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公開番号2024062521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170404
出願日2022-10-25
発明の名称表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60K 35/00 20240101AFI20240501BHJP(車両一般)
要約【課題】 商品性を高めることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 情報表示体10の可視領域を定める開口部21を有する覆い部材20と、情報表示体10と覆い部材20とを収容する空間部Sを有するケース部材30とを備え、ケース部材30が、可視領域を透視可能に構成された基部31aを有する第1ケース31と、第1ケース31と対をなしている第2ケース32とでなる表示装置において、第1ケース31は、基部31aの周縁部分から第2ケース32側に向けて延出する延出部31bを有し、空間部Sが、情報表示体10と覆い部材20と第2ケース32とで囲まれた空間領域S1と、空間領域S1を除いた残余空間領域S2とで仕切られるように、覆い部材20に張出部25を設け、残余空間領域S2には残余空間領域S2の気密を保持するための気密保持部材40が配設されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
情報表示体の可視領域を定める開口部を有する覆い部材と、
前記情報表示体と前記覆い部材とを収容する空間部を有するケース部材とを備え、
前記ケース部材が、前記可視領域を透視可能に構成された基部を有する第1ケースと、前記第1ケースと対をなしている第2ケースとでなる表示装置において、
前記第1ケースは、前記基部の周縁部分から前記第2ケース側に向けて延出する延出部を有し、
前記空間部が、前記情報表示体と前記覆い部材と前記第2ケースとで囲まれた空間領域と、前記空間領域を除いた残余空間領域とで仕切られるように、前記覆い部材に仕切部を設け、
前記残余空間領域には、前記残余空間領域の気密を保持するための気密保持部材が配設されていることを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記覆い部材は、前記延出部と対向する対向部を備え、
前記仕切部は、前記第2ケースの側部と重なり合うように前記対向部から外側に張り出す張出部として構成されることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記気密保持部材は、前記延出部と前記対向部と前記張出部とのうち、少なくとも前記延出部と前記張出部とに当接した状態で前記残余空間領域に配設されていることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記気密保持部材は、無端状のパッキンであることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか1つに記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動2輪車等の車両に搭載された表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、この種の表示装置にあっては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の表示装置は、自動2輪車等の車両に搭載された車両用計器であり、液晶表示パネル等からなる情報表示体と、情報表示体と導通接続される回路基板と、情報表示体と回路基板とを収容するケース部材とを備え、ケース部材が、情報表示体の前方側(表示面側)を覆う基部を有する第1ケースと、第1ケースと対をなしている第2ケースとで構成されたものである。
【0003】
第1、第2ケースはともに射出成型体からなる樹脂ケースであり、第1ケースは、上述の基部と、この基部の周縁部分から背後側に向けて垂下形成された段差形状の第1外郭部分とを有し、基部には、前記表示面に対応して設けられる透視部と、この透視部の周囲に延在する黒色の不可視部とが設けられる。第1外郭部分は、不可視部と同様に黒色で形成される。一方、第2ケースは、全体が黒色の樹脂ケースとなっており、回路基板の背後側を覆う底部と、この底部の周縁部分から屹立するように設けられる側部と、第1ケースの第1外郭部分の内側に沿うように設けられる第2外郭部分とで構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-80987号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した特許文献1に記載の表示装置において、第1ケースの第1外郭部分と第2ケースの第2外郭部分との間の隙間に防水パッキンを設けるとともに、情報表示体の可視領域を定める開口部を有する樹脂製の覆い部材を情報表示体と第1ケースの基部との間に別途、設けるような構成を採用した場合、情報表示体を覆うように情報表示体と基部との間に設けられる上述の覆い部材の周縁部分(平板状の張出部)を第2ケースの側部上に載置することが考えられる。
【0006】
しかしながら、覆い部材は、第1、第2ケースと同様に樹脂の射出成型体であることから、覆い部材や第2ケースの寸法公差によって、平板状の張出部と側部とが面接触せずに両者の間に微小なクリアランスが生じてしまう場合がある。すると、情報表示体と覆い部材と第2ケースとの間に形成される空間領域に存在する空気が前記微小なクリアランスを通って覆い部材と基部と情報表示体との間となる前記空間領域を除いた残余空間領域に侵入することで、第1ケース(前記表示面と対向する第1ケース後面)が曇るという事象が発生し、商品性の低下を招く虞がある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、商品性を高めることが可能な表示装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、情報表示体の可視領域を定める開口部を有する覆い部材と、前記情報表示体と前記覆い部材とを収容する空間部を有するケース部材とを備え、前記ケース部材が、前記可視領域を透視可能に構成された基部を有する第1ケースと、前記第1ケースと対をなしている第2ケースとでなる表示装置において、前記第1ケースは、前記基部の周縁部分から前記第2ケース側に向けて延出する延出部を有し、前記空間部が、前記情報表示体と前記覆い部材と前記第2ケースとで囲まれた空間領域と、前記空間領域を除いた残余空間領域とで仕切られるように、前記覆い部材に仕切部を設け、前記残余空間領域には、前記残余空間領域の気密を保持するための気密保持部材が配設されていることを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記覆い部材は、前記延出部と対向する対向部を備え、前記仕切部は、前記第2ケースの側部と重なり合うように前記対向部から外側に張り出す張出部として構成されることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記気密保持部材は、前記延出部と前記対向部と前記張出部とのうち、少なくとも前記延出部と前記張出部とに当接した状態で前記残余空間領域に配設されていることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記気密保持部材は、無端状のパッキンであることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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