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公開番号2024089349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204649
出願日2022-12-21
発明の名称電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 53/22 20190101AFI20240626BHJP(車両一般)
要約【課題】車載充電装置を用いてバッテリが充電されるときに、当該車載充電装置の収容部のフードが開放されても、当該バッテリの充電を安全に継続可能にする。
【解決手段】本開示の電動車両は、バッテリと、外部電源からの電力を用いてバッテリを充電するための車載充電装置と、車載充電装置に冷媒を供給して車載充電装置を冷却する冷却装置と、冷媒を冷却するためのファンと、車載充電装置およびファンを収容する収容部と、車載充電装置およびファンを覆うように収容部に開閉自在に設けられるフードと、バッテリが外部電源からの電力により充電され、かつフードが開放されているときに、ファンを停止させると共に、フードが閉鎖されているときに比べて車載充電装置からバッテリに供給される電力を低下させる制御装置とを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリと、外部電源からの電力を用いて前記バッテリを充電するための車載充電装置と、前記車載充電装置に冷媒を供給して前記車載充電装置を冷却する冷却装置と、前記冷媒を冷却するためのファンとを含む電動車両において、
前記車載充電装置および前記ファンを収容する収容部と、
前記車載充電装置および前記ファンを覆うように前記収容部に開閉自在に設けられるフードと、
前記バッテリが前記外部電源からの電力により充電され、かつ前記フードが開放されているときに、前記ファンを停止させると共に、前記フードが閉鎖されているときに比べて前記車載充電装置から前記バッテリに供給される電力を低下させる制御装置と、
を備える電動車両。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
バッテリと、外部電源からの電力を用いて前記バッテリを充電するための車載充電装置と、前記車載充電装置に冷媒を供給して前記車載充電装置を冷却する冷却装置と、前記冷媒を冷却するためのファンとを含む電動車両において、
前記車載充電装置および前記ファンを収容する収容部と、
前記車載充電装置および前記ファンを覆うように前記収容部に開閉自在に設けられるフードと、
前記バッテリが前記外部電源からの電力により充電され、かつ前記フードが開放されているときに、前記ファンを停止させると共に、前記冷媒の温度が所定温度以上であることを条件に前記冷却装置から前記車載充電装置に供給される前記冷媒の流量を前記フードが閉鎖されているときに比べて増加させる制御装置と、
を備える電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バッテリと、外部電源からの電力を用いてバッテリを充電するための車載充電装置とを含む電動車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、家庭用電源に接続される車載充電器または車外の急速充電器を用いて充電可能な高電圧バッテリと、当該高電圧バッテリから電力の供給を受けるインバータとを含む電気自動車が知られている(例えば、特許文献1参照)。この電気自動車では、車載充電器または急速充電器を用いた高電圧バッテリの充電中にインバータを収納する収納部を覆うフードの開放が検出されたときに、高電圧バッテリからインバータへの電力供給が停止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-78662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の電気自動車のように、フードの開操作に応じてインバータへの電力供給が停止されると、高電圧バッテリの充電が停止されることになり、当該高電圧バッテリのSOCを十分に確保することが困難になる。
【0005】
そこで、本開示は、車載充電装置を用いてバッテリが充電されるときに、当該車載充電装置の収容部のフードが開放されても、当該バッテリの充電を安全に継続可能にすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動車両は、バッテリと、外部電源からの電力を用いて前記バッテリを充電するための車載充電装置と、前記車載充電装置に冷媒を供給して前記車載充電装置を冷却する冷却装置と、前記冷媒を冷却するためのファンとを含む電動車両において、前記車載充電装置および前記ファンを収容する収容部と、前記車載充電装置および前記ファンを覆うように前記収容部に開閉自在に設けられるフードと、前記バッテリが前記外部電源からの電力により充電され、かつ前記フードが開放されているときに、前記ファンを停止させると共に、前記フードが閉鎖されているときに比べて前記車載充電装置から前記バッテリに供給される電力を低下させる制御装置とを含むものである。
【0007】
本開示の電動車両では、外部電源からの電力を用いてバッテリを充電するための車載充電装置と、車載充電装置から熱を奪った冷媒を冷却するためのファンとが収容部内に収容される。更に、バッテリが外部電源からの電力により充電され、かつフードが開放されているときには、ファンが停止されると共に、フードが閉鎖されているときに比べて車載充電装置からバッテリに供給される電力が低下させられる。これにより、ファンを停止させることでフードが開放された状態での安全性を確保すると共に、車載充電装置からバッテリに供給される電力を低下させてファンの停止に伴う車載充電装置の昇温を抑制することができる。この結果、車載充電装置を用いてバッテリが充電されるときに、当該車載充電装置の収容部のフードが開放されても、当該バッテリの充電を安全に継続することが可能になる。
【0008】
本開示の他の電動車両は、バッテリと、外部電源からの電力を用いて前記バッテリを充電するための車載充電装置と、前記車載充電装置に冷媒を供給して前記車載充電装置を冷却する冷却装置と、前記冷媒を冷却するためのファンとを含む電動車両において、前記車載充電装置および前記ファンを収容する収容部と、前記車載充電装置および前記ファンを覆うように前記収容部に開閉自在に設けられるフードと、前記バッテリが前記外部電源からの電力により充電され、かつ前記フードが開放されているときに、前記ファンを停止させると共に、前記冷媒の温度が所定温度以上であることを条件に前記冷却装置から前記車載充電装置に供給される前記冷媒の流量を前記フードが閉鎖されているときに比べて増加させる制御装置とを含むものである。
【0009】
本開示の他の電動車両では、外部電源からの電力を用いてバッテリを充電するための車載充電装置と、車載充電装置から熱を奪った冷媒を冷却するファンとが収容部内に収容される。また、バッテリが外部電源からの電力により充電され、かつフードが開放されているときに、ファンが停止される。更に、バッテリが外部電源からの電力により充電され、かつフードが開放されているときには、冷媒の温度が所定温度以上であることを条件に冷却装置から車載充電装置に供給される冷媒の流量がフードが閉鎖されているときに比べて増加させられる。これにより、ファンを停止させることでフードが開放された状態での安全性を確保すると共に、冷却装置から車載充電装置に供給される冷媒の流量を増加させてファンの停止に伴う車載充電装置の昇温を抑制することができる。この結果、車載充電装置を用いてバッテリが充電されるときに、当該車載充電装置の収容部のフードが開放されても、当該バッテリの充電を安全に継続することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の電動車両を示す概略構成図である。
図1の電動車両の制御ブロック図である。
図1の電動車両の車載充電装置を用いてバッテリを充電するときに実行されるルーチンの一例を示すフローチャートである。
図1の電動車両の車載充電装置を用いてバッテリを充電するときに実行されるルーチンの他の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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