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公開番号2023167642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-24
出願番号2022078968
出願日2022-05-12
発明の名称ナット
出願人個人
代理人個人,個人
主分類F16B 37/10 20060101AFI20231116BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ボルトやナットを回転させることなく、ボルトを押し込む方向及び引き抜く方向の両方向にボルトを移動させた際に、ナットセグメントの内径が拡大するナットを提供すること。
【解決手段】中空筒状の保持手段の内部に周方向に所定間隔を有して設けられた複数個の隔壁及びこれらの隔壁によりそれぞれ仕切り状に形成されたナットセグメント収納部を複数個有し、ナットセグメント収納部が上下方向に対向するように配置された1対のナット本体と、隔壁の側壁部にそれぞれ半径方向に形成されたガイド部と、ガイド部に係合する被ガイド部を有し、かつ複数個のナットセグメント収納部に前記ガイド部に沿って摺動可能にそれぞれ収納された複数個のナットセグメントと、複数個のナットセグメントが同調して半径方向へ移動するように接続する接続手段と、複数個のナットセグメントをそれぞれ離間する方向へ付勢する付勢手段とを備え、ガイド部はボルトのネジ山の角度と略同一の角度となるように傾斜するナット。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
中空筒状の保持手段の内部に周方向に所定間隔を有して設けられた複数個の隔壁及びこれらの隔壁によりそれぞれ仕切り状に形成されたナットセグメント収納部を複数個有し、前記ナットセグメント収納部が上下方向に対向するように配置された1対のナット本体と、前記隔壁の側壁部にそれぞれ半径方向に形成されたガイド部と、前記ガイド部に係合する被ガイド部を有し、かつ前記複数個のナットセグメント収納部に前記ガイド部に沿って摺動可能にそれぞれ収納された複数個のナットセグメントと、前記複数個のナットセグメントが同調して半径方向へ移動するように接続する接続手段と、前記複数個のナットセグメントをそれぞれ離間する方向へ付勢する付勢手段とを備え、前記ガイド部はボルトのネジ山の角度と略同一の角度となるように傾斜するナット。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記ナットセグメントを半径方向へ移動させることができるナットセグメント移動手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のナット。
【請求項3】
前記ナットセグメント移動手段は、前記ナットセグメントの外周部に形成された略コ字状の係合片と、前記係合片の内部に係合する傾斜面状の押圧部を有するくさび片を備え、前記くさび片の押圧部が前記係合片に入り込むように変位可能に設けられたキャップ部材とで構成されることを特徴とする請求項2に記載のナット。
【請求項4】
前記ナットセグメント収納部の他端部側に形成された平坦面には、前記ナットセグメントの内側に形成されたメネジがボルトのオネジと連続的に螺合する段差が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のナット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は複数個のナットセグメントを備えるナットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ボルトを押し込んで締め付け可能なナットとしては、「ナットセグメント収納部を複数個有するナット本体と、該ナット本体のナットセグメント収納部にそれぞれ収納された複数個のナットセグメントと、該ナットセグメントの上方に設けられ、ナットセグメントをナット本体の底面方向へ付勢する付勢手段と、前記ナットセグメント及び付勢手段を前記ナット本体内部に保持する保持手段とからなるナットにおいて、前記ナットセグメント収納部の底面には、前記ナットセグメントの内側に形成されたネジ部が連続するような段差が形成されており、また、前記ナットセグメント収納部は、隔壁で区切られ、該隔壁にガイド部が形成されているとともに、前記ナットセグメントには、前記ガイド部に挿入され、ナットセグメントを直線方向にのみ摺動させる被ガイド部が設けられ、前記ガイド部は、前記ナットセグメント収納部の傾斜面と略同じ角度の傾斜角度を有する線状の溝であり、前記被ガイド部は、前記ガイド部と略同じ角度の傾斜を有する突片であることを特徴とするナット」(特許文献1)が知られている。
【0003】
しかしながら、このナットはボルトを押し込む際にはナットセグメントの内径が拡大し、ボルトやナットを回転させることなくボルトを押し込むことができるものの、ボルトを引き抜く方向に動かす場合には、ナットセグメントが摺動しないため、ボルトやナットを回転させて螺合状態を解除する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6931703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、ナットに対するボルトの脱着性の向上を図るために、ボルトやナットを回転させることなく、ボルトを押し込む方向及び引き抜く方向の両方向にボルトを移動させた際に、ナットセグメントの内径が拡大するナットを提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のナットは、中空筒状の保持手段の内部に周方向に所定間隔を有して設けられた複数個の隔壁及びこれらの隔壁によりそれぞれ仕切り状に形成されたナットセグメント収納部を複数個有し、前記ナットセグメント収納部が上下方向に対向するように配置された1対のナット本体と、前記隔壁の側壁部にそれぞれ半径方向に形成されたガイド部と、前記ガイド部に係合する被ガイド部を有し、かつ前記複数個のナットセグメント収納部に前記ガイド部に沿って摺動可能にそれぞれ収納された複数個のナットセグメントと、前記複数個のナットセグメントが同調して半径方向へ移動するように接続する接続手段と、前記複数個のナットセグメントをそれぞれ離間する方向へ付勢する付勢手段とを備え、前記ガイド部はボルトのネジ山の角度と略同一の角度となるように傾斜することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載のナットは、前記ナットセグメントを半径方向へ移動させることができるナットセグメント移動手段を更に備えることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載のナットの前記ナットセグメント移動手段は、前記ナットセグメントの外周部に形成された略コ字状の係合片と、前記係合片の内部に係合する傾斜面状の押圧部を有するくさび片を備え、前記くさび片の押圧部が前記係合片に入り込むように変位可能に設けられたキャップ部材とで構成されることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載のナットのナットセグメント収納部の他端部側に形成された平坦面には、ナットセグメントの内側に形成されたメネジがボルトのオネジと連続的に螺合する段差が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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