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公開番号2024089224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204460
出願日2022-12-21
発明の名称サーバ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240626BHJP(計算;計数)
要約【課題】NFTにより証明される対象物に関する権限から対象物の価値の上昇に起因して派生的権限が発生する場合に、派生的権限の管理に要する人的労力を低減する。
【解決手段】ワイン505に関する第1権限は、第1非代替性トークン(NFT100)により証明される。サーバ30は、通信装置310と、処理装置315とを備える。通信装置310は、ワイン505の価値を求めるために用いられる価値関連情報を取得する。処理装置315は、価値を示す指標値を、価値関連情報を用いて求める。処理装置315は、ワイン505に関する第2権限がワイン505の価値の上昇に起因して第1権限から派生するための第1条件が成立するか否かを指標値に従って判定し、第1非代替性トークンに関連付けられるとともに第2権限を証明する第2非代替性トークンを発行するための処理を、第1条件の成立をトリガとして実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象物に関する権限を管理するサーバであって、
前記対象物に関する第1権限は、分散型台帳技術を用いて発行済の第1非代替性トークンにより証明され、
前記対象物の価値を求めるために用いられる価値関連情報を取得する取得装置と、
前記価値を示す指標値を、前記価値関連情報を用いて求める処理装置とを備え、
前記処理装置は、
前記対象物に関する第2権限が前記価値の上昇に起因して前記第1権限から派生するための第1条件が成立するか否かを前記指標値に従って判定し、
前記第1非代替性トークンに関連付けられるとともに前記第2権限を証明する第2非代替性トークンを発行するための処理を、前記第1条件の成立をトリガとして実行する、サーバ。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記価値関連情報は、前記対象物の物性を測定するセンサの測定値を含む、請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記指標値は、時間とともに上昇し、
前記第1条件は、前記第1非代替性トークンの保有者が前記第1非代替性トークンを保有する期間の長さがしきい値を超過することを含む、請求項1に記載のサーバ。
【請求項4】
前記第1非代替性トークンは、前記第1権限を証明する権限情報を含み、
前記第1権限は、前記対象物を共有する共有権限、または、前記対象物を共有することなく前記対象物の少なくとも一部を専有する専有権限であり、
前記第1条件の成立後の対象期間中、前記第1権限は、前記共有権限であり、
前記処理装置は、
前記共有権限から前記専有権限に前記第1権限を変化させるための第2条件が、前記対象期間中の前記価値の上昇に起因して成立するか否かを前記指標値に従って判定し、
前記第1権限が前記共有権限から前記専有権限に変化するように前記権限情報を書き換えるための処理を、前記第2条件の成立をトリガとして実行する、請求項1に記載のサーバ。
【請求項5】
前記対象物は、前記第2条件の成立前の前記対象期間中に第1容器において収容されるアルコール飲料であり、
前記第2条件の成立後、前記アルコール飲料は、各々が前記第1容器よりも小さい容量を有する複数の第2容器に小分けされ、
前記第2権限は、前記対象期間において前記アルコール飲料を試飲する試飲権限と、前記対象期間において前記アルコール飲料の前記価値を評価するコミュニティに参加する参加権限との少なくとも1つを含み、
前記専有権限は、前記複数の第2容器のうちの一の容器において収容されたアルコール飲料を専有する権限を含む、請求項4に記載のサーバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-34652号公報(特許文献1)は、情報処理システムを開示する。このシステムは、対象物を利用するための権限を管理する。そのような権限に関する情報は、ブロックチェーン上で発行されるトークンを用いて管理され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-34652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブロックチェーン技術などの分散型台帳技術を用いて発行(mint)されるトークンの一例として非代替性トークン(NFT:Non-Fungible Token)が注目されている。NFTを改ざんすることは極めて困難である。NFTは、対象物に紐づけられて、対象物に関する権限(例えば、対象物を所有する権限)を証明する証明書として用いられ得る。
【0005】
対象物の価値は、上昇することがある。この場合、対象物に関する権限から当該対象物に関する別の権限が派生し得る。そのような派生的権限は、派生元の権限(主権限)とは異なるため、主権限とは別個に管理されることが好ましい。しかしながら、派生的権限を管理すること(例えば、派生的権限が誰に帰属するか、派生的権限の派生元の主権限が何であるか、および、派生的権限をいつ発生させるのかを管理すること)は、多くの人的労力を要する可能性がある。
【0006】
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、NFTにより証明される対象物に関する権限から対象物の価値の上昇に起因して派生的権限が発生する場合に、派生的権限の管理に要する人的労力を低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のサーバは、対象物に関する権限を管理する。対象物に関する第1権限は、分散型台帳技術を用いて発行済の第1非代替性トークンにより証明される。サーバは、取得装置と、処理装置とを備える。取得装置は、対象物の価値を求めるために用いられる価値関連情報を取得する。処理装置は、価値を示す指標値を、価値関連情報を用いて求める。処理装置は、対象物に関する第2権限が価値の上昇に起因して第1権限から派生するための第1条件が成立するか否かを指標値に従って判定し、第1非代替性トークンに関連付けられるとともに第2権限を証明する第2非代替性トークンを発行するための処理を、第1条件の成立をトリガとして実行する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、NFTにより証明される対象物に関する権限から対象物の価値の上昇に起因して派生的権限が発生する場合に、派生的権限の管理に要する人的労力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に従う情報処理システムの構成を例示する図である。
サブNFTのデータ構造を例示する図である。
管理データベース(DB:database)のデータ構造を模式的に示す図である。
実施の形態におけるサブNFTの発行タイミングおよびNFTの更新タイミングを指標値の時間的な変化に関連して説明する図である。
サブNFTの発行に関する処理を例示するフローチャートである。
変形例1におけるサブNFTの発行タイミングおよびメインNFTの更新タイミングを指標値の時間的な変化に関連して説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明を繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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