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公開番号2024089232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204474
出願日2022-12-21
発明の名称運転支援装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60W 40/08 20120101AFI20240626BHJP(車両一般)
要約【課題】ポジティブ感情が継続する場合に感情変動を促すための介入を実行でき運転者にとって適切な運転状態を維持すること。
【解決手段】運転者が操作する移動体に設けられプロセッサを備える運転支援装置であって、プロセッサは運転者を移動体に設けられた撮像部および音声取得部の少なくとも一方によって監視し、運転者に対する監視に基づいて、運転者が移動体の運転に対して笑みの状態であるか否かを判定し、移動体の制御に対して笑みの状態である判定した場合に、移動体に設けられた瞬間的に発現する感情を検知可能な検知部によって運転者に対するセンシングを開始し、人間の感情を推定する感情推定学習モデルによって、検知部によるセンシングで取得した時系列の取得データにおける感情の推移を判定し、運転者において同一の感情が所定時間以上継続していると判定された場合、車両に対する制御を、運転者の感情を変化させる制御に切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
運転者による運転操作可能な移動体に設けられているとともにプロセッサを備える運転支援装置であって、
前記プロセッサは、
前記運転者を前記移動体に設けられた撮像部および音声取得部の少なくとも一方によって監視し、
前記運転者に対する監視の結果に基づいて、前記移動体の操作において前記運転者が笑みの状態であるか否かを判定し、
前記移動体の制御に対して笑みの状態である判定した場合に、前記移動体に設けられた瞬間的に発現する感情を検知可能な検知部によって前記運転者に対するセンシングを開始し、
人間の感情を推定する感情推定学習モデルによって、前記検知部によるセンシングによって取得した時系列の取得データにおける感情の推移を判定し、
前記運転者において同一の感情が所定時間以上継続していると判定された場合、車両に対する制御を、前記運転者の感情を変化させる制御に切り替える
運転支援装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
前記撮像部は前記移動体に搭乗している運転者を撮像可能に構成され、前記撮像部によって撮影された前記運転者の画像データと、前記音声取得部は前記運転者の音声を取得可能に構成され、前記音声取得部によって取得された前記運転者の音声データとの少なくとも一方に基づいて、前記運転者の笑みの状態および前記感情を判定する
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記運転者の感情として、ポジティブ感情を前記ポジティブ感情とは異なる他の感情に対して選択的に判定する
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記運転者における感情において、ポジティブ感情が所定時間以上継続した場合に前記運転者の感情の変化を促す変化処理を実行する
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項5】
前記変化処理は、前記移動体に対する運転特性の変更または外部に情報を報知可能な前記移動体に設けられた報知部からの報知である
請求項4に記載の運転支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、運転支援装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、運転者または同乗者の感情を推定し、推定結果に基づいて車両の走行を制御する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-136922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
運転者(ドライバ)が運転に集中する状態になると運転者の感情変化は乏しくなる。運転中は、怒り、焦りなどのネガティブな感情は運転の結果として発現されやすい一方、ポジティブ感情は発現しにくい。そのため、ポジティブ感情の検知は、ネガティブな感情(不快)の検知に埋没してしまう可能性があって困難になる。これにより、ポジティブ感情(快)の変化を車両制御にフィードバックすることが困難になるという問題が生じる。このことから、ポジティブ感情が継続する場合に、感情変動を促すための介入を実行することができ、運転者にとって適切な運転状態を維持できる技術が求められていた。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、ポジティブ感情が継続する場合に、感情変動を促すための介入を実行することができ、運転者にとって適切な運転状態を維持することができる運転支援装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る運転支援装置は、運転者による運転操作可能な移動体に設けられているとともにプロセッサを備える運転支援装置であって、前記プロセッサは、前記運転者を前記移動体に設けられた撮像部および音声取得部の少なくとも一方によって監視し、前記運転者に対する監視の結果に基づいて、前記移動体の操作において前記運転者が笑みの状態であるか否かを判定し、前記移動体の制御に対して笑みの状態である判定した場合に、前記移動体に設けられた瞬間的に発現する感情を検知可能な検知部によって前記運転者に対するセンシングを開始し、人間の感情を推定する感情推定学習モデルによって、前記検知部によるセンシングによって取得した時系列の取得データにおける感情の推移を判定し、前記運転者において同一の感情が所定時間以上継続していると判定された場合、車両に対する制御を、前記運転者の感情を変化させる制御に切り替える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ポジティブ感情が継続する場合に、感情変動を促すための介入を実行することができ、運転者にとって適切な運転状態を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態による運転支援システムを示すブロック図である。
図2は、一実施形態による運転支援システムにおける車両のドライバの優先順位を決定するフローを説明するための図である。
図3は、一実施形態による車両において実行される情報処理方法を説明するためのフローチャートである。
図4は、一実施形態による情報処理方法において、ポジティブ感情が発現しにくいことを示すグラフである。
図5は、図4に示すグラフに対応する撮像データ中に発現した感情および感情値の測定値の一例を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本開示は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
【0010】
本開示の一実施形態においては、道路を走行する移動体としての車両において、学習モデルを利用して車両に登場しているドライバの感情を推定する。学習モデルは訓練済みモデルとも学習済みモデルとも単にモデルとも言う。
(【0011】以降は省略されています)

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