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公開番号2024070955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181609
出願日2022-11-14
発明の名称コイル線
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01F 5/06 20060101AFI20240517BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】絶縁被膜の絶縁性を維持可能なコイル線を提供すること。
【解決手段】本開示に係るコイル線1は、導線11と、導線11を被覆するチューブ状の絶縁被膜12とを備えるコイル線である。絶縁被膜12は、少なくとも一部が蛇腹状となっている。また、導線11と、絶縁被膜12との間には、間隙が存在する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
導線と、前記導線を被覆するチューブ状の絶縁被膜と、を備え、
前記絶縁被膜は、少なくとも一部が蛇腹状となっており、
前記導線と、前記絶縁被膜との間に間隙が存在する、
コイル線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、コイル線に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、ステータコイルに用いる線状部材、即ちコイル線が記載されている。特許文献１に記載のコイル線は、金属線の外周面に絶縁被膜が形成されている横断面矩形状の線状部材である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－３１７６３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載のコイル線のように、金属線の表面上に直接絶縁被膜が形成されているコイル線においては、湾曲部において絶縁被膜の一部が引き延ばされて膜厚が低下し、その結果として、絶縁被膜の絶縁性が低下するという課題があった。
【０００５】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、絶縁被膜の絶縁性を維持可能なコイル線を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係るコイル線は、
導線と、前記導線を被覆するチューブ状の絶縁被膜と、を備え、
前記絶縁被膜は、少なくとも一部が蛇腹状となっており、
前記導線と、前記絶縁被膜との間に間隙が存在する、
コイル線である。
【０００７】
このような構成によると、湾曲部においても絶縁被膜の引き延ばしが発生しないため、本開示に係るコイル線は、絶縁被膜の膜厚の減少を抑制できる。その結果として、本開示に係るコイル線は、絶縁被膜の絶縁性を維持できる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によって、絶縁被膜の絶縁性を維持可能なコイル線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１の実施形態に係るコイル線の構成を示す模式断面図である。
その他の実施形態に係るコイル線の構成を示す模式断面図である。
従来技術に係るコイル線の構成を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
（従来技術に係るコイル線）
まず始めに、従来技術に係るコイル線の構成と、本開示における課題の発生の経緯とについて、図面を参照しながら、詳細に説明する。図３は、従来技術に係るコイル線の構成を示す模式断面図である。より詳細には、湾曲した従来技術に係るコイル線を、コイル線の中心軸と平行な平面で切断した場合の模式断面図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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