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公開番号2025037760
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144886
出願日2023-09-06
発明の名称営農支援システム及び方法
出願人株式会社セラク
代理人個人
主分類G06Q 50/02 20240101AFI20250311BHJP(計算;計数)
要約【課題】農協側での集出荷段階で農作物の規格を設定あるいは変更する必要が生じた場合でも、トレーサビリティに支障を来たさず、効率よく規格を設定あるいは変更することのできる営農支援システム及び方法を提供すること。
【解決手段】 荷物の梱包単位に割り付けられた個体識別情報を表示する第1のラベルを貼付する位置と、等階級を含む規格情報を表示する第2のラベルを貼付する位置が表示された、農作物を収納するための梱包材と、撮像手段によって取得された映像から第1のラベルおよび第2のラベルを検出して、映像中のラベルの位置を表すラベル位置情報を取得するラベル検出手段と、ラベル位置情報に基づいて、荷物ごとに、その荷物に貼付された第1のラベルの前記個体識別情報と第2のラベルの前記規格情報とのペアリングを行うラベル関連付け手段と、を備える。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
荷物の梱包単位に割り付けられた個体識別情報を表示する第1のラベルを貼付する位置と、等階級を含む規格情報を表示する第2のラベルを貼付する位置が表示された、農作物を収納するための梱包材と、
前記第1のラベル及び前記第2のラベルが貼付された一又は二以上の荷物の映像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段によって取得された映像から第1のラベルおよび第2のラベルを検出して、前記映像中のラベルの位置を表すラベル位置情報を取得するラベル検出手段と、
前記ラベル位置情報に基づいて、荷物ごとに、その荷物に貼付された第1のラベルの前記個体識別情報と第2のラベルの前記規格情報とのペアリングを行うラベル関連付け手段と、
荷物ごとにペアリングの完了した前記個体識別情報と前記規格情報とを表示する商品情報表示手段と、
を備えたことを特徴とする営農支援システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ラベル検出手段は、検出したラベルについて当該ラベルを検出したことを示す識別枠を前記映像中に表示することを特徴とする請求項1に記載の営農支援システム。
【請求項3】
前記ラベル関連付け手段は、ペアリングの完了した第1のラベルおよび第2のラベルについてペアリングが完了したことを示す識別枠を前記映像中に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の営農支援システム。
【請求項4】
前記ラベル位置情報は、多角形のエリア情報を有し、前記梱包材に表示される前記第1のラベルを貼付する位置および前記第2のラベルを貼付する位置は、前記多角形の所定の一辺の長さ情報に基づいて定められた間隔を有しており、
前記ラベル関連付け手段は、第1のラベルのラベル位置情報と、第2のラベルのラベル位置情報と、前記長さ情報とに基づいて、第1のラベルの前記個体識別情報と第2のラベルの前記規格情報とのペアリングを行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の営農支援システム。
【請求項5】
前記第1のラベルは、前記第2のラベルとの位置関係を示す情報が印字されており、前記ラベル関連付け手段は、当該位置関係を示す情報に基づいて、前記多角形の所定の一辺を選択することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の営農支援システム。
【請求項6】
荷物の梱包単位に割り付けられた個体識別情報を表示する第1のラベルを貼付する位置と、等階級を含む規格情報を表示する第2のラベルを貼付する位置が表示された、農作物を収納するための梱包材を用いて農作物の集出荷を支援する営農支援方法であって、
農作物を梱包した荷物に当該荷物の個体識別情報を表示する第1のラベルを貼付する段階と、
前記荷物に当該荷物の等階級を含む規格情報を表示する第2のラベルを貼付する段階と、
撮像手段によって前記荷物の映像を取得する段階と、を含み、
さらに、コンピュータを用いて、
前記撮像手段によって取得された前記映像から前記第1のラベルおよび前記第2のラベルを検出して、前記映像中のラベルの位置を表すラベル位置情報を取得する段階と、
前記ラベル位置情報に基づいて、荷物ごとに、その荷物に貼付された前記第1のラベルの前記個体識別情報と前記第2のラベルの前記規格情報とのペアリングを行う段階と、
荷物ごとにペアリングの完了した前記個体識別情報と前記規格情報とを表示する段階と、を含むことを特徴とする営農支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、青果物などの農産物の販売を支援する営農支援システム及び方法に係り、特に農産物の集出荷時の規格情報(等級・階級などの品質情報)の管理をミスなく、効率よく行うことのできる営農支援システム及び方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、農産物の集出荷作業では、各生産者は、等級・階級ごとに梱包された荷物の数量を数え、仕向先ごとに販売品出荷伝票を記入して、農業協同組合(以下、「農協」という。)へ運送している。農協の職員は、運び込まれた荷物と販売品出荷伝票に記載された数量が、等級・階級ごとに一致するかを確認した後、各生産者からの農産物の数量を合計して、販売先毎に伝票を作成して出荷している。
【0003】
上記の作業は、人間系で行われるため、数量の数え間違えや書き間違えなどのミスが発生し、その確認作業や修正作業が煩雑になるという問題が生じていた。
この問題を解決するため、従来から農産物の集出荷作業時のミスやトラブルを減らし、作業の効率化を図るシステムが提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1では、青果物の発注時や状況変化が生じるごとに管理番号を生成し、発注内容に対応する管理番号を結び付けて管理することにより、複数の生産地から調達する必要がある青果物などの商品の発注または入荷の管理を、商品内容の変動に対応して柔軟かつ統一的に行う技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、農産物についての物流センターから複数の生産元への発注処理を特定する主管理番号とその複数の生産元を特定する副管理番号とを用いて、発注処理の発注内容を主管理番号及び副管理番号ごとに特定可能にする技術が開示されている。
【0006】
特許文献1,2には、梱包(荷物)単位ごとに商品を特定するバーコードや商品名、等級、サイズ、発注先、入荷日、入荷元などが印刷されたラベルを用いることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-141226公報
特開2003-141225公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、農作物の規格(等級・階級)の決定や販売方法にはいくつかの形態がある。例えば、農作物の規格を農家側で決定すると共に農家が自ら販売する形態(個選個販)、農作物の規格を農家側で決定し、農協経由で販売する形態(個選共販)、農作物の規格を最終的に農協側で決定し、農協経由で販売する形態(共選共販)である。
【0009】
このうち、生産者である農家が出荷前に規格を決定できる場合、すなわち個選個販および個選共販の形態では、特許文献1,2に記載された技術で運用が可能であるが、規格の決定を農協側で行う場合、すなわち共選共販形態では、事前に個体識別番号に規格情報を盛り込むことができない。勿論、共選共販形態においても、一旦農家が梱包ごとに規格を決定し、農家の決定した規格を個体識別番号に紐付けたラベルを発行して荷物に貼付して農協に搬入することもできる。しかし、農家の判定した農作物の規格と、農協の判定した規格が異なる場合は、判定の異なる荷物について農協側で変更後の規格と個体識別番号を紐付けたラベルを発券しなおす必要があり手間がかかる。
【0010】
他の方法として、農家では規格情報を含まないラベルを発券して荷物に貼付し、農協側で規格情報が印字されたラベルを発券してその荷物に貼付することも考えられる。しかしながら、この方法では個体識別情報と規格情報とがリンクしていないので、トレーサビリティの点で問題になる。
(【0011】以降は省略されています)

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