットであり、
前記周方向被係合部は、前記金属シェルから突出するとともに前記筒部の軸方向に沿って延びて前記スリットに嵌まるリブである、
請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記金属シェルは、前記延設部の先端と突き当たる位置決め壁を有する、
請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記絶縁被覆に沿った液体の浸入を阻止するゴム栓と、
前記金属シェルに係止され、前記ゴム栓の脱落を阻止するリテーナと、
を備え、
前記リテーナは、前記金属シェルから外部に突出するとともに前記絶縁被覆の外周に接触する接触筒部を有し、
前記筒部は、前記接触筒部を覆うように配置されている、
請求項2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の電線の端部に固定されるコネクタとしては、電線の芯線に接続される端子と、端子を区画して覆う樹脂ハウジングと、樹脂ハウジングを覆う電磁シールド機能を有した金属シェルとを備えたものがある(例えば、特許文献1(図21等)参照)。また、このコネクタは、絶縁被覆を覆う編組部材が接続されるとともに金属シェルに接続される金属ブラケットを備える。そして、金属シェルは、外部アース部材である金属ケース等に固定される。このコネクタでは、編組部材は、金属ブラケット、及び金属シェルを介して外部アース部材に電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開(WO)2012/124801号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記したようなコネクタでは、金属シェルと金属ブラケットとは、それらを貫通するボルトと、樹脂ハウジングに保持されたナットとによって締結されていた。よって、部品点数が多くなるとともに、ナットを樹脂ハウジングに保持させるための構造が複雑であった。
【0005】
本開示の目的は、構成の簡略化を可能としたコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、芯線と絶縁被覆とを有する複数の電線に固定されるコネクタであって、前記芯線に接続される端子と、前記芯線及び前記端子を覆う樹脂ハウジングと、前記樹脂ハウジングを覆うとともに、外部アース部材に固定される金属シェルと、前記絶縁被覆を覆うシールド部材が接続されるとともに前記金属シェルに接続される金属ブラケットと、を備え、前記金属シェルは、雌ねじ部を有し、前記金属ブラケットは、締結孔を有し、前記締結孔を貫通して前記雌ねじ部に螺合されることで前記金属ブラケットを前記金属シェルに固定する締結ねじを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示のコネクタによれば、構成の簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるコネクタと相手側コネクタの斜視図である。
図2は、一実施形態におけるコネクタの分解斜視図である。
図3は、一実施形態におけるコネクタの分解斜視図である。
図4は、一実施形態におけるコネクタの側面図である。
図5は、図4における5-5線に沿った断面図である。
図6は、図5における6-6線に沿った断面図である。
図7は、一実施形態におけるコネクタの一部分解正面図である。
図8は、一実施形態におけるコネクタの一部正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]芯線と絶縁被覆とを有する複数の電線に固定されるコネクタであって、前記芯線に接続される端子と、前記芯線及び前記端子を覆う樹脂ハウジングと、前記樹脂ハウジングを覆うとともに、外部アース部材に固定される金属シェルと、前記絶縁被覆を覆うシールド部材が接続されるとともに前記金属シェルに接続される金属ブラケットと、を備え、前記金属シェルは、雌ねじ部を有し、前記金属ブラケットは、締結孔を有し、前記締結孔を貫通して前記雌ねじ部に螺合されることで前記金属ブラケットを前記金属シェルに固定する締結ねじを備える。
【0010】
同構成によれば、金属ブラケットの締結孔を貫通して金属シェルの雌ねじ部に螺合されることで金属ブラケットを金属シェルに固定する締結ねじを備えるため、例えば、ナットとボルトで締結する構成に比べて、構成を簡略化できる。すなわち、例えば、樹脂ハウジングにナットを保持させつつ、金属ブラケットと金属シェルとをナットとボルトで締結する構成では、ナットの分だけ部品点数が多くなるとともに、ナットを保持させる構造が複雑化するが、これらを回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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