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公開番号2024083990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022198121
出願日2022-12-12
発明の名称撚線導体
出願人三洲電線株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 5/08 20060101AFI20240617BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】断面形状が真円状に近いとともに、柔軟性を向上させた撚線導体を提供する。
【解決手段】
少なくとも、最外層部10と、最外層部10の径方向内側に設けた第1外層部11を有し、各層部10,11は、複数の太径線2,5と、複数の中径線3,6と、複数の細径線4,7で構成され、各層部10,11を構成する太径線2,5と中径線3,6と細径線4,7は、何れも同じ本数で構成され、各層部10,11において、周方向に太径線2,5を離間して配設し、周方向において最も隣り合う太径線2,2(5,5)間に1本の中径線3,6を配設し、この中径線3,6の内側に1本の細径線4,7を、配設する。太径線2,5の直径d1,d4は、中径線3,6の直径d2,d5細径線4,7の直径d3,d6の和とすることが好ましい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、最外層部と、該最外層部の径方向内側に設けた第1外層部を有し、
各層部は、複数の太径線と、該太径線より細い複数の中径線と、該中径線より細い複数の細径線で構成され、各層部を構成する太径線と中径線と細径線は、何れも同じ本数で構成され、
各層部において、周方向に太径線を離間して配設し、周方向において最も隣り合う太径線間に1本の中径線を配設し、この中径線の内側に、かつ、この中径線に隣接する太径線間に1本の細径線を、配設したことを特徴とする撚線導体。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1外層部を構成する太径線は、前記最外層部を構成する太径線、若しくは、前記最外層部を構成する細径線と当接するように配設したことを特徴とする請求項1記載の撚線導体。
【請求項3】
前記第1外層部の内側に第2外層部を設け、
前記第1外層部を構成する太径線は、前記最外層部を構成する太径線と当接するように配設し、
前記第2外層部を構成する太径線は、前記第1外層部を構成する太径線と当接するように配設したことを特徴とする請求項1記載の撚線導体。
【請求項4】
前記第1外層部の内側に第2外層部を設け、
前記第1外層部を構成する太径線は、前記最外層部を構成する細径線と当接するように配設し、
前記第2外層部を構成する太径線は、前記第1外層部を構成する細径線と当接するように配設したことを特徴とする請求項1記載の撚線導体。
【請求項5】
前記第1外層部の内側に第2外層部を設け、
前記第1外層部を構成する太径線は、前記最外層部を構成する太径線と当接するように配設し、
前記第2外層部を構成する太径線は、前記第1外層部を構成する細径線と当接するように配設したことを特徴とする請求項1記載の撚線導体。
【請求項6】
前記第1外層部の内側に第2外層部を設け、
前記第1外層部を構成する太径線は、前記最外層部を構成する細径線と当接するように配設し、
前記第2外層部を構成する太径線は、前記第1外層部を構成する太径線と当接するように配設したことを特徴とする請求項1記載の撚線導体。
【請求項7】
各層部において、太径線の直径を、中径線の直径と、細径線の直径の和と同じにしたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撚線導体。
【請求項8】
前記撚線導体の中心から、前記最外層部を構成する中径線の外縁端までの距離と、前記撚線導体の中心から、前記最外層部を構成する太径線の外縁端までの距離が同じであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撚線導体。
【請求項9】
各層部を構成する太径線の本数が、3本以上であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撚線導体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撚線導体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電線市場において、電線及びケーブルの細径化、軽量化の観点から、断面が真円形状となる撚線導体が求められている。撚線導体に用いられる線材として、裸銅線、錫メッキ線、ニッケルメッキ線、銀メッキ線、アルミ線、合金線、リッツ線、無酸素銅線、線形結晶無酸素銅線、単結晶状高純度無酸素銅線などが使用される。
【0003】
撚線導体の外形を、真円状に形成したものとして、図15,図16に示すように、外層101を構成する太径線102を、周方向に離間して配設し、周方向に最も隣り合う太径線102,102間に1本の中径線103と、1本の細径線104を配設するとともに、中径線103の内側に細径線104を配設し、外層101の内側に内層106を配設した撚線導体110が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6381569公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1において、内層106として、図15に示すように、1本の中心線111で構成、若しくは、図16に示すように、1本の中心線121と中心線121の外側を覆う複数の内層線122で構成することが提案されている。
【0006】
しかし、撚線導体110の内層106として、図15に示すように、1本の中心線111で構成した場合、外層101を構成する大径線102の数が多くなるほど、太く形成する必要があり、撚線導体110の柔軟性が損なわれるという問題がある。
【0007】
また、撚線導体110の内層106として、図16に示すように、1本の中心線121と中心線121の外側を覆う複数の内層線122で構成した場合、外層101と、内層106の内層線122で、構成配列が異なり、撚線導体110の真円形状の維持や、品質特性の均一化が困難となる恐れがあるという問題点がある。
【0008】
そこで、上記問題点を解消した撚線導体を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、本願発明は、少なくとも、最外層部と、該最外層部の径方向内側に設けた第1外層部を有し、
各層部は、複数の太径線と、該太径線より細い複数の中径線と、該中径線より細い複数の細径線で構成され、各層部を構成する太径線と中径線と細径線は、何れも同じ本数で構成され、
各層部において、周方向に太径線を離間して配設し、周方向において最も隣り合う太径線間に1本の中径線を配設し、この中径線の内側に、かつ、この中径線に隣接する太径線間に1本の細径線を、配設したことを特徴とするものである。
【0010】
また、前記第1外層部を構成する太径線は、前記最外層部を構成する太径線、若しくは、前記最外層部を構成する細径線と当接するように配設してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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