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公開番号2024088359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203489
出願日2022-12-20
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類B60L 58/26 20190101AFI20240625BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリの温度上昇時に速やかに作業を再開可能な電動の作業車両を提供する。
【解決手段】走行車体1に装着する作業機4を備えた作業車両において、走行車体1の駆動輪3を駆動する走行用電動機30又は作業機4を駆動する作業機用電動機40を設け、これら電動機30,40に給電して蓄電するメインバッテリ50を設け、メインバッテリ50の温度を測定する温度センサ95を設け、制御部Cは温度センサ95による検出値Tが予め設定した第1設定温度t1以上になると、走行用電動機30に停止出力し、メインバッテリ50に対するバッテリ冷却装置90に運転出力する構成とした。
【選択図】 図16


特許請求の範囲【請求項1】
走行車体(1)に装着する作業機(4)を備えた作業車両において、走行車体(1)の駆動輪(3)を駆動する走行用電動機(30)又は作業機(4)を駆動する作業機用電動機(40)を設け、これら電動機(30,40)に給電して蓄電するメインバッテリ(50)を設け、メインバッテリ(50)の温度を測定する温度センサ(95)を設け、制御部(C)は温度センサ(95)による検出値(T)が予め設定した第1設定温度(t1)以上になると、走行用電動機(30)に停止出力し、メインバッテリ(50)に対するバッテリ冷却装置(90)に運転出力する構成としたことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
制御部(C)は第1設定温度(t1)よりも低い第2設定温度(t2)を記憶し、温度センサ(95)の検出値(T)が第1設定温度(t1)未満で第2設定温度(t2)以上の場合に、走行用電動機(30)及び作業機用電動機(40)に減速又は低速回転出力しバッテリ冷却装置(90)に運転出力する構成とした請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
バッテリ冷却装置(90)は冷却ファン(92,94)による空冷冷却装置(90b)とし、冷却ファン(92,94)には補助バッテリ(82)で給電する構成とした請求項1又は請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
第1設定温度(t1)を超えると警報出力するよう構成した請求項1に記載の作業車両。
【請求項5】
第2設定温度(t2)を超えると警報出力するよう構成した請求項2に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、公園等を走行させて園内の芝刈りを行う芝刈作業機のような作業車両に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
バッテリと電動モータを搭載し、蓄電したバッテリから給電されて作動する電動モータを作動させ、作業機または駆動輪を駆動する作業車両において、複数のバッテリパックと、それぞれのバッテリパックの温度を評価する温度評価部を備え、バッテリ温度が基準値よりも高いバッテリパックから、電気の流れを遮断可能なバッテリスイッチを切り状態にする作業車両が公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6727861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成によれば、温度評価部によるバッテリ温度の評価結果に基づいて、バッテリスイッチの入り切りを制御することができる。しかしながら、上記の構成では給電可能なバッテリのすべてが温度上昇してしまうと作業機および走行が停止してしまい作業できなくなっていた。
【0005】
本発明は、電動の作業車両において、バッテリの温度上昇時に速やかに作業を再開可能な作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、走行車体1に装着する作業機4を備えた作業車両において、走行車体1の駆動輪3を駆動する走行用電動機30又は作業機4を駆動する作業機用電動機40を設け、これら電動機30,40に給電して蓄電するメインバッテリ50を設け、メインバッテリ50の温度を測定する温度センサ95を設け、制御部Cは温度センサ95による検出値Tが予め設定した第1設定温度t1以上になると、走行用電動機30に停止出力し、メインバッテリ50に対するバッテリ冷却装置90に運転出力する構成とした。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、制御部Cは第1設定温度t1よりも低い第2設定温度t2を記憶し、温度センサ95の検出値Tが第1設定温度t1未満で第2設定温度t2以上の場合に、走行用電動機30及び作業機用電動機40に減速又は低速回転出力しバッテリ冷却装置90に運転出力する構成とした。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、バッテリ冷却装置90は冷却ファン92,94による空冷冷却装置90bとし、冷却ファン92,94には補助バッテリ82で給電する構成とした。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1設定温度t1を超えると警報出力するよう構成した。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、第2設定温度t2を超えると警報出力するよう構成した。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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