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公開番号2024089243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204494
出願日2022-12-21
発明の名称碍子
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H01B 17/26 20060101AFI20240626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】軽量化を図ることができる碍子を提供する。
【解決手段】本開示に係る碍子1は、挿入穴23が設けられた合成樹脂製の碍子本体2と、前記挿入穴23に同軸に挿入されており、外周面が前記挿入穴23の内周面に直接的に接合されている筒状部材3とを備え、前記碍子本体2は、前記筒状部材3を周方向に回転させる場合に摘持される有底筒状のつまみ部21と、該つまみ部21の内底面21cから突出しており、先端に前記挿入穴23が前記つまみ部21と同軸に設けられている突出部22と、前記つまみ部21及び前記突出部22の少なくとも一方を補強する補強部24とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
挿入穴が設けられた合成樹脂製の碍子本体と、
前記挿入穴に同軸に挿入されており、外周面が前記挿入穴の内周面に直接的に接合されている筒状部材と
を備え、
前記碍子本体は、
前記筒状部材を周方向に回転させる場合に摘持される有底筒状のつまみ部と、
該つまみ部の内底面から突出しており、先端に前記挿入穴が前記つまみ部と同軸に設けられている突出部と、
前記つまみ部及び前記突出部の少なくとも一方を補強する補強部と
を有することを特徴とする碍子。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記補強部は、前記つまみ部の前記内底面の側から前記つまみ部の開口の側に向けて先細りになるテーパ状をなすことを特徴とする請求項1に記載の碍子。
【請求項3】
前記つまみ部の内部空間に浸入した液体を前記つまみ部の開口に導くための導液面又は導液路が前記補強部もしくは前記つまみ部の内面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の碍子。
【請求項4】
前記導液路は、前記つまみ部の前記内底面の側から前記つまみ部の開口の側に向けて延びる凹条状をなすことを特徴とする請求項3に記載の碍子。
【請求項5】
前記補強部の少なくとも一部は、前記つまみ部の開口の周縁部と前記突出部の前記先端との間に位置していることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の碍子。
【請求項6】
前記補強部は複数設けられており、
複数の前記補強部は前記つまみ部の周方向に離隔配置されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の碍子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、碍子に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電線と棒状の端子金具との接続部分を覆う碍子が記載されている。この碍子は、貫通孔状の中空部が設けられた磁器製の碍子本体と、中空部に挿入された金属製のナット(筒状部材)と、ナットの外周面と中空部の内周面との間に介在しているセメント製の接着層とを備える。
【0003】
端子金具の先端部には、電線を受け入れるための中空部と、ナットの雌ネジに螺合する雄ネジとが設けられている。電線の一端部は、端子金具の中空部に挿入されることによって、端子金具の先端部に接続される。電線と端子金具とが接続された状態で、端子金具の雄ネジがナットの雌ネジに螺合する。この結果、電線と端子金具との接続部分を、絶縁体である碍子本体で被覆することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-147166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、碍子の軽量化に関する記載はない。
【0006】
本開示の目的は、軽量化を図ることができる碍子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る碍子は、挿入穴が設けられた合成樹脂製の碍子本体と、前記挿入穴に同軸に挿入されており、外周面が前記挿入穴の内周面に直接的に接合されている筒状部材とを備え、前記碍子本体は、前記筒状部材を周方向に回転させる場合に摘持される有底筒状のつまみ部と、該つまみ部の内底面から突出しており、先端に前記挿入穴が前記つまみ部と同軸に設けられている突出部と、前記つまみ部及び前記突出部の少なくとも一方を補強する補強部とを有することを特徴とする。
【0008】
本開示にあっては、合成樹脂製の碍子本体に挿入穴が設けられ、挿入穴に筒状部材が挿入される。
筒状部材の外周面は挿入穴の内周面に直接的に接合される。故に、碍子本体と筒状部材との間に、碍子本体を構成する材料とも筒状部材を構成する材料とも異なる材料で構成された接着層が介在せずとも、筒状部材を碍子本体に固定することができる。即ち、碍子を構成する材料の種類数を削減することができる。従って、材料の調達、及び、碍子の使用後に碍子をリサイクル又は廃棄する作業等が容易である。
【0009】
碍子本体はつまみ部、突出部、及び補強部を有する。
合成樹脂製の碍子本体は、セメント製の接着層を備える磁器製の碍子本体よりも軽い。しかも、つまみ部は有底筒状をなす。いわば碍子本体は肉抜きされている。以上の結果、碍子の軽量化を図ることができる。
補強部がつまみ部及び突出部の少なくとも一方を補強するので、肉抜きされた碍子本体の機械的強度を向上させることができる。
突出部はつまみ部の内底面から突出し、挿入穴は突出部の先端に設けられる。筒状部材、挿入穴、及びつまみ部は互いに同軸なので、つまみ部を摘持して筒状部材を正確に周方向に回転させることができる。
【0010】
本開示に係る碍子は、前記補強部は、前記つまみ部の前記内底面の側から前記つまみ部の開口の側に向けて先細りになるテーパ状をなすことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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