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公開番号2025033425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023139137
出願日2023-08-29
発明の名称情報処理装置
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類G06K 19/07 20060101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のリクエストに対する処理を効率的に実行する技術を提供する。
【解決手段】リクエスト受信部1801は、外部装置から、コマンドリクエストに対する処理結果であるレスポンスを要求するリードリクエストを受信する。レスポンス送信部1803は更に、リクエスト受信部1801がリードリクエストを受信した場合、リードリクエストに含まれる識別情報に対応するレスポンス領域から読み出されたレスポンスを送信する。領域管理部1806は、コマンドリクエストに対して割り当てたレスポンス領域からレスポンスが読み出された場合、レスポンスが読み出されてからの経過時間が一定期間経過するまでレスポンスの読み出しを可能な状態にレスポンス領域を維持する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部装置から、処理要求であるコマンドリクエストを受信するリクエスト受信部と、
前記リクエスト受信部が前記コマンドリクエストを受信した場合、記録領域を分割した複数のレスポンス領域であって、かつ前記コマンドリクエストに対するレスポンスを保存するための複数のレスポンス領域のうちのいずれかを、受信した前記コマンドリクエスト毎に割り当てる領域管理部と、
前記リクエスト受信部が受信した前記コマンドリクエストに対して、前記領域管理部が割り当てた前記レスポンス領域の識別情報を含むアクノリッジを生成するリクエスト処理部と、
前記リクエスト処理部において生成した前記アクノリッジを送信するレスポンス送信部と、
前記リクエスト受信部が受信した前記コマンドリクエストに含まれるコマンドを処理するコマンド処理部とを備え、
前記リクエスト処理部は更に、前記コマンド処理部がコマンドを処理した際にコマンド処理部の処理結果をもとにレスポンスを生成して、生成したレスポンスを、前記領域管理部が割り当てた前記レスポンス領域に保存し、
前記リクエスト受信部は、前記外部装置から、前記コマンドリクエストに対する処理結果である前記レスポンスを要求するリードリクエストを受信し、
前記レスポンス送信部は更に、前記リクエスト受信部が前記リードリクエストを受信した場合、前記リードリクエストに含まれる前記識別情報に対応する前記レスポンス領域から読み出された前記レスポンスを送信し、
前記領域管理部は、前記コマンドリクエストに対して割り当てた前記レスポンス領域から前記レスポンスが読み出された場合、前記レスポンスが読み出されてからの経過時間が一定期間経過するまで前記レスポンスの読み出しを可能な状態に前記レスポンス領域を維持する、
情報処理装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記領域管理部は、前記レスポンス領域を、新たなコマンドリクエストに対して割り当て可能な領域である割り当て可能領域と、前記コマンドリクエストに対して割り当てた割り当て済み領域と、前記割り当て済み領域から前記レスポンスが読み出されてからの経過時間が一定期間経過していない割り当て解除領域とに分類し、
前記領域管理部は、前記割り当て解除領域からの前記レスポンスの読み出しを可能な状態に維持するとともに、前記割り当て解除領域から前記レスポンスが読み出されてからの経過時間が一定期間経過した後に、前記割り当て解除領域を前記割り当て可能領域に移行させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記領域管理部は、前記コマンドリクエストを新たに取得したとき、前記割り当て可能領域が存在する場合、取得した前記コマンドリクエストに対して前記割り当て可能領域を割り当て、割り当て可能領域が存在しない場合、取得した前記コマンドリクエストに対し前記割り当て解除領域を割り当てる、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記一定期間を第2の所定期間と呼ぶ場合、前記第2の所定期間よりも長い第1の所定期間が定義され、
前記領域管理部は、前記コマンドリクエストに対して前記割り当て可能領域を前記割り当て済み領域に移行させてから第1の所定時間内に前記レスポンスの読み出しがない場合、前記割り当て済み領域を前記割り当て可能領域に移行させる、
請求項2または3に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理技術に関し、特にリクエストに対する処理の結果をレスポンスとして送信する情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
NFC(Near Field Communication)リーダーとNFCタグの通信規格の1つであるISO/IEC14443-4では、NFCリーダーがNFCタグを検出するまでのプロトコルが規定されている。また、NFCタグ検出後のファイル選択、ファイル読み書きには、主にファイル通信規格のISO/IEC7816-3、ISO/IEC7816-4で規定されている通信フォーマットが使用される。ISO/IEC7816-3、ISO/IEC7816-4では、ファイルを選択するコマンド、選択したファイルからデータを読み出すコマンド、選択したファイルにデータを書き込むコマンド、主にこれら3つのコマンドを使用してファイルへアクセスする。書き込みコマンドでデータをファイルに書き込み、ファイルに書き込んだデータを読み出すことが主な目的となる。ファイルに書き込んだデータを読み出したい場合、データを書き込んだファイルからデータを読み出しする。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
ISO/IEC14443-4
ISO/IEC7816-3
ISO/IEC7816-4
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ISO/IEC7816-4では、データを書き込んだファイルと異なるファイルから、データを読み出しするような使い方は想定していない。一方、複数のリクエストに対する処理を効率的に実行するために、データを書き込んだファイルと異なるファイルから、データを読み出しすることが求められる。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、リクエストに対する処理の結果をレスポンスとして送信する情報処理装置において、複数のリクエストに対する処理を効率的に実行する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の情報処理装置は、外部装置から、処理要求であるコマンドリクエストを受信するリクエスト受信部と、リクエスト受信部がコマンドリクエストを受信した場合、記録領域を分割した複数のレスポンス領域であって、かつコマンドリクエストに対するレスポンスを保存するための複数のレスポンス領域のうちのいずれかを、受信したコマンドリクエスト毎に割り当てる領域管理部と、リクエスト受信部が受信したコマンドリクエストに対して、領域管理部が割り当てたレスポンス領域の識別情報を含むアクノリッジを生成するリクエスト処理部と、リクエスト処理部において生成したアクノリッジを送信するレスポンス送信部と、リクエスト受信部が受信したコマンドリクエストに含まれるコマンドを処理するコマンド処理部とを備える。リクエスト処理部は更に、コマンド処理部がコマンドを処理した際にコマンド処理部の処理結果をもとにレスポンスを生成して、生成したレスポンスを、領域管理部が割り当てたレスポンス領域に保存し、リクエスト受信部は、外部装置から、コマンドリクエストに対する処理結果であるレスポンスを要求するリードリクエストを受信し、レスポンス送信部は更に、リクエスト受信部がリードリクエストを受信した場合、リードリクエストに含まれる識別情報に対応するレスポンス領域から読み出されたレスポンスを送信し、領域管理部は、コマンドリクエストに対して割り当てたレスポンス領域からレスポンスが読み出された場合、レスポンスが読み出されてからの経過時間が一定期間経過するまでレスポンスの読み出しを可能な状態にレスポンス領域を維持する。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、リクエストに対する処理の結果をレスポンスとして送信する情報処理装置において、複数のリクエストに対する処理を効率的に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施例に係る通信システムの構成を示す図である。
図1のCE機器の構成を示す図である。
図2の記録領域のデータ構造を示す図である。
図1の通信システムによる通信手順を示すシーケンス図である。
図2のCE機器において受信されるリクエストヘッダの構成を示す図である。
図2のCE機器において受信されるコマンドリクエストデータの構成を示す図である。
図6のフラグの構成を示す図である。
図2のCE機器から送信されるアクノリッジの構成を示す図である。
図2の領域管理部において管理されるレスポンス領域情報を示す図である。
図2の領域管理部において管理されるレスポンス領域の状態遷移図である。
図2のタイマー管理部において生成されるタイムアウト情報の構成を示す図である。
図2の領域管理部によるレスポンス領域の割当て手順を示すフローチャートである。
図2の管理領域部において管理されるレスポンス領域に含まれるレスポンス情報を示す図である。
図2のCE機器において受信されるリードリクエストデータの構成を示す図である。
図2のCE機器から送信されるレスポンスの構成を示す図である。
図2のCE機器によるコマンドリクエストの受信手順を示すフローチャートである。
図2のCE機器によるリードリクエストの受信手順を示すフローチャートである。
図1の通信システムによるタイマーの作成、更新、修正の発生手順を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本実施例を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本実施例は、NFCリーダー機器とCE機器とを含む通信システムに関する。CE機器は、例えばNFCタグ等の記録装置である。CE機器は、NFCリーダー機器からの読み出し要求に対して保持している情報を提供し、書き込み要求に対して保持している情報を書き換える機能を提供するだけである。そのため、NFCリーダー機器はマスター機器に相当し、CE機器はスレーブ機器に相当する。スレーブ機器として使用する場合、マスター機器から送信されたリクエストに対してレスポンスを返す必要がある。スレーブ機器はマスター機器からのリクエストに対して、リクエストを受けつけたことを示すアクノリッジを返す。リクエストの処理結果であるレスポンスの取得は、リクエストの処理が終了したことを示すレスポンスを取得できるまでマスター機器が割り当てられたレスポンス領域をポーリングすることによってなされる。CE機器を情報処理装置ともいう。
(【0011】以降は省略されています)

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