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公開番号
2024131040
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041061
出願日
2023-03-15
発明の名称
情報処理装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
9/54 20060101AFI20240920BHJP(計算;計数)
要約
【課題】1対多のプロセス間通信におけるデータ保証を低負荷で行う。
【解決手段】不揮発性記憶装置120と、プロセス間伝達情報を不揮発性記憶装置120に保存する第1プロセス101と、保存されたプロセス間伝達情報を取得する第2プロセス102及び第3プロセス104と、第2プロセス102及び第3プロセス104に対応して、夫々プロセス間伝達情報が保存された旨を通知する第2プロセス用通知手段103及び第3プロセス用通知手段105と、第2プロセス102及び第3プロセス104のプロセス間伝達情報の読込進度を記憶する読込進度記憶手段と、を備え、第1プロセスは、読込進度を参照して伝達するプロセス間伝達情報を準備して、第2プロセス用通知手段103及び第3プロセス用通知手段105を用いて通知し、第2プロセス102及び第3プロセス104は夫々プロセス間伝達情報を取得して、読込進度を更新する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
不揮発性記憶装置と、
入力情報を用いて、入力情報に対応するプロセス間伝達情報を生成して、不揮発性記憶装置に保存する第1プロセスと、
不揮発性記憶装置に保存されたプロセス間伝達情報を取得して、出力情報を生成する第2プロセスと、
不揮発性記憶装置に保存されたプロセス間伝達情報を取得して、出力情報を生成する第3プロセスと、
前記第2プロセスに、プロセス間伝達情報が保存された旨を通知する第2プロセス用通知手段と、
前記第3プロセスに、プロセス間伝達情報が保存された旨を通知する第3プロセス用通知手段と、
前記第2プロセス及び前記第3プロセスの夫々における、前記不揮発性記憶装置の前記プロセス間伝達情報の読込進度を記憶する読込進度記憶手段と、を備え、
第1プロセスは、前記読込進度記憶手段に記憶された読込進度を参照して、前記第2プロセス及び前記第3プロセスに伝達するプロセス間伝達情報を準備し、第2プロセス用通知手段を用いて、プロセス間伝達情報が保存された旨を第2プロセスに通知し、第3プロセス用通知手段を用いて、プロセス間伝達情報が保存された旨を第3プロセスに通知し、
第2プロセスは、第1プロセスによる第2プロセス用通知手段を用いた通知の後、不揮発性記憶装置から前記準備されたプロセス間伝達情報を取得し、取得したプロセス間伝達情報を用いて出力情報を生成するとともに、前記読込進度記憶手段に読込進度の情報を更新し、
第3プロセスは、第1プロセスによる第3プロセス用通知手段を用いた通知の後、不揮発性記憶装置から前記準備されたプロセス間伝達情報を取得し、取得したプロセス間伝達情報を用いて出力情報を生成するとともに、前記読込進度記憶手段に読込進度の情報を更新する、
情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一対のプロセスの間のデータの受け渡しに関する種々の技術が提案されている。このような技術の一例として、特許文献1では、ファイルやファイルキュー等を用いた通信により、同一デバイス上でプロセスの間のデータ交換を行う演算システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-177378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1が開示する演算システムでは、入力情報に基づいてファイルやファイルキュー等のプロセス間伝達情報を生成して揮発性記憶装置に保存した場合において、演算システムを実装する装置への電力供給が途絶えると、プロセス間伝達情報が消失してしまう。そのため、既に保存されたプロセス間伝達情報を用いて出力情報を生成することができないという問題があった。
【0005】
この問題に対応して、システム内のプロセス間通信において、突発的なサーバーダウンなどによるプロセス間通信の通信内容に対応する、実ファイル及びセマフォを利用したメッセージデータ保証技術(ディスクキュー)による1対1でのプロセス間通信手法がある。しかしながら、この方法は、プロセス間通信が1対1であることが前提であり、高いリアルタイム性が求められる生産指示システムにおいては1対多のプロセス間通信が必要な場面がある。
【0006】
ここで、1つのサーバにおいて1つの書込プロセスと、複数の読込プロセスと、を有する構造とした場合、プロセス間通信が1対1であることを前提とすると、読込プロセスごとに、ファイル群とセマフォからなるディスクキューを構える構成となる。この場合、書込プロセス側は、各読込プロセスへの書込みを行う必要があることから、書込み処理が増加し、サーバ内での処理の遅延に繋がるとともに、外部からのサーバへのアクセスにおける応答遅延に繋がる場合がある。さらに、1つの書込みに対して、各読込プロセス分だけ、各ディスクキュー内で、それぞれ同じ内容のメッセージのファイル化するためサーバのディスクリソースを圧迫するという問題もある。したがって、1対多のプロセス間通信におけるデータ保証を、負荷を低下させた状態で行いたいという要望があった。
【0007】
本開示は、1対多のプロセス間通信におけるデータ保証を、負荷を低下させた状態で行う情報処理装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示にかかる情報処理装置は、不揮発性記憶装置と、入力情報を用いて、入力情報に対応するプロセス間伝達情報を生成して、不揮発性記憶装置に保存する第1プロセスと、不揮発性記憶装置に保存されたプロセス間伝達情報を取得して、出力情報を生成する第2プロセスと、不揮発性記憶装置に保存されたプロセス間伝達情報を取得して、出力情報を生成する第3プロセスと、前記第2プロセスに、プロセス間伝達情報が保存された旨を通知する第2プロセス用通知手段と、前記第3プロセスに、プロセス間伝達情報が保存された旨を通知する第3プロセス用通知手段と、前記第2プロセス及び前記第3プロセスの夫々における、前記不揮発性記憶装置の前記プロセス間伝達情報の読込進度を記憶する読込進度記憶手段と、を備え、第1プロセスは、前記読込進度記憶手段に記憶された読込進度を参照して、前記第2プロセス及び前記第3プロセスに伝達するプロセス間伝達情報を準備し、第2プロセス用通知手段を用いて、プロセス間伝達情報が保存された旨を第2プロセスに通知し、第3プロセス用通知手段を用いて、プロセス間伝達情報が保存された旨を第3プロセスに通知し、第2プロセスは、第1プロセスによる第2プロセス用通知手段を用いた通知の後、不揮発性記憶装置から前記準備されたプロセス間伝達情報を取得し、取得したプロセス間伝達情報を用いて出力情報を生成するとともに、前記読込進度記憶手段に読込進度の情報を更新し、第3プロセスは、第1プロセスによる第3プロセス用通知手段を用いた通知の後、不揮発性記憶装置から前記準備されたプロセス間伝達情報を取得し、取得したプロセス間伝達情報を用いて出力情報を生成するとともに、前記読込進度記憶手段に読込進度の情報を更新する。
これにより、読込側プロセスごとにセマフォを有する構造とすることでシステムダウン時でもシステム間通信を成立させられるとともに、書込側プロセスは、マルチディスクキュー上において複数の読込側プロセスで読込可能なファイルに書き込むことで、同内容による複数のファイルへの書込みを回避することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示よれば、1対多のプロセス間通信におけるデータ保証を、負荷を低下させた状態で行う情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
生産管理システムの構成を示すブロック図である。
情報処理装置の構成を示すブロック図である。
書込みプロセス及び読込プロセスの動作フローを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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