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公開番号
2024087142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-01
出願番号
2022201769
出願日
2022-12-19
発明の名称
作業車両
出願人
井関農機株式会社
代理人
個人
主分類
B60W
20/20 20160101AFI20240624BHJP(車両一般)
要約
【課題】作業車両において内燃機関の燃料の消費や排気ガスの排出量を抑制すること。
【解決手段】車輪(3)を駆動する内燃機関(E)と、電力の供給時に車輪(3)を駆動する第1の電動機(124R,124L)と、駆動される車輪(3)の回転で発電する発電機(102)と、作業機(18)を駆動する第2の電動機(129)と、発電機(102)で発電された電力を蓄電可能な蓄電部(126)であって、作業機(18)の作動時に第2の電動機(129)に電力を供給すると共に、第1の電動機(124R,124L)で車輪(3)を駆動する場合に電力を供給する蓄電部(126)とを備えた作業車両。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車輪(3)を有する走行車体(1a)と、
燃料を燃焼させて前記車輪(3)を駆動する動力を生成する内燃機関(E)と、
電力の供給時に前記車輪(3)を駆動する動力を生成する第1の電動機(124R,124L)と、
駆動される車輪(3)の回転に基づいて発電可能な発電機(102)と、
前記走行車体(1a)に設けられて、圃場に対して作業を行う作業機(18)と、
前記作業機(18)を駆動する第2の電動機(129)と、
前記発電機(102)で発電された電力を蓄電可能な蓄電部(126)であって、前記作業機(18)の作動時に前記第2の電動機(129)に電力を供給すると共に、前記第1の電動機(124R,124L)で車輪(3)を駆動する場合に前記第1の電動機(124R,124L)に電力を供給する前記蓄電部(126)と、
を備えたことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
電力の供給時に前記車輪(3)を駆動する動力を生成する第3の電動機(102)として機能する前記発電機(102)と、
前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が予め定められた第1の閾値(Wa)に達する場合に、前記内燃機関(E)と前記第1の電動機(124R,124L)と前記第3の電動機(102)とで前記車輪(3)を駆動させる制御部(300)と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が前記第1の閾値(Wa)よりも小さい第2の閾値(Wb)に達する場合には、前記第3の電動機(102)と前記内燃機関(E)とで前記車輪(3)を駆動させ、前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が前記第2の閾値(Wb)よりも小さい第3の閾値(Wc)に達する場合には、前記第1の電動機(124R,124L)と前記内燃機関(E)とで前記車輪(3)を駆動させ、前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が前記第3の閾値(Wc)に達しない場合には、前記内燃機関(E)で前記車輪(3)を駆動させる前記制御部(300)、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が前記第2の閾値(Wb)に達しない場合には、前記発電機(102)において発電させて前記蓄電部(126)に蓄電させる前記制御部(300)、
を備えたことを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
【請求項5】
前記内燃機関(E)の回転数が予め定められた回転数に達する場合には、前記発電機(102)の発電負荷を増大させる
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項6】
圃場(402)を跨いで配置されて通電された架線(403)に接触して前記架線(403)と通電可能な通電部(401)と、
前記通電部(401)を介して前記架線(403)から蓄電可能な前記蓄電部(126)と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項7】
前記圃場(402)に設けられた複数の支柱(404)のいずれかに支持された前記架線(403)であって、前記作業車両の走行経路に応じて無人航空機(406)で前記架線(403)を支持する支柱(404)が変更された前記架線(403)から電力供給が可能である
ことを特徴とする請求項6に記載の作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、田植機やトラクタ等の作業車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
田植え機やトラクタ等の作業車両において、内燃機関(7)と発電電動モータ(12)を備えた、いわゆるハイブリッド車で構成された作業車両において、内燃機関の出力軸(7a)でロータリー式耕耘機(6)に動力を伝達する構成が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-186110号公報(「0018」)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の特許文献1記載の技術のように、走行輪と作業機をエンジンで駆動させる構成では、圃場の状態や作業内容によって、エンジンの負荷、出力が大きくなる。したがって、燃料の消費や排気ガスの排出量が多くなりやすく、環境に対する負荷が大きい問題がある。
【0005】
本発明は、従来の構成に比べて、作業車両において内燃機関(エンジン)の燃料の消費や排気ガスの排出量を抑制することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、車輪(3)を有する走行車体(1a)と、燃料を燃焼させて前記車輪(3)を駆動する動力を生成する内燃機関(E)と、電力の供給時に前記車輪(3)を駆動する動力を生成する第1の電動機(124R,124L)と、駆動される車輪(3)の回転に基づいて発電可能な発電機(102)と、前記走行車体(1a)に設けられて、圃場に対して作業を行う作業機(18)と、前記作業機(18)を駆動する第2の電動機(129)と、前記発電機(102)で発電された電力を蓄電可能な蓄電部(126)であって、前記作業機(18)の作動時に前記第2の電動機(129)に電力を供給すると共に、前記第1の電動機(124R,124L)で車輪(3)を駆動する場合に前記第1の電動機(124R,124L)に電力を供給する前記蓄電部(126)と、を備えたことを特徴とする作業車両である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、電力の供給時に前記車輪(3)を駆動する動力を生成する第3の電動機(102)として機能する前記発電機(102)と、前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が予め定められた第1の閾値(Wa)に達する場合に、前記内燃機関(E)と前記第1の電動機(124R,124L)と前記第3の電動機(102)とで前記車輪(3)を駆動させる制御部(300)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が前記第1の閾値(Wa)よりも小さい第2の閾値(Wb)に達する場合には、前記第3の電動機(102)と前記内燃機関(E)とで前記車輪(3)を駆動させ、前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が前記第2の閾値(Wb)よりも小さい第3の閾値(Wc)に達する場合には、前記第1の電動機(124R,124L)と前記内燃機関(E)とで前記車輪(3)を駆動させ、前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が前記第3の閾値(Wc)に達しない場合には、前記内燃機関(E)で前記車輪(3)を駆動させる前記制御部(300)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の作業車両である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記蓄電部(126)の蓄電量(W1)が前記第2の閾値(Wb)に達しない場合には、前記発電機(102)において発電させて前記蓄電部(126)に蓄電させる前記制御部(300)を備えたことを特徴とする請求項3に記載の作業車両である。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記内燃機関(E)の回転数が予め定められた回転数に達する場合には、前記発電機(102)の発電負荷を増大させることを特徴とする請求項1に記載の作業車両である。
(【0011】以降は省略されています)
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