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公開番号2024129379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038549
出願日2023-03-13
発明の名称検証装置
出願人株式会社野村総合研究所
代理人個人
主分類G06V 30/418 20220101AFI20240919BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数種類のウェブブラウザの表示内容を示す複数の画像の同一性検証を支援する技術を提供する。
【解決手段】検証装置14は、比較すべき期待画像20と検証画像22とを取得する。検証装置14は、期待画像20と検証画像22それぞれの文字表示領域を検出する。検証装置14は、期待画像20と検証画像22それぞれの文字表示領域に表示された文字を認識する。検証装置14は、文字表示領域の位置の同一性と、文字表示領域に表示された文字の同一性とに基づいて、期待画像20と検証画像22とが一致するか否かを判定する。検証装置14は、期待画像20と検証画像22とが一致するか否かに関する検証結果24を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
比較すべき第1画像と第2画像とを取得する画像取得部と、
前記第1画像と前記第2画像それぞれの文字表示領域を検出する文字検出部と、
前記第1画像と前記第2画像それぞれの文字表示領域に表示された文字を認識する文字認識部と、
前記文字表示領域の位置の同一性と、前記文字表示領域に表示された文字の同一性とに基づいて、前記第1画像と前記第2画像とが一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を出力する出力部と、
を備える検証装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記第1画像の文字表示領域の位置と、前記第2画像の文字表示領域の位置とのずれが予め定められた許容範囲内である場合、前記第1画像の文字表示領域の位置と、前記第2画像の文字表示領域の位置とが同一であると判定する、
請求項1に記載の検証装置。
【請求項3】
縦方向の許容範囲は、横方向の許容範囲より大きく定められる、
請求項2に記載の検証装置。
【請求項4】
前記出力部は、前記判定結果を示す画像として、位置と文字の少なくとも一方が前記第1画像の文字表示領域と異なる前記第2画像の文字表示領域を、位置と文字の両方が前記第1画像の文字表示領域と同一である前記第2画像の文字表示領域と異なる態様で示す画像を出力する、
請求項1から3のいずれかに記載の検証装置。
【請求項5】
対応領域特定部をさらに備え、
前記第1画像と前記第2画像のそれぞれは、1つ以上の文字表示領域を含み、
前記対応領域特定部は、前記第1画像の各文字表示領域の位置および特徴点の情報と、前記第2画像の各文字表示領域の位置および特徴点の情報とに基づいて、前記第1画像の各文字表示領域と前記第2画像の各文字表示領域との対応関係を特定し、
前記判定部は、対応する前記第1画像の文字表示領域と前記第2画像の文字表示領域との間での位置の同一性と文字の同一性とに基づいて、前記第1画像と前記第2画像とが一致するか否かを判定する、
請求項1から3のいずれかに記載の検証装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はデータ処理技術に関し、特に検証装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ウェブアプリケーションの要件として、複数種類のウェブブラウザへの対応が求められることが増加している。これまで、複数種類のウェブブラウザ間で表示内容の同一性を検証する場合、画像の左上から右下に向かって画素値を1つ1つ比較して、画素値の差分を得ることが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-22238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数種類のウェブブラウザ間では、各ブラウザの仕様の違いによる表示のずれが恒常的に発生する。そのため、特許文献1のように画素単位で同一性を検証する方法では、複数種類のウェブブラウザ間での表示内容が常に不一致となる。そのため、複数種類のウェブブラウザの表示内容を示す複数の画像の同一性を検証する場合、画素単位で同一性を検証する方法は適切でない。
【0005】
本開示の技術はこうした課題に鑑みてなされたものであり、1つの目的は、複数種類のウェブブラウザの表示内容を示す複数の画像の同一性検証を支援する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の検証装置は、比較すべき第1画像と第2画像とを取得する画像取得部と、第1画像と第2画像それぞれの文字表示領域を検出する文字検出部と、第1画像と第2画像それぞれの文字表示領域に表示された文字を認識する文字認識部と、文字表示領域の位置の同一性と、文字表示領域に表示された文字の同一性とに基づいて、第1画像と第2画像とが一致するか否かを判定する判定部と、判定部による判定結果を出力する出力部とを備える。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現をシステム、方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の技術によれば、複数種類のウェブブラウザの表示内容を示す複数の画像の同一性検証を支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例のテスト検証支援システムの構成を示す図である。
期待画像の例を示す図である。
検証画像の例を示す図である。
図1の検証装置の機能ブロックを示すブロック図である。
テスト検証支援システムの動作を示すフローチャートである。
第1比較画像の例を示す図である。
第2比較画像の例を示す図である。
第2比較画像の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施例の検証支援システムでは、比較すべき第1画像と第2画像のそれぞれに含まれる文字表示領域と、文字表示領域に表示された文字(文字列を含む)とを認識し、各画像で認識された文字表示領域と文字とに基づいて、第1画像と第2画像とが一致するか否かを判定する。これにより、複数のウェブブラウザ間での仕様の違いに基づく表示のずれ(変位量とも言える)を吸収し、複数のウェブブラウザ間での表示内容の同一性検証を支援できる。
(【0011】以降は省略されています)

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