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公開番号2024066370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022186051
出願日2022-11-01
発明の名称車内雨傘載置収納具
出願人個人
代理人
主分類B60R 7/04 20060101AFI20240508BHJP(車両一般)
要約【課題】車の運転者が濡れた雨傘を、衣服又は座席又はハンドルなどの車内装備物に一切触れずに、何処も濡らさないで、瞬時に簡単で安全確実にスムースに載置収納することを可能にした車内雨傘載置収納具を提供する。
【解決手段】車の運転席と助手席の間の空間に吊り下げて装着する袋状の収納部付き載置台部を備えた載置収納具本体であり、前記載置台部は、左右に鳥が翼を広げたような羽根部を設け、前記左右羽根部の前方側へ前記載置台部と併行状に延びた先端部位に帯状の腕部を設け、前記左右腕部は先端部位に、前記運転席と前記助手席の各背凭れに設置の枕の支棒に引っ掛けて仮固定する金具のフック部を設け、前記収納部は延長後広先狭形状で設け、前記載置台部は、裏面に前記載置台部のサイズ形状に合わせた後広先狭で前記載置収納具本体の傾斜姿勢を安定的に保持する細長板状の支骨部を複数均一に並べて設けたことを特徴とする車内雨傘載置収納具。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車の運転席と助手席の間の空間に吊下げて標準角度約40度の角度変更自在下方傾斜姿勢で装着する袋状の収納部付き載置台部を備えた載置収納具本体であり、
前記載置台部は、左右に鳥が翼を広げたような羽根部をそれぞれ設け、前記左右の羽根部のそれぞれ前方側へ前記載置台部と併行状に延びた部位の先端は前記収納部の開口部位付近に接合して前記収納部と一体状に設け、
前記左右の羽根部のそれぞれ横方側へ延びた先端部位に、帯状で伸縮自在の腕部をそれぞれ設け、
前記左右の腕部はそれぞれ先端部位に、前記運転席と前記助手席の各背凭れに設置の枕の支棒に引っ掛けて仮固定する金具のフック部をそれぞれ設け、
前記載置台部は、長さ約77cm(前記収納部約40cmを含む)で雨傘の柄を除く形状に合わせた後広先狭状の長方形であり、前記収納部も同様の延長後広先狭形状で設け、
前記載置台部は、裏面に前記載置台部のサイズ形状に合わせた後広先狭で前記載置収納具本体の傾斜姿勢を安定的に保持する細長板状の支骨部を複数均一に並べて設けたことを特徴とする車内雨傘載置収納具。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記収納部は、前記雨傘の石突と車内床面が当接する先端部位付近に、先端に前記フック部を備えた先当部を設けたことを特徴とする請求項1の車内雨傘載置収納具。
【請求項3】
前記左右の腕部はそれぞれ先部位に、先端に前記フック部を備えて表面に面ファスナーの接着部を備えた先腕部をそれぞれ設け、
前記左右の先腕部にそれぞれ重ね合わせて脱着自在に接合すると共に、前記左右の腕部をそれぞれ伸縮自在構成にする為の裏面に面ファスナーの接着部を備えた後腕部を、前記左右の腕部のそれぞれ後部位に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2の車内雨傘載置収納具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雨天日に車内へ運転者が濡れた雨傘を運転席に持ち込む際、座席やハンドルなどを濡らす事無く載置収納して保管する車内雨傘載置収納具に関するものである。
続きを表示(約 4,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、雨天日に車内へ運転者が濡れた雨傘を運転席に持ち込む際、ビニール収納袋に入れて助手席又は後部座席の空いたスペースに置いて保管していた。
尚、乗車する人が、雨天日に傘の収納を素早く行い、車内を濡れや汚れから守る為につくられた、車内雨傘収納具(特許文献1参照)と、自動車の車内にあって、多種多様な長さの傘を簡単に整理することができ、しかも車の走行中に乗車している者との接触時等にも安定性があって転倒しないストッパー付き伸縮自在軸を備えた車載用傘立て具(特許文献2参照)と、乗り物用で傘立て具を隅に取り付ける、傘を立てる装置の車両用傘立て具(実用新案文献3参照)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-112818号
特許3991238号
【実用新案文献3】
【】
実全昭57-084139号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の雨天日に車内へ運転者が濡れた雨傘を運転席に持ち込む際、ビニール収納袋に入れて助手席又は後部座席の空いたスペースに置いて保管していたが、ハンドルや操作物などが装備されている運転席はスペースが狭く、座席と天井の間の高さ約80cm(小型乗用車)の空間で長さ約85cm(一般的成人男性用)の濡れた雨傘を、衣服又は座席又はハンドルなどの車内装備物に一切触れず何処も濡らさずに、全く手間がかからず瞬時に簡単で安全確実にビニール収納袋又は車内傘立て具などに収納して保管することは不可能だった。
本発明は、以上の問題点を解決する為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
車の運転席と助手席の間の空間に吊り下げて標準角度約40度の角度変更自在下方傾斜姿勢で装着する袋状の収納部付き載置台部を備えた載置収納具本体であり、
前記載置台部は、左右に鳥が翼を広げたような羽根部をそれぞれ設け、前記左右の羽根部のそれぞれ前方側へ傾斜して前記載置台部と併行状に延びた部位の先端は前記収納部の開口部位付近に接合して前記収納部と一体状に設け、
前記左右の羽根部のそれぞれ横方側へ延びた先端部位に、帯状で伸縮自在の腕部をそれぞれ設け、
前記左右の腕部はそれぞれ先端部位に、前記運転席と前記助手席の各背凭れに設置の枕の支棒に引っ掛けて仮固定する金具のフック部をそれぞれ設け、
前記載置台部は、長さ約77cm(前記収納部約40cmを含む)で雨傘の柄を除く形状に合わせた後広先狭の長方形であり、前記収納部も同様の延長後広先狭形状で設け、
前記載置台部は、裏面に前記載置台部のサイズ形状に合わせた後広先狭で前記載置収納具本体の傾斜姿勢を安定的に保持する細長板状の支骨部を複数均一に並べて設ける。
以上の構成より成る車内雨傘載置収納具。
【発明の効果】
【0006】
従来不可能とされていた、雨天日に車内へ運転者が濡れた雨傘を持ち込む際、衣服又は座席又はハンドルなどの車内装備物に一切触れずに何処も濡らさないで、全く手間がかからず瞬時に簡単で安全確実に載置収納して保管することを、本発明が可能にした。
又、降車する際も、全く手間がかからず何一つ作業が必要ないので、雨天日に濡れた雨傘の扱いに困り憂鬱だったのが解消され、加えて車内の座席や床面が水滴で濡れるのが原因で発生していたカビを防いで衛生面でも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
本発明の使用状態を示す斜視図
【本発明を実施する為の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
最初に、本発明の車内雨傘載置収納具(1)は乗用車の車種と大小を問わずに装着して使用出来るが、本説明ではホンダフィット1500CCに装着想定して説明する。
請求項1
(イ)車の運転席(U)と助手席(J)の間の空間に吊り下げて標準角度約40度の角度変更自在下方傾斜姿勢で装着する袋状の収納部(4)付の載置台部(3)を備えた載置収納具本体(2)である。
(ロ)前記載置収納具本体(2)は、ビニール材又は防水加工繊維材などで設ける。
(ハ)前記載置台部(3)は、左右に鳥が翼を広げたような羽根部(7)をそれぞれ設け、前記左右の羽根部(7)のそれぞれ前方へ山の裾のように緩やかに傾斜して前記載置台部(3)と併行状に延びた部位の先端は前記収納部(4)の開口部位付近に接合して前記収納部(4)と一体状に設ける。
(ニ)前記左右の羽根部(7)のそれぞれ横方側へ両手を水平に広げて伸ばしたように延びた先端部位に、帯状で伸縮自在の腕部(5)をそれぞれ設ける。
(ホ)前記左右の腕部(5)はそれぞれ先端部位に、前記運転席(U)と前記助手席(J)の各背凭れ(S)に設置の枕(M)の丸棒状の支棒(G)に引っ掛けて仮固定する金具のフック部(6)をそれぞれ設ける。
尚、前記フック部(6)は、2本ある前記各支棒(G)の前記各フック部(6)側の前記支棒(G)1本に、それぞれ引っ掛ける。
(ヘ)前記載置台部(3)は、長さ約77cm(前記収納部(4)の長さ約40cmを含む全長)で雨傘(A)の柄(E)を除いた全体の形状の概ね後(手前側)広で先部位の石突に向かって狭くなる先狭構成に合わせた前記後広先狭状の長方形状で設ける。
(ト)前記収納部(4)は、前記載置台部(3)の後広先狭形状の延長状で同様の後広先狭形状で設ける。
(チ)前記載置台部(3)は、裏面に前記載置台部(3)裏面のサイズと前記後広先狭形状に合わせた構成の細長い平板状の前記載置収納具本体(2)の傾斜姿勢(約40度)を安定的に保持する支骨部(8)を複数均一に並べて設ける。
(リ)前記支骨部(8)は、木材又はプラスチック材などで前記載置台部(3)の裏面に接着剤又はネジなどで接着して設ける。
請求項2
(ヌ)前記収納部(4)は、前記雨傘(A)の石突と車内の床面(T)が当接する先端部位付近に、破けて破損するのを防ぐゴム材又はプラスチック材などで先当部(9)を設ける。
(ル)前記先当部(9)の先端部位に、前記載置収納具本体(2)を壁や柱などに吊り下げて乾燥又は保管する際の金具の前記フック部(6)を設ける。
請求項3
(ヲ)前記左右の腕部(5)はそれぞれ先部位に、先端に前記フック部(6)を備えて表面に長さ約7cm・幅約2.5cmの面ファスナーの接着部(5b)を備えた先腕部(5a)をそれぞれ設ける。
(ワ)前記左右の先腕部(5a)に重ね合わせて脱着自在に接合すると共に、前記左右の腕部(5)をそれぞれ伸縮自在構成にする前記サイズと同一の面ファスナーの接着部(5b)を裏面に備えた後腕部(5c)を、前記左右の腕部(5)の後部位にそれぞれ設ける。
尚、前記左右の先腕部(5a)と前記左右の後腕部(5c)を重ね合わせて接合する時に、接合するそれぞれの接着部(5b)の位置を前後変えて前記左右の腕部(5)の長さを調節することで、吊り下げる一体状の前記載置収納具本体(2)の傾斜姿勢角度が必然的に調節出来る。
本発明は以上のような構造である。
本発明の車内雨傘載置収納具(1)を使用する時は、まず車の運転席(U)と助手席(J)の間の空間に載置収納具本体(2)を挟むようにして、先当部(9)を後部座席(K)の下床面(T)に当接させ、左右の腕部をそれぞれ前記運転席(U)と前記助手席(J)のそれぞれの背凭れ(S)の頂上を這わせるようにして載置し、前記左右の腕部(5)の先端に備えたフック部(6)を、前記運転席(U)の前記背凭れ(S)に設置の枕(M)の支棒(G)と前記助手席(J)の前記背凭れ(S)に設置の枕(M)の支棒(G)にそれぞれ引っ掛けて前記左右の腕部(5)をそれぞれ仮固定する。
前記のように前記左右の腕部(5)が仮固定されてそれぞれ長さが確定すれば、必然的に一体で吊り下げ状の前記載置収納具本体(2)は標準約40度の傾斜姿勢角度になり、前記車内雨傘載置収納具(1)の装着が完了する。
高齢者や女性でも、容易で手間がかからず簡単安全に1分足らずで装着出来る。
雨天日で雨に濡れた雨傘(A)を運転者が車に持ち込む際、最初に前記雨傘(A)を2・3回閉開して付着している雨水を振り落とした後、前記運転席(U)のドアを開けて、手で柄(E)を握った前記雨傘(A)の石突を前記助手席(J)方向へ向けて、前記運転席(U)又はハンドルなどに触れないように差し入れ、運転者は乗車しながら同時に、前記雨傘(A)の前記石突を含む先部位を前記載置収納具本体(2)の載置台部(3)に載置させて、そのまま前記雨傘(A)を滑らせるようにして収納部(4)内に収める。
前記載置収納具本体(2)の左右にある羽根部(7)が、前記運転席(U)と前記助手席(J)のそれぞれの側面部位や背面部位、加えて前記後部座席(T)と前記床面(T)などの車内のどの部分も雨水で濡れるのを防ぎ、カビの発生などを防止して車内環境を衛生的に保持する。
又、車の走行中においても、前記雨傘(A)は約40度の傾斜姿勢で前記載置台部(3)に載置して先部位約40cmが前記収納部(4)内に収納された安定姿勢で保管されているので、走行中の振動は勿論、例え急ブレーキを踏んだとしても、前記雨傘(A)が前記載置収納具本体(2)から飛び出て落下する心配が無く、運転者は安心して運転に集中できる。
そして、前記車内雨傘載置収納具(1)は軽量で巻き丸めて小さく出来るので、高齢者や女性でも片手で容易に持ち運べると共に、車のトランク内や車内の空いたスペースに置いて保管しても場所を取らない。
更に、前記車内雨傘載置収納具(1)は装着した時に、運転者の運転や操作などの妨げに一切ならず、邪魔にもならないので、梅雨時期以外でも常に装着した状態でも何ら不都合は無く、前記車内雨傘載置収納具(1)の外装を、色彩や図柄模様のデザインで綺麗に彩れば車内の装飾になり、車内を快適な空間にすることが出来る。
尚、前記車内雨傘載置収納具(1)は、雨傘(A)を2本(一般的成人男性用)余裕で載置収納出来るので、前記助手席(J)に同乗する者が自身の前記雨傘(A)を、前記運転者と同じ動作で前記車内雨傘載置収納具(1)に載置収納して保管が出来る。
此れまで、雨天日が憂鬱だった車の運転者や同乗者が、ストレスなくドライブを安全で楽しく快適にすることに役立つ。
【符号の説明】
【0009】
1車内雨傘載置収納具、2載置収納具本体、3載置台部、4収納部、5腕部、5a先腕部、5b接着部、5c後腕部、6フック部、7羽根部、8支骨部、9先当部、A雨傘、E柄、U運転席、J助手席、K後部挫席、S背凭れ、M枕、G支棒、T床面、

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