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公開番号
2024086449
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-27
出願番号
2022201580
出願日
2022-12-16
発明の名称
車両構造
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
9/042 20060101AFI20240620BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両のルーフの上面に搭載物を容易に載せることができる車両構造を提供する。
【解決手段】車両のルーフと、前記ルーフの上面に載せられる搭載物と、を備え、前記ルーフの上面は、前記車両の前後に沿って設けられた凹溝を有し、前記凹溝は、前記車両の上方および後方に開口しており、前記搭載物は、側壁部または下方に突出する凸部を有し、前記側壁部または前記凸部は、前記凹溝に嵌まり込む幅を有する、車両構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のルーフと、
前記ルーフの上面に載せられる搭載物と、を備え、
前記ルーフの上面は、前記車両の前後に沿って設けられた凹溝を有し、
前記凹溝は、前記車両の上方および後方に開口しており、
前記搭載物は、側壁部または下方に突出する凸部を有し、
前記側壁部または前記凸部は、前記凹溝に嵌まり込む幅を有する、
車両構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のルーフの上面に搭載物が載せられた車両構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車両のルーフの上方にボートを積み込む積載装置を開示している。積載装置は、一対のルーフキャリアと一対の連結杵と第一支持杵と第二支持杵とを備えている。各ルーフキャリアは、車幅に沿って延びている。両ルーフキャリアは、前後に間隔を空けて車両のルーフの上面に支持金具によって固定されている。各連結杵は、車両の前後に沿って延びている。両連結杵は、車幅に間隔を空けて両ルーフキャリアの上面に固定されている。第一支持杵は、車幅に沿って延びている。第一支持杵は、両連結杵の前端に接続されるとともにルーフの上面に固定されている。第二支持杵は、車幅に沿って延びている。第二支持杵は、両連結杵の後端に接続されるとともにルーフの上面に固定されている。ボートは、積載装置の上に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-33838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ルーフにボートを載せるために積載装置をルーフの上面に固定する作業が必要であり、ルーフにボートを載せる作業が煩雑になる。また、特許文献1では、積載装置を用いているため、部品点数が多い上に重量が重い。
【0005】
本発明の目的の一つは、車両のルーフの上面に搭載物を容易に載せることができる車両構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様に係る車両構造は、
車両のルーフと、
前記ルーフの上面に載せられる搭載物と、を備え、
前記ルーフの上面は、前記車両の前後に沿って設けられた凹溝を有し、
前記凹溝は、前記車両の上方および後方に開口しており、
前記搭載物は、側壁部または下方に突出する凸部を有し、
前記側壁部または前記凸部は、前記凹溝に嵌まり込む幅を有する。
【0007】
(2)上記(1)の車両構造において、
前記凹溝の後端部から上方に延びるように設けられたガイドを更に備えていてもよい。
【0008】
(3)上記(1)または上記(2)の車両構造において、
前記側壁部または前記凸部の前記凹溝の前後および上方に沿った移動を規制するように前記側壁部または前記凸部に取り付けられるブラケットを更に備えていてもよい。
【発明の効果】
【0009】
上記(1)の車両構造は、例えば凹溝の後方から凹溝の内部に側壁部または凸部を嵌め込んで搭載物を前方に押すことで搭載物をルーフの上面に載せることができる。つまり、凹溝を有するルーフ自体が搭載物を乗せるための積載装置の機能を兼ねている。そのため、上記(1)の車両構造は、上述した従来の積載装置を用いなくてもよい。上記(1)の車両構造は、上記積載装置を用いる場合に比較して、ルーフの上面に搭載物を載せる作業を簡略化できる。よって、上記(1)の車両構造は、ルーフの上面に搭載物を容易に載せることができる。その上、上記(1)の車両構造は、上記積載装置を用いる場合に比較して、部品点数を低減できる。部品点数を低減できる上記(1)の車両構造は、車両を軽量化できる。上記(1)の車両構造は、側壁部または凸部が凹溝に嵌まり込む幅を有するため、凹溝の内部にはまり込んだ側壁部または凸部が凹溝の内部でぐらつき難い。そのため、上記(1)の車両構造は、ルーフの上面に搭載物を安定して載せることができる。
【0010】
上記(2)の車両構造は、ガイドによって凹溝の後方から凹溝の内部に側壁部または凸部を嵌め込み易い。
(【0011】以降は省略されています)
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